乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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★第三部と第四部の間の短篇集★
伊藤理々杏のその後… (中元ひめクリニック ダブル責め編)
「ああぁっ!イ、イクぅっ…!」
 …またイッた。
 依然として続く理々杏の自慰による絶叫と痙攣。
 もはや何回目かも分からない想像射精だ。
 少し席を外して部屋に戻ってきた日芽香は、
「あーあー、まだやってたの?とんでもない絶倫ね」
 と肩をすくめた。
 そして、その日芽香の肩に手を回すのは、受付にいた若い男。
 ただならぬ関係の二人は、抱擁を続けながら、
「見てよ、この娘。すごくない?」
「また妙な催眠をかけたのか。悪いヤツだな」
 男は、日芽香のおでこを指でついて、
「それで、どうすればいいんだい?」
「まぁ、見てて」
 と日芽香は言って、まだ狂ったように疑似男根を扱く理々杏に、再び、手足が鉛のように重くなる催眠をかけた。
 すると途端に、疑似男根を掴んでいた手がだらんと滑り落ち、椅子の上でM字開脚していた脚も地についた。
「うぅっ…くっ…!」
 センズリを中断させられ、不服そうな表情を見せる理々杏。
 その目の前で、日芽香は、見せつけるように男と濃厚なキスをした。

 ズッ、チュッ…ジュル、ジュル…

 唾液を交換する卑猥な音が響く。
 男の手が日芽香の白衣に潜り込み、パンパンに張った胸を揉みしだくと、
「んっ…!んっ…!」
 と口づけを続けながら声を上げる日芽香。
 そのまま雪崩れ込むように部屋の隅の長椅子に倒れ込み、
「ねぇ、もっと…!」
 と、おねだりをして、行為が始まっていく。
「くっ…!ちょ、ちょっと…!」
 外野の理々杏からの抗議の声を無視して、胸を揉まれて悶える日芽香。
 男は慣れた手つきで乳首を探し当て、転がした。
「んはぁっ…!そ、それ好きぃ…!」
 悦びの声を上げる日芽香の姿をただ見せつけられる理々杏。
 たっぷりと胸を愛撫してもらった日芽香は、お返しとばかりに男のパンツを下ろし、中から現れたそそり立ったイチモツに舌を這わせ、そして咥える。

 ジュポ、ジュポ…ジュポ、ジュポ…

 粘っこいストロークの濃厚なフェラ。
 それを目の前で見せられ、いとおしそうな顔をする理々杏。
(そ、それ…!そのフェラ、ボクのオチンチンにも…!)
 鉛の重さで動かない手足を諦め、くねくねと腰だけを揺する理々杏だが、日芽香はチラッと見ただけで目もくれず、男のモノをしゃぶるのみ。
(こ、こっち…!こっちも見て…!)
 うらめしそうな目で、愛し合う二人を睨む。
 どうにかして、もう一度、こちらに興味を引かせようと艶かしい腰つきで必死に誘う理々杏と、それを分かっていながら無視して、乱れた服を脱ぎ捨てて豊満な乳房を晒した日芽香。
 そして潤滑油に唾液を垂らし、その自慢の谷間で男の竿を圧迫してズリズリと擦りあげると、男の口からも、
「あぁ…最高だ…!」
 と声が漏れる。
 そんなパイズリにいそしむ日芽香の姿を、いや、正確に言えば、胸の谷間に埋まる男のイチモツを羨ましそうに眺める理々杏。
(あ、あれ…気持ちいい…あんなの、絶対に気持ちいいに決まってる…!)
 パイズリは、過去、操られた山下と梅澤に犯された時も経験できなかった性技。
 男と女の情事の中で、そういう技があるのは何となく知識として知っていたとはいえ、それだけのこと。
 だが、疑似男根を生やされた今なら…もう一度、日芽香の目に留まることが出来れば、それを身をもって体験できるかもしれない。
 目の前の男は心地良さそうに吐息を漏らしている。
 弾力が窺える日芽香の乳房がむにゅむにゅと上下しているのを凝視して、
(ボ、ボクのも…!ボクのも…そうやって挟んで…!)
 そんなことを考えると、物欲しげに開いた口から思わず涎が垂れる。
 そこでようやく日芽香は、理々杏の方を向いて、
「なに?その顔。同じことしてほしいの?」
 その問いに、躊躇もせず、うんうんと強く頷く理々杏。
「仕方ないなぁ…」
 日芽香は手を止め、立ち上がり、理々杏の脚の間に身体を入れた。
 近くで見れば見るほどに見惚れる、ぶるんっ…とボリュームのある乳房がペニスバンドを包囲するように左右から迫る。
「いくよ?…ほら♪」
「…んあぁぁっ!?」
 期待に満ちた表情が驚きに、そして悦びへと変わる。
 ゆっさゆっさと揺れる日芽香の乳肉に、
「な、何これぇ!す、すごぉっ…!」
 と声を上げる理々杏。
 思っていた何倍もの心地よさに思わず自分自身で腰を突き上げる。
「ひ、ひぃっ…!」
 と上ずった声で悶える理々杏を覆う影。
 ニヤニヤしながら忍び寄ってきた男の手が理々杏の白い乳房へ伸びる。

