乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第三部 第十章・白石麻衣の場合 (絶体絶命編)
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 拘束を解かれた麻衣は、冷たい床にひざまずいた。
 目の前には、柴崎の部下が三人、列をなして並んでいる。
 全員、屈強な身体にパンツ一丁だった。
「さぁ、始めろ」
 と柴崎の声を皮切りに、列の先頭の男が、一歩、前に出て、麻衣の前に立つ。
 麻衣は、少し恥じらいを見せながら、その男のパンツに手をかけ、ゆっくりと下ろした。
 ぼろんっ…と飛び出した半勃ちのイチモツ。
 麻衣は、そのイチモツに手を伸ばし、ゆっくりと扱き始めた。
「ほぅ。君は、普段、そういう風にしてやるのか」
 と、柴崎が、麻衣の手捌きを覗き込んで笑みを浮かべる。
 手首のスナップを利かせた麻衣の手コキに、みるみる固くなる男のイチモツ。
 先端から先走り汁が溢れ出したところで頃合いと見て、麻衣は、自身の乳房を持ち上げるように掴み、そのイチモツを肉で挟んだ。
 そして眼下の、谷間の間から覗く亀頭を目掛け、口の中に溜めた唾液を垂らし、それを潤滑油に上下運動を開始する。
 これらは、全て、柴崎に指示よるもの。
 麻衣の美巨乳に着目した柴崎は、
「その自慢の胸を使って、私の部下を抜いてやれ。三人抜きが出来れば褒美をやろう。お前が、今、一番、欲しいものだ」
 と言った。
 先ほど、あれだけイカされてもまだ消えない媚薬の効果。
 依然、身体の火照りが収まらない麻衣が、今、欲しいものといえば、もちろんアレしかない…。
(オ、オチンチン…オチンチン欲しい…!)
 その一心で、パイズリに励む麻衣。 
 肉を寄せて作った谷間で、ぎゅっと圧をかけて挟むたびに、竿から熱を感じ、その固さが伝わる。
(す、すごい…!すごい勃ってる…!)
 今、自分が欲しいもの…それが目と鼻の距離にあるという興奮が麻衣の股ぐらをさらに熱くさせる。
「ほら、もっと扱いて早く精子を絞り出せ。褒美が欲しいんだろう?」
 と柴崎が笑う。
 その言葉を活力に、乳房の上下運動を早める麻衣。
「うぅっ…た、たまんねぇ…!で、出そうだ…!」
 と声を漏らす男に向け、物欲しそうな上目遣いを見せる麻衣。
 単調な上下運動から乳房を左右で捏ね回すように動きを変えると、仁王立ちの男の脚がぴくぴくと動いた。
「あぁっ…で、出るっ…!」
 と予告し、呻き声とともに、ドピュッ、ドピュッ…と麻衣の乳房に撒き散らされる大量の精液。
(あ、熱い…!まだドクドクいってる…!)
 そのまま最後の一滴まで絞り出すように扱く麻衣。
 秒殺ともいえる早業と、射精後の手際の良さに、思わず柴崎も、
「やるじゃないか。こなれているな」
 と感心した様子だ。
 これで、まず一人。
 渡されたタオルで出された精液を拭き取ると、すぐに次の男が前へ出る。
 さっきと同様、パンツを下ろすと勢いよく飛び出すイチモツ。
 順番が二番目ということで前を見ていたからか、この男のイチモツは既に臨戦態勢になっていた。
 これなら下準備は不要だと、早速、胸を押しつけにいく麻衣。
 すると、男は、
「待て」
 と言って、ローションのボトルを手に取り、
「俺のは、これを使ってしてくれよ」
 と注文をつけた。
 断る権利などない麻衣は、素直に男がボトルから垂らしたローションを谷間で受け止め、それをズリズリと左右の乳房で延ばした。
「んんっ…!」
 媚薬の宿る身体は、自身で乳肉を擦り合わせた刺激にすら小さい声を出させる。
 潤滑油にまみれた胸。
 男はクネクネと腰を回し、
「ほら、早く捕まえてくれよ」
 と言った。
 遠心力で暴れる竿に狙いをつけ、左右の乳肉で挟みにいくも滑って取り逃がしてしまう。
「もっと、しっかりホールドしないと掴めないぞ」
 と男が言うので、次は押し潰す気持ちで捕まえにいった。
 なんとか挟めたので、すぐに手の平で蓋をして、再度、上下運動を始める。
 手を添えているぶん、一人目の時よりも乳圧が強い。
「こ、これはヤバいな…パイズリというより乳マンコだよ」
 と思っていた以上の気持ちよさに苦笑する男。
 ローションの滑りも手伝って、激しい上下運動でイチモツを責め立てる麻衣の乳房。
 あまりに激しい摩擦に、ローションが濁り、泡立っている。
 なおも続けていると、男が、
「あっ、イ、イクっ…!イクぞぉっ!」
 と声を上げ、耐えきれずに射精した。
 湧き出てくるように射精した一人目と違って、この男の射精はミサイルのように勢いよく飛び出し、麻衣の美しい顔に射抜き、眉間に着弾した。
(す、すごい…!こんなところまで飛んできた…)
 思わず感嘆としてしまう麻衣。
「くっそー…もう少し楽しめると思ったんだがなぁ」
 と、すぐにイッてしまったことを悔やんでいる様子の男。
 そして、いよいよラスト、三人の目の男の番。
(こ、これで最後…!これをイカせれば…気持ちよくなれる…!)
