乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第三部 第十章・白石麻衣の場合 (絶体絶命編)
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 絶頂地獄ですっかり疲弊した麻衣は、拘束を解かれ、ベッドへと運ばれた
 乱れた髪と汗ばんだ白い裸体。
 天井を見つめて荒い息をしているところに、柴崎が覆い被さり、唇を奪う。
「んっ…うぅっ…!」
 無理やり口をこじ開けられ、舌を吸い出される。
 そして、その舌を自分の舌と濃厚に絡めながら、空いた手で麻衣の胸を揉む。
「んんっ…!」
「ククク…良い胸、そして、良い身体をしている。私の新たな門出を祝って華を添えるにはぴったりだ」
 柴崎は、ご満悦の表情で、麻衣の身体を上から下まで、ゆっくりと蹂躙していく。
 胸を揉みしだき、乳首を摘まむ。
 内ももに添えた手をゆっくりと股ぐらに移動させ、濡れた花弁に指を這わせると、眼下の麻衣は小刻みに震えて身体を丸くした。
「どうした?早く触ってほしくてたまらないのか?」
「━━━」
 黙って、力無く首を横に振る。
 あんな体勢で何度もイキ狂った手前、もはや口を聞くのも恥ずかしい。
「触ってほしくないというのか?こんなにも反応しているのに」
 と、柴崎は、割れ目に這わせる指先に力を込める。
「んんっ…!あぁっ…!」
「ククク…本当は、もうたまらないくせに」
 と柴崎は決めつけ、麻衣の固くなった乳首に吸いつき、指を膣に挿入する。
「んはぁぁっ…!あぁっ!くっ、んんっ…!」
 柴崎の前戯に翻弄され、為す術なく感じまくる麻衣。
 あれだけ何度もイカされても、まだ鎮火しない官能の炎。
「んあぁっ…イ、イクっ!」
「何だ?またイクのか?いいぞ、イキ顔をじっくり見ていてやろう。さぁ、イッてしまえ!次は私の腕の中でイクのだ!」
 と笑う柴崎に表情を観察されながら、麻衣は、あっけなく、柴崎の指で、柴崎の腕の中でイッてしまった。
 再び、ぐったりと天井を見つめる麻衣。
(…も、もう何も分からない…ここは何処…?私は…誰…?)
 そんな放心状態の麻衣の口元に、すっと差し出される肉棒。
 いつのまにか裸になった柴崎が、
「舐めろ」
 と命じると、麻衣は言われるがままに舌を出し、突きつけられた肉棒に舌を這わせ、咥える。
 完全に肉人形と化した麻衣は、まず、髪を掴んで持ち上げられ、口から犯された。
 喉奥を無理やり突かれ
「ぐえぇっ…」
 と、むせる麻衣。
 イラマチオで楽しんだ後、柴崎は横になり、
「次は君が上だ。ケツをこっちに向けて舐めろ」
 と命じた。
 麻衣は、柴崎の顔を太ももで挟むようにして、反り立つイチモツを咥える。
 そうなると、当然、柴崎も、目と鼻の距離のところにきた麻衣の股間を責めずにはいられない。
 茂みに隠れたクリトリスを下で掘り当て、嬲る。
「んんっ…ああっ…はうぅっ…!」
 ジュポ、ジュポいう濁音の隙間に挟まる麻衣の甘い声。
 正義と悪が織り成す卑猥な69。
 負けた女は上で、勝者のイチモツを咥えながら恥部を舐められて悶える。
 勝った男は下で、敗者の奉仕を受けながらなお、追い打ちをかけて責める。
 ふいに麻衣はイチモツから口を離し、
「んあぁっ…イ、イクっ…!」
 と小さく声を上げ、柴崎の身体にカエルのように跨がったまま、身体を震わせた。
 柴崎の巧みな舌技に思わずフェラを中断しての絶頂。
 ばたりと柴崎の身体の上で倒れ込み、もはや奉仕を続ける力もなくなってしまった麻衣。
 肩をすくめた柴崎は、
「どけ」
 と命じて身体を抜き、そのまま麻衣を押し倒した。
 無抵抗のままベッドに転がり、仰向けに戻る麻衣。
 そんな麻衣のスラッとした白い脚の間に身体を入れた柴崎は、己のイチモツ、麻衣のフェラでサイズアップした肉棒を掴み、愛液と唾液で潤う雌の性器に、ぺちぺちと打ちつけた。
