乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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★第三部と第四部の間の短篇集★
復活、そして次なるステージへ…
 都内某所。
 ソープ街の一角に店を構える完全会員制の曰く付きソープランド「N46」。
 性犯罪撲滅組織「乃木坂46」を揶揄した何とも皮肉な店名の通り、この店の特徴は、在籍するソープ嬢が、もれなく「乃木坂46」に関連する女捜査官だということだ。
 オーナーは柴崎。
 花田組に取って代わる新たな組織、柴崎一派を率いる彼の悪知恵で、女体拷問で性奴隷にした捜査官たちを泡姫として働かせ、新たな金脈とするべく開店した。
 オーナーの柴崎の口利きがないと入店できないという厳重なシステムにもかかわらず、裏社会の人間たちに噂は広まり、客足は途切れることなく、大繁盛。
 今週末までの営業日は既に予約で全て埋まっており、それによって籍を置く女体拷問の敗北者、中田花奈、樋口日奈、星野みなみ、岩本蓮加の四人も、連日フル稼働を強いられている。
 敗者は敗者らしく馬車馬のように働かされる運命だが、それでも人手不足は否めず、困っていたところ、ようやく新たに二人、泡姫が追加入店した。
 与田祐希、そして西野七瀬。
 ともに女体拷問に屈して戦線離脱し、現在も植えつけられた快楽の種が宿ったまま、その底なし沼から抜け出せずにいる二人。
 与田は人の目を盗んでSMクラブ通いに明け暮れ、西野も欲を抑えきれずに周囲の男を食い荒らしていた。
 そんな二人こそ「N46」の人手不足を補う絶好の標的と柴崎のリサーチで白羽の矢を立てられ、まんまと連れてこられた二人。
 一見、手こずりそうなものだが、飲み込みの早い女は聞き分けもいい。

「おとなしくついてくれば、お前が今したいことを沢山してもらえるぞ」

 この一言で、あっさり事は進んだ。
 そして店の奥で、元・女捜査官というだけで強引に話が進んでいく雇用契約。
 交わす契約書もない上、店を畳むまでの終身雇用という世のブラック企業も真っ青の労働条件だが、それでも首を縦に振ってしまう二人は、もはや、快楽に取り憑かれた性の魔物と化していた。
「それじゃあ、早速、いくつか技を仕込んでいこう。一回で覚えて、明日にはデビューしてもらうからな。よし、来い!」
 責任者の男に手を引かれ、浴室に連れ込まれる二人。
 それでも不安など、ごくわずか。
 今、彼女らを支配するのは九割以上の期待である。
 そして一時間後…。


「あんっ、あんっ…!気持ちいいっ…!」
「す、すごいぃっ…!ごつごつしたところが当たってるぅ…!」
 ローションまみれのマットの上で、それぞれパンツ一丁の男の脚に跨がり、腰を振る七瀬と祐希。
 全裸の二人の股間に、責任者の男の膝小僧がグリグリと擦れる。
「ほら、浸ってないで、もっと腰を振れ!これはお前たちのオナニーじゃない。客前に出せる泡姫になるための研修だ!」
「ひ、ひぃっ…!」
「んあぁっ…!」
 男の熱心な指導で、二人は、着実に泡姫としての技を仕込まれていった。
 しかし、一方で、教育過程にもかかわらず、乳首を固く尖らせ、ローションでひた隠しにしながら自らの股からも粘液を分泌する二人。
 快楽を欲する二人の身体は、たとえ指導中であろうと、裸になり、眼下に男の裸体がある時点で、火がつき、燻り始めるのだった。
「んんっ!あぁっ、はぁっ…!」
 クイッ、クイッ…と意図的に角度をつけ、固い膝のお皿にクリトリスを押しつける七瀬。
 一方、祐希も、ローションで男の脚の上を滑りながら、自身の胸を指の痕が残るほど揉みしだくき、自ら快感を得ようとする。
「んひぃっ…!ひゃあぁっ!」
「まったく、何というヤツらだ」
 呆れる男。
 起き上がるために二人の身体を退けようとしただけで、
「い、嫌ぁ…!」
「な、何で…?」
 と、股間を擦りつける行為が出来なくなることに駄々をこねる二人。
 過去、同じようにしつけた四人も、既に快楽の虜と化してはいたが、さすがにここまでではなかった。
(同じ堕ちた女でも、潜在的な部分でこうも差が出るのか)
 と、妙に感心する男。
 となると、前の四人に比べて、この二人は特に性欲が強いということか。
(まぁ、それはそれで、そそるものがあるんだがな…!)
 仁王立ちになり、ひざまづく二人を見比べると、いかにも物欲しそうな顔で見上げてくる。
「何だ、そのツラは?こっちを見るな、このむっつりスケベどもめ!」
 と嘲笑の言葉を浴びせても、二人は否定するどころか、七瀬は、
「だって…欲しいんやもん」
 と開き直り、祐希は、
「そ、そうです!むっつりスケベでごめんなさいぃっ!」
 と肯定する声を上げる。
「チッ…!しょうがないヤツらだな」
 男は苦笑しながら、腰を突き出し、
「さぁ、どうしたいんだ?」
 と聞いた。
 すると、口で答えるより先に、ローションまみれのパンツに手を伸ばす二人。
 躊躇もなく一気にくるぶしまで引き下ろし、中から飛び出したギンギンのイチモツに恍惚の表情を浮かべる二人。
「チ、チンポぉっ…!」
 目の色を変え、我先にとむしゃぶりつく七瀬に対し、先を越され、
「あっ!ず、ずるいですよぉっ…!」
 と抗議するように、自分も後に続く祐希。
 大胆に先端を口に含んでシェイクする七瀬と、顔を潜らせて裏筋から玉裏まで舌を這わせて舐め回す祐希。