 身体の火照り、そして股間の疼きを鎮めるため、俄然やる気が満ちる麻衣。
 当然のようにパンツを下ろし、いざ始めようと、乳房を手で寄せた時、ふいに頭に何かを被せられた。
(な、なに…?)
 胸から手を離し、頭に掛けられたものを手に取る。
(こ、これは…チューブトップ?)
「それを着てもらおうか」
 と男は言った。
 妙な注文に、気乗りはしないまま従って着る麻衣。
 着てみて分かったのは細身の麻衣ですらサイズが小さいこと。
 ピチピチのチューブトップは乳房を圧迫し、自然と谷間が作られたので手を添える必要がなくなった。
 乳首の突起が生地に浮き上がっているのが、ある意味、全裸よりも恥ずかしい。
 何とも言えない表情を見せる麻衣に対し、そのムチムチ感に満足げな男は、
「俺の好きにさせてもらうぜ」
 と言って、その窮屈なチューブトップの下から、反り立ったイチモツを、圧迫された谷間に挿入して自分で腰を振り始めた。
「あぁっ…これだよ、この感触がたまんねぇんだ!」
 と、谷間を女性器に見立て、犯しているような感覚に浸る男。
 麻衣にはあまり理解できない性癖だが、本人は満足そうだ。
 そのうちに、男は、
「唾液を垂らしてくれよ」
 と注文をつけてきたので、仕方なく、言われた通りに唾液を垂らしてやる。
 潤滑油を得たイチモツは、さらにピストンを速めていく。
 ぎゅうぎゅうの谷間から一定間隔で顔を覗かせる太いカリ首。
 男が自分で動くので、身体を提供しているだけの麻衣はすることがない。
 そのため、最初は唖然と見ていたが、やがて次第に、自身の谷間に目を奪われ始める麻衣。
 もちろん胸ではない。
 そこから出入りを繰り返すカリ首に、だ。
(す、すごい…立派…)
 そう思って見ているうちに、だんだん、うっとりとした目になる麻衣。
 その視線に気づいた男が、
「舐めたきゃ、舐めてくれてもいいんだぜ」
 とニヤニヤしながら声をかけた。
 それを言われて否定することなく、むしろ、
(な、舐めたい…!)
 と思ってしまった麻衣。
 あかんべーをするように舌を出し、首を折って自身の谷間に近づける。
 その舌先を、谷間から飛び出してきた亀頭が触れては引っ込む。
「当ててやるから、そのままにしてろ」
 と男は言い、麻衣の谷間を経由して、その先にある舌めがけて亀頭を打ちつける。
「うぅっ…最高だ…!あぁっ…だ、出すぞぉ!」
 パイズリと舌先フェラを同時に堪能し、自ら腰を振って射精へと昇り詰める男。
(す、すごい…こ、このまま口に入っちゃいそう…!)
 という麻衣の懸念が現実となり、男の渾身の突き上げが谷間を貫き、亀頭が勢いよく麻衣の口に飛び込み、その瞬間、
「ぐっ…がぁっ…!」
 と男は呻き声を上げ、麻衣の口内に濃ゆい白濁汁を解き放った。
(んぐっ…!)
 鼻に抜ける栗の花のニオイに眉を寄せる麻衣。
 思わず吐き出しそうになったが、半笑いの柴崎から、
「出すな!飲み干せ!」
 と一喝され、言われるがまま、ゴクリと喉を鳴らした。
 指示された通り、見事、パイズリ三人抜きを達成した麻衣。
「ハァ…ハァ…」
 役目を果たし、その場に倒れ込む麻衣。
 柴崎は、倒れ込んだ麻衣の傍でヤンキー座りをして見下ろし、
「ククク…よくやったな。約束通り、褒美をやろう。お前が、今、一番してほしいこと…そう。気が狂うまで終わらないエンドレスセックスだ!」
 と言った。
「したいだろ?」
 と問う柴崎に、目は虚ろながら、うんうんと頷く麻衣。
(し、したいっ…!は、早くっ…!早く、ここにオチンチンちょうだい…!)
 そう心の中で叫ぶ麻衣は、待ち遠しそうに自ら指を股間へと運び、物欲しそうな目で柴崎を見上げる。
 昨日まで毅然と指揮官を務めていた面影は、既にもう無い…。


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鰹のたたき(塩) ( 2020/07/14(火) 04:31 )