 恐怖か、それとも期待か、そのモノの固さに小刻みに身体を震わせる麻衣。
「さぁ、そろそろとどめをさしてやるぞ」
 と柴崎は笑みを浮かべ、麻衣の膣に、そのいきり立つ肉棒を、ゆっくりと挿入した。
「んあぁっ!?ああぁぁっ…!」
 遂に聖域への侵入を許し、思わず仰け反る麻衣。
 フェラによる唾液のコーティング、さらに、溢れ出す愛液の滑りを利用し、一気に奥まで突き挿した柴崎は、その抜群の締まりを堪能しつつ、ゆっくりとピストンを開始し、麻衣を堕としにかかる。
「んひぃっ!ひぃぃっ!」
「ククク…どうだ?追っていた獲物に捕まり、逆に犯される気分は?」
「がぁぁっ…!ああぁぁっ!」
 もはや答えることもままならない。
 今は、ただただ、股間に打ち込まれる杭の刺激に喘ぐだけ。
 パンッ、パンッ…と身体同士のぶつかる音が響き、徐々にその音の間隔が短くなってくると、ふいに麻衣が、
「ダ、ダメぇっ…!」
 と言って、とっさに柴崎の背中にしがみついた。
 麻衣としてはスローダウンを促すつもりで、つい抱きついてしまったが、こんな女に抱きつかれて興奮しない男などいない。
 麻衣の思惑とは対照的に、柴崎は、さらに激しく腰を打ちつける。
「んはぁぁっ!あぁぁっ…!ダ、ダメぇっ!は、激しすぎっ…!」
 完全に逆効果。
 加速する一方の鬼ピストンに、麻衣は為す術もなく、
「あぁっ!イ、イクっ!またイクぅっ!あぁっ、イっ…、クぅぅっ…!」
 と絶叫し、びくんびくんとベッドの上でその白い身体を跳ね上げる。
 その凄まじい膣痙攣を竿を通して味わい、心地よさそうに笑う柴崎。
「ククク…さすがだ!鍛え上げられた身体だけあって締まりが素晴らしい!今まで私が抱いてきた数々の女の中でも君の身体はダントツだ!」
 柴崎は、ご満悦の笑みを浮かべ、
「さぁ、もっと味わわせてくれ!その最高の身体を!このままオンナの本性を曝け出し、君のメスの腰振りを見せたまえ!」
 と柴崎は言い、麻衣の腕を引っ張って身体を起こし、逆に自分が後ろに倒れた。
 正常位から騎乗位への移行が完了した途端、柴崎の望み通り、麻衣は無意識に腰を振った。
 引き締まったくびれがクネクネと動き、物足りなさそうに土手をグリグリと押しつける。
「んあぁっ!お、奥まで…挿さる…す、すごい…んんっ、んはぁぁっ!」
 長髪をなびかせ、柴崎の身体の上で妖艶に踊る麻衣。
 女捜査官を束ねる指揮官という堅い職業とのギャップに、柴崎の肉棒もさらにいきり立つ。
「さぁ、そのまま、もっと腰を振れ!そして、自らイッてしまうがいい!」
 という柴崎の指示の下、夢中で腰を振る麻衣。
「あんっ!あんっ!こ、腰が止まらないっ…ああっ、イ、イクっ…!イクぅっ!」
「ぐっ…!す、すごい締まりだ…!」
 思わず柴崎が声を漏らすほど、キュッ…!と締めた膣を痙攣させて果てる麻衣。
 力が抜け、繋がったまま前のめりに倒れると、その身体を下で受け止めた柴崎は、絶頂の余韻に浸る麻衣の唇にむしゃぶりついた。
 朦朧としながらも応じて舌を出す麻衣。
 そのまま二人で、まるで恋人同士のような熱いキス━。
 唇を離し、
「どうだ?私のチンポは?気持ちよかったかね?」
 と問う柴崎に対し、こくりと頷く麻衣。
「き、気持ちいい…最高ぉ…」
「ククク…そうか。それは良かった。君みたいな女にそう言われると、私も男として株を上げた気になるよ」
 柴崎は嬉しそうに笑っていたが、急に不敵な目をして、
「だが、実は、まだ終わりじゃないんだよ。これはあくまでも『乃木坂46』の指揮官、白石麻衣に対する処刑であり、調教でもある。ここからが仕上げだよ」
 と告げた。


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鰹のたたき(塩) ( 2020/07/14(火) 04:24 )