 ジュポ、ジュポ…レロレロ…レロレロ…

 至極のダブルフェラに、自然と、まんざらでもない表情になってくる男。
 その極楽をしばらく堪能してから、二人の肩を叩き、
「立てよ、お前ら」
 と言って立たせ、二人の腰に手を回す。
 まさに両手に華。
 ローションまみれの二人の手が男の竿を掴み、卑猥にこねくり回すダブル手コキが始まると、
「あぁ…さ、さすがだ。仕込まなくても充分いい技を持っているじゃないか」
 と思わず息を漏らし、感じているのを隠すように横の七瀬の唇に口づけをする男。
 七瀬も受け入れ、巧みな手捌きを続けたまま、可愛らしく舌を出し、絡める。

  ジュル、ジュル…

 浴室に響く唾液交換の卑猥な音。
「ねぇぇっ…!」
 同じように横に立っても身長のハンデで蔑ろにされて膨れる祐希。
 仕方なく、金玉をくすぐりながら、不貞腐れたように男の乳首に舌を這わせ、吸い付く。

 ズッ、チュッ…チュパ、チュパ…

 スネさせてしまったが、これはこれで、男にとっては至福の技。
(た、たまらん…!)
 左右の腰に回した手をゆっくり下げ、茂みを掻き分けて割れ目をなぞると、
「あんっ!やぁっ…!」
「んはぁぁっ…!」
 と二人して声を上げる。
 周囲を滑らせるのはローションだが、中から湧き出してくる熱い汁は、どう考えてもローションではないだろう。
 そのまま、あてがった指の第二関節まで挿入してやると、
「んはぁぁっ!?」
「ダ、ダメぇっ…!」
 と、左右で甘い声を上げ、ガクガクと脚を震わせる二人。
(くっ…も、もう我慢できん…!)
 誘うような二人の身体と反応に負け、男は、竿を掴む二人の手を振り払うと、まず、祐希の肩を掴み、
「バスタブに手をついてケツを突き出せ!」
 と命じた。



 そして、抵抗もせず、すんなりと言うことを聞いてお尻を突き出した祐希に、そのいきり立った肉棒を後ろから容赦なく突き挿す。
「んひゃぁぁっ!?」
「えー、ずるいーっ!ナナも挿れてほしいのに…」
 と横で文句を言う七瀬を無視して、祐希を犯す男。
 パンっ、パンっ…と、肉と肉のぶつかる音がこだまする浴室。
 ピストンの速度が増してくると、
「あんっ!す、すごぉっ…!んんっ!あぁっ!」
 と、バスタブに手をついたまま悶絶する祐希。
 激しい抜き挿しで泡立ったローションを纏い、さらに祐希の小さな身体を突きまくると、祐希は、あっけなく、
「ダ、ダメっ!イクっ!イっ、クぅぅっ…!」
 と、いきむように顔を歪め、痙攣しながらタイルの上に崩れ落ちた。
 ジュポンっ…と音を立て、祐希の膣から抜けた竿。
 そのまま間髪いれず、
「次はお前だ!」
 と、七瀬の肩を掴み、同じようにバスタブに手をつかせる。
 ローションにカウパー液、それに祐希の愛液まで混じったドロドロの竿を七瀬に突き挿すと、七瀬は、
「んっ、はぁぁっ…!?」
 と、その細い胴体を弓なりに仰け反らせて悶絶した。
 そして再び、ピストン開始。
「んっ、あっ、あぁっ…!ア、アカン…!あぁつっ!」
「ほら、どうした?欲しかったんだろ?えぇ?」
「ほ、欲しかった…!欲しかったけどぉっ…!」
「だったら、もっと声を上げて喜びを表現してみろよ!おらっ!」
「んんっ!あぁっ、す、すごいっ!激しいっ!あぁっ!あぁっ!」
 髪を振り乱し、美しい脚線美をガクガクと震わせて感じる七瀬。
 やがて七瀬も、あっけなく、
「…イ、イクっ!イクぅぅっ!」
 と絶叫し、祐希と同様、果てて崩れ落ちた。
 そして、足元のタイルの上に折り重なるように倒れる二人に向け、
「さぁ、顔を上げろ!研修の仕上げだ!」
 と叫んで、男は、下腹部に込み上げた白く熱い滾りを解き放った。

 ドピュッ、ドピュッ…!

 二人の美しい顔に降りかかる白濁汁。
 黙って受け止める七瀬に対し、あろうことか犬のように舌を出して迎える祐希。
 そして、精液まみれになって荒い呼吸を繰り返す二人に、男は言う。

「よし、これで研修は終わりとしよう。明日から、お前たちも客の相手をしてもらう。その身体とテクニックで、しっかり稼いでくれよ?フフフ…」

 西野七瀬と与田祐希…。
 この瞬間、二人の第二の人生が幕を開けた━。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2020/09/07(月) 18:40 )