乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第三部 ANOTHER-02 新米捜査官(四期生)逃走中
5.抵抗と陥落 (早川聖来&賀喜遥香)
 校舎の屋上。
 コンクリートの地面に押し倒された早川聖来は、背中の痛みよりも恐怖が上回っていた。
「嫌やっ!触らんといて…!」
 関西弁で声を上げる聖来だが、覆い被さった男は耳を貸さず、ブラウスのボタンを一つずつ外していく。
 露わになる白い肌と、薄紫色のセクシーな下着。
「へへへ。可愛い顔をして色っぽい下着とはギャップだなぁ?」
「は、離して…!だ、誰か助けてぇ…!」
 しかし、その程度のか細い声では誰にも届かない。
 男は、はだけたブラウスを掻き分け、躊躇いもなくブラを引っ張りあげた。
 ぶるん…と飛び出す白い乳房。
「いやぁぁっ!」
「おら、おとなしくしろ!」
「だ、誰かぁ…誰かぁっ!」
「呼んでも誰も来ねぇよ!お前の仲間も、今頃、次々に犯されてるんだ!」
 男は得意げに言うと、いきなり、聖来の美乳の先端にしゃぶりついた。
「ちょっ、ちょっとぉっ!んんっ…嫌っ!気持ち悪い…!」
 嫌悪感を見せる聖来。
 しかし男は構わず、先端のピンク色の突起を吸い上げる。
 キスもなければソフトなボディータッチもない。
 愛情なんてものは一切なく、自分本意を象徴する乱暴な責め。
 これぞ強姦、こんなものはレイプ以外の何物でもない。
「くぅぅ…!」
 相手は見ず知らずの野蛮な男、しかも野外で服を脱がされ、乳首を吸われるという屈辱に、聖来は声を押し殺すしかない。
「いいんだぜ?声を出しても」
「う、うるさいっ…くっ!」
 必死に暴れるが、男の身体を押し退けることが出来ない。
 男は、空いた手で、もう片方の乳房を揉み、刺激を与える。
「やだぁっ!やだぁぁっ!」
「嫌だと言うわりに、乳首は勃ってきてるぞ?」
 男は口を離し、ニヤリとして、
「ほら見ろ!こうして摘めるぐらい固くなってるんだ」
「んあぁっ…や、やめっ…!」
 ぷくっと膨らんだ乳首を転がされ、悶絶する聖来。
 なおも男は唾液を潤滑油にして、ピンク色の乳首をクリクリと指でいたぶる。
「どうだ?気持ちいいだろう?」
「そ、そんなワケ…ない…やろ…!」
 漏れそうな息を抑え、途切れ途切れで言い返す聖来。
 だが、その言葉と裏腹に乳首はますます固くなっている。
 男は両手で左右の乳首を摘み、そのままブンブン振り回した。
 それに合わせ、ぶるんぶるんっ…と揺れる乳房。 
「い、痛い…痛いからぁっ…!」
 と聖来が訴えても男は止めず、乳房の揺れる様を楽しそうに見ている。
 そして再び、乳首に吸いつかれる聖来。
 突起を覆う生暖かい感触。
 その中で、男の舌先が巧みに巻きついたり、突っついたりしてくる。
「はぁ…はぁ…んんっ…!」
 必死に声を我慢する聖来。
 完全に主導権を奪われ、終始、受け身で、劣勢だ。
「それじゃあ、そろそろこっちも…」
 下腹部を伝い、隙間を見つけては無理やりパンティの中まで侵入してくる男の指。
(…!!)
 あまりの勢いにスカートが伸び、ホックが弾け飛ぶ。
「ア、アカン…そこはアカンってぇ…!」
 突き進む指を慌てて追いかける聖来の手。
 しかし、覆い被さる男の身体に阻まれ、追いつけない。
 まんまとパンティの中に潜り込み、土手、陰毛を難なく通過した指は、あっさり目的地の割れ目へと辿り着いた。
 湿り具合を確かめるように、二、三回、その入口周辺を往復する指。
 男は満足げな笑みを浮かべ、
「おいおい。嫌がってるわりには、しっかり濡れてるじゃないか」
「ち、違うっ…!」
「なに?違うだと?それじゃあ、証拠を見せてやる」
「…んんっ!あんっ…!」
 男の指が割れ目の周囲から“証拠”を掬い取る。
 そして抜き出された手。
「ほら、よく見てみろ!これのどこが違うんだ?」
 聖来の目の前に突き出された指先には、まだわずかではあるが、湿りの証拠が確かに付着し、光って指の間で糸を引いていた
「どうだ?これを見てもまだ濡れてないと言い張る気か?」
「うぅ…!」
 言い返せず、目を背ける聖来。
 その隙を見て、男は、素早くスカートの淵に手をかけた。
(…!!)
「ア、アカン…待ってっ!」
 口で抗議するも、わずかに反応が遅れた聖来は、スカートとパンティをまとめて下ろされ、パニックになった。
 快晴の陽の下で晒される濡れた女性器。
 山間の心地よい風が汗で湿った陰毛を乾かし、靡かせる。
(恥ずかしい…!恥ずかしすぎる…!)
 野外というシチュエーションに戸惑い、より一層、抵抗する聖来。
 その抵抗力を奪おうと、男は、聖来の割れ目に指を立て、それをズブズブと押し込んだ。
「んあぁぁぁっ…!」
 濡れているとはいえ、少し痛い。
 力を入るあまり、覆い被さる男の身体にしがみつく聖来。
 男は、まんざらでもない顔で笑って、
「何だ?もっとしてほしいのか?」
「ち、違うっ…!」
「よし、分かった。掻き回してやるよ」
「ま、待って…!…んひぃぃぃっ!」
 指の抜き差しが加速し、グジュグジュ…と卑猥な音を立てる聖来のアソコ。
 ジタバタと暴れる手足、艶かしく揺れる腰が、男の興奮をさらに煽る。
「やぁぁぁっ!出るっ!何か出るっ…いやぁぁっ!」
「いいぞ、出してみろ!我慢せずに全部出せ!」
「ああっ!