 クリクリ…

「はうッ…!」
 薄ピンク色の突起を指で転がされ、びくびくと跳ねる身体。
 男は、そんな敏感な反応にニヤリと笑みを浮かべ、なおも乳首を嬲りながら、勃起したイチモツをゆっくりと理々杏の口元へ近づけた。
「い、嫌っ…!」
 顔を背ける理々杏だが、下でパイズリを続ける日芽香が、
「やらなきゃ、こっちもやめちゃうよ?」
 と言うと、すぐに、
「やぁっ…!そ、それはやめないでっ…!」
「じゃあ、しなさい」
「は、はいぃっ…!」
 と声を上げ、前言撤回というように、あっさりと男の竿にかぶりついた。
 柔乳の快楽欲しさに一心不乱に続けるノーハンドフェラ。
 日芽香が、その首の動きと連動するように胸を上下に揺すっていることが分かると、理々杏のフェラはさらに激しさが増した。
「ふふっ…欲張りなんだから」
 左右から圧をかけてすり潰すように扱いてやれば、たちまち口を離して、
「んあぁっ!イクぅぅっ!」
 と声を上げ、また果てる。が、間髪いれずに男が、理々杏の頭を掴み、もう一度、無理やり咥えさせる。
「んぐっ…!」
「足りないよ。もっと濡らして気持ちよくしてくれなきゃ、この程度じゃ、まだあげられないな」
 と理々杏の小さな口に突き挿す男。
 不穏な発言は理々杏の耳には聞こえていない。
 それよりも股間の疑似男根の先端に触れるネチョネチョとした生温かい感触に夢中だ。
「んっ…!んっ…!」
 荒い吐息とともに部屋に響く日芽香の声。
 男のモノを頬張りながら目をやると、いつのまにかパンティを脱ぎ去り、立て膝で理々杏に跨がる日芽香がそこにいた。
 びっしり毛の生えたぐしょ濡れの秘部を擦りつけ、
「あんっ!あんっ…!」
 と感じ、よがる日芽香とともに、フェラをする理々杏も、
「んぐっ…!ぐぅっ…!」
 と声を上げる。
(こ、これ…!この感触…!あの時の…!)
 …そう。
 それは、あの日、取りつけられた疑似男根の童貞を山下美月に奪われた忘れられない感触、そして二人して何度もイキ狂った梅澤美波の杭打ち騎乗位のインサートにも酷似していた。
 日芽香は目が合うと、頬にエクボを浮かべ、意地悪そうな目で
「どう?挿れてほしい?」
「んぐっ!んぐっ…!」
(い、挿れて…!犯して…!)
 その懇願を聞き入れ、ゆっくり腰を沈める日芽香。
「んあぁっ…!」
 と噛み締めるように仰け反る日芽香に対し、
「んひゃぁぁっ!?」
 と、再びイチモツを吐き出し、絶叫する理々杏。
「ふふっ…それじゃあ、行くよ?ほらぁ…ほらぁっ!」
「んあぁっ!あぁぁっ!」
 肉弾戦、という言葉がよく似合う日芽香の激しいバウンド。
 ぎゅっと収縮した膣は理々杏の疑似男根をしっかりと締めつけ、離さない。
「あんっ!あんっ!」
 ついさっきまで理々杏に至極の快楽を与えてい乳房をぶるんぶるんと揺らし、アニメ声で悶える日芽香。
 そして、その日芽香の背後に身を隠し、不敵な笑みでそっと理々杏の脚の間に潜り込む男。
 跨がる日芽香に夢中の理々杏には見えていない。
 男はすっかり隆起したイチモツを、騎乗位で疑似男根を犯される理々杏の股間にグリグリと擦りつけ始めた。
「んはぁぁっ!?」
(な、何…!?)
 目の前の騎乗位に気をとられていた理々杏を襲う本来の女として受け取る快楽。
 男が、二人羽織のように目の前の日芽香の口元に手の平の皿を差し出すと、日芽香はグラインドを続けたまま、その皿の上に唾液を垂らした。
 その唾液を理々杏の秘部に塗りたくり、しっかり潤し、太いカリ首でゆっくりとなぞる。
「んあぁぁっ…!?」
 じれったい刺激に思わず腰が浮くと疑似男根はさらに日芽香の奥へと突き挿さり、
「あんっ!ちょ、ちょっとぉ…!んんっ!あぁっ!」
 と、日芽香も悶えた。
 男はさらに、指先に残る日芽香の唾液を潤滑油にして、結合部の少し上、黒い茂みの中に隠れた陰核、クリトリス嬲りを追加する。
「んひぃっ…!ひゃあっ!」
 下品な金切声で悶絶する理々杏。
 そんな理々杏の上で、なおも腰を振る日芽香。
 男の快楽と女の快楽を同時に与えられ、もう何も考えることができない。
 今、頭の中にあるのは、ただ一つ、
(気持ちいい…!オチンチンも…オマンコも…す、すごく気持ちいいっ!最高ぉっ!)
 という、このダブル攻撃に対する素直な答えのみ。
 そして、その快感に悶える顔を見下ろし、ご満悦の笑顔を見せる日芽香。
「ふふっ…可愛い♪」
 と笑みを浮かべ、そのまま背中を屈めて、理々杏の唇を奪う。
「んっ…んっ…」
 口内を這い回り、逃げる舌を追い詰めて成んなく絡めとる日芽香のキス。
 そこで卑猥な音を響かせながら、無防備になった乳首を嬲ると、
「んふぅっ!はうぅっ!」
 と、理々杏は、日芽香の口の中で吐息を漏らした。
 唇を奪われて胸を責められ、植えつけられた男根を騎乗位で犯されながらの生素股とクリ責め。
 逆に、これに耐えれる女がいるのかという壮絶な合わせ技。
 そんなスペシャルコースに若い理々杏などはひとたまりもない。
「んんっ!あぁっ!?ダ、ダメっ!イクっ!イクぅぅっ!」
 と、口を離して絶叫する理々杏に、
「アハハ!男と女、どっちの快楽でイクのかしら?」
 と煽った後、
「あんっ!あぁっ、た、たまんない!わ、私も…イキそう…!このまま…んっ、あっ…気持ちよくさせてもらうからね!あぁっ!?あぁぁっ!」
 と同じように絶叫し、腰の動きを速める。
 そんな日芽香の背後から手を回した男のパイ揉みも加わり、
「んあぁっ!イクぅっ!」
「あぁっ!イクっ…んんっ!んはぁぁっ…!」
 二人して痙攣する日芽香と理々杏。
「はぁ…はぁ…」
 バタリと理々杏に覆い被さり、息が上がる日芽香。
 理々杏も息絶え絶えだ。
 日芽香は息を整えて起き上がると、ゆっくり腰を上げ、ペニスバンドを膣から抜き取った。
 久々に姿を現した黒いペニスバンドは日芽香の本気汁にまみれ、いたるところに白濁とした粘液がまとわりついている。
 日芽香は、その本気汁を潤滑油に軽く扱いてやると、
「んんっ!あぁっ…!」
 と、放心状態だった理々杏がまた悶え始めた。
 そんな理々杏の目の前に顔を近づける日芽香。
「どう?オチンポ催眠は気持ち良かった?」
「き、気持ちひぃっ…気持ちひぃですぅ…!」
 と、もはや呂律も回らない理々杏に対し、日芽香はクスッと笑って、
「そう。それはよかったわ。…でもね」
(でも…?)
「私、理々杏ちゃんのもっとかわいいところが見たくなっちゃったの」
(か、可愛いところって…?)
「それはね…」
 理々杏が意識を飛ばさないように、ゆっくり一定のリズムで疑似男根を扱く日芽香は、耳元に口を近づけ、

