乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第二部 第一章・西野七瀬の場合
6.雌犬堕ち
 ぐったりとした七瀬の身体は、マットの上に放り出された。
 何回もイカされたせいで疲労困憊、目は虚ろ、全身は汗だくだった。
 そんな七瀬を尻目に、男たちが、何やら、じゃんけんを始めている。
「よしっ!俺からだ!」
 という声も聞こえたし、
「くそっ!ツイてねぇ!」
 という声も聞こえた。
 その間も、七瀬はぐったりとマットに身を沈めたままだった。
 もう力が入らない。
 この先、自分がどうなるかも分からなかった。
「起きろ」
 ふいに声をかけられ、言われるがまま起き上がると、じゃんけんに勝利した男が、裸で仁王立ちになっていた。
 その後ろで、じゃんけんに負けた男は不本意そうにビデオを回している。
 男の隆起した男性器が逞しい。
 ぼんやりとしていた七瀬の目が、みるみる輝く。
(す、すごい…大きい…)
「どうだ?欲しいだろ?」
 と男が聞くと、七瀬は恥ずかしそうにしながらも、黙って頷いた。
「舐めろ」
 男の指示を七瀬は素直に聞き入れ、男の足元にひざまづき、その男根へ舌を伸ばす。
 チロチロと動かす舌、そして咥え込む唇。
 舐めながら上目遣いで見てくる目がたまらない。
「どこに欲しいんだ?」
 と聞くと、七瀬は顔を赤らめながら、
「え、あっ…えっと…ア、アソコに…」
「アソコ…?はっきり言えよ」
「マ、マンコ…です…」
「そうか、マンコに欲しいか」
 男は、その言葉を言わせて満足そうに、
「欲しけりゃ、自分で濡らしておけ。ほら、もっと舐めろ」
 と言って、さらに腰を突き出した。
 再び、舌を這わせる七瀬。
 そして、言われた通り、空いた手で自らの秘部を弄る。
「んっ…あっ、やんっ…」
 まだ少し湿りの残っていた花弁は再び潤いを取り戻し、次第にクチュ、クチュと卑猥な音を立てる。
「よし、横になれ」
 男は、七瀬を仰向けに寝かせると、その上に覆い被さり、唇を合わせた。
 もはや抵抗する様子もなく、自らも舌を出して絡める七瀬。
 男が胸に手を這わすと、口づけを続けながら、七瀬の身体がビクッと反応する。
「小さいくせに感じやすいんだな」
 と男が言うと、七瀬は恥ずかしそうに男の胸にしがみつき、顔を埋めて、
「小さいって言わんといて…」
 と、か細い声で言った。
 その愛らしい仕草で思わず火がついてしまった男は、興奮のあまり、指や舌での前戯を飛ばして、七瀬の足をM字に開くと、そのまま挿入した。
「んっ…あぁぁっ!」
 七瀬の身体が硬直し、湿った生温かい秘肉が絡みついてくる。
 前後運動を始めると、その動きに合わせて、七瀬が、
「んっ、あっ…す、すごい…気持ちいいっ…やっ!んんっ!」
 と甘い声を漏らす。
「上になれよ」
 男は七瀬の身体を抱き上げると、そのまま自分が後ろに倒れていった。
 起き上がり、男に股がる格好になった七瀬は、顔を背けながら、ぎこちなく腰を上下に動かしては、
「んっ…あんっ…はぁっ…」
 と、目を閉じたまま、吐息を漏らしている。
 目を閉じてるのを見て、ふいに男が悪戯心で下から突き上げると、その瞬間、
「んあっ!やぁっ…!」
 と声を上げる。
 その反応が楽しくて、男は何回も隙を見ては下から突き上げた。
 そのうちに、もう一人、男がマットに上がってきて、
「こっちも舐めろ」
 と、黒光りする肉棒を、七瀬の口元に突き出す。
 七瀬は、男に跨がったまま、その肉棒をジュポッ、ジュポッと咥え、同時に腰をくねくねとくねらせた。
「んぐっ…ぐっ…ぐうっ!…んぐっ…」
 たまに下からの突き上げが入った時だけ、こもる声が大きくなる。
 下の男が、
「よし、四つん這いになってケツを突き出すんだ」
 と命じると、七瀬は、肉棒を離さずに咥えたまま、体勢を四つん這いにした。
 フェラを続けながら、まるで誘っているかのように、そのスリムな尻を艶かしく左右に振っている。
 男は改めて背後から自分のイチモツを七瀬の秘部へあてがったが、あえて挿入はせず、しばらくそのまま立ち尽くした。
 すると、七瀬は、ふいに自ら腰を下げてきて、そのまま淫穴で肉棒を飲み込んでしまった。
「んんんっ!んっ!んっ、んっ!」
 自分から腰を擦りつけ、打ちつけてきてはセルフピストンで快感を貪る七瀬。
 ここまでくると、もはやただの従順な雌犬だ。
 フェラをされてる男の方が、
「あぁ…出る!…出るっ!」
 と呻き、引き抜いて、七瀬の口元めがけて発射した。
 口の周りに飛んだ精液をいとおしそうに舌で舐めとり、亀頭にチュッと口づけをして、お掃除フェラまでする七瀬。
 それが済んだのを見計らって、男は、次は自分からバックで激しく突き始めた。
「んんっ!あっ!すごい…激しい…!奥まで来る…!あんっ!気持ちいい…!」
 男のマシンガンのような腰の動きに、思わず前に倒れ込んだ七瀬。
 再び正常位に戻り、ラストスパートをかける男。
 七瀬の生え揃った陰毛が自身の陰毛に絡まるのも気にせず、その美しい裸体を突き上げる。
「あぁっ…イクぞ!出すぞ!」
「んっ、あっ…ナナもイクっ…!ちょうだい!熱いザーメンちょうだい…んあぁぁっ!」
 ビクビクと震えながら丸まる七瀬の身体。
 男も、引き抜くと同時に発射し、七瀬の黒々とした陰毛の茂みに白のアクセントをつけた。
「ハァ…ハァ…」
 痙攣しながら、性交の余韻に浸る七瀬。
 狩りを終えた男たちは、そんな獲物の成れの果ての姿を満足そうに見つめていた。

 そして翌日。
 七瀬は、一身上の都合で捜査官の職を退いた。

 元捜査官、西野七瀬のセックス…その一部始終を写したビデオは、今、地下で何十万という値がついて取引されているという…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2019/12/18(水) 20:53 )