「次は、オチンチンじゃなくて、オマンコでイキ狂うところも見せてもらおうかなぁ…?」

(え…?オ、オマ…え?何?)
 一瞬、何を言ってるのか分からなかった。が、分かった瞬間、
(…!?)
「んひゃぁぁっ!?」
 理々杏の絶叫とともに、それまで擦りつけられていた男のモノが、理々杏の小柄な身体に打ち込まれた。
「ひぃっ!ま、待って!そっちは…!そっちはダメぇっ!んあぁぁっ!」
 と慌てる理々杏をよそに男は、
「そぉら!どんどん行くよ!」
「んひゃぁぁっ!?」
 ズドンっ、ズドンっ…!と強烈な一突きが、理々杏の小柄な身体を貫く。
 自分では動かせない脚を男は軽々と持ち上げ、腰を打ちつける男。
「あうっ!んあぁっ!ダ、ダメぇっ!」
 休む間も与えずに襲いくるピストンに絶叫する理々杏。
 その様子を見て、日芽香が、
「アハハ!どう?オチンポの次はオマンコを犯されて…気持ちいい?」
「い、嫌だ…!嫌ぁっ!」
 こっちの快楽は望んでいない…!
 そんな態度と剣幕で嫌がる理々杏だが、その間も男は絶えずピストンを続け、それを受けて理々杏も、
「んんっ!あぁっ!あんっ!あんっ!」
 と意に反して嬌声を上げる。
「ほら、理々杏ちゃん。お願いしてごらん?どんなのが好きなの?激しいの?それともスロー?」
「ち、違うっ!そ、そんなの…ボ、ボクは…!」
 必死に何か言い返そうとする理々杏を遮り
「あらあら、この期に及んで“ボク”だなんて…」
 と嘲笑する日芽香。
 すっかりサドのスイッチが入り、
「ねぇ?“ボク”じゃないでしょ?もっと女の子らしくしなさいよ!」
「んあぁっ!?」
 固くなった乳首を捻り上げられ、悲鳴を上げる理々杏。
 日芽香は笑って、
「ほら、改めるまで続けるわよ。その変なキャラ捨てて元の可愛らしい女の子に戻るまでね」
「そ、そんなっ…!あぁっ、んあぁっ!」


 その状況で意地など張れる筈もなく、手足を鉛にされて動けない身体をダッチワイフ同然に犯される理々杏。
 この10分足らずの間に何度もイカされた末、その口からは、とうとう自発的に、
「んあぁっ!あぁっ、き、気持ちいい!オマンコ気持ちいいよぉっ!」
「誰の?誰のオマンコ?」
「り、理々杏っ!理々杏のオマンコぉっ!」
 と、とうとうボクっ娘のメッキを剥がされ、従順なオンナとしての声を上げる理々杏。
 その言葉に、ご満悦という表情で微笑む日芽香は、
「アハハ!ちゃんと言えるじゃないの!やっぱり女は女!所詮、オチンポ挿れられた時はオンナに戻るのね!」
 と笑い、
「ボクっ娘もいいけど、私の前では、これからも自分のことを下の名前で呼ぶこと。いい?分かった?」
「わ、分かりましたぁっ!んんっ!あぁっ!」
「よし。じゃあ、私のペットとして、ご褒美あげる」
 と、再度、理々杏の上に跨がる日芽香。
 再びペニスバンドを掴み、自身の膣穴へと誘導する。
 その様子を見て、喘ぎながら青くなる理々杏に、
「さぁ、二回戦よ。次はオマンコとオチンポのWセックス!いったい、どうなっちゃうかしらねぇ?」
「い、嫌っ!んんっ、あっ、ま、待って…!あんっ…!や、やだぁぁっ!」
 と襲いくる快楽を想像し、恐怖する理々杏に構わず、ゆっくり腰を下ろしていく日芽香。
「んんっ!あぁっ!お、お願い…!もうやめてっ!し、死んじゃう…!そんなの死んじゃうからぁっ!」


 こうして散々オモチャにされた後、理々杏は、今日の記憶だけ消され、何事もなかったかのように帰された。
 もちろん「性欲が溜まった時に再訪すること」という首輪がわりの束縛の催眠をかけて、だ。
 一人称「ボク」の女捜査官、伊藤理々杏。
 また一人、中元ひめクリニックの常連客が増えた。
 
 
(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2020/11/03(火) 01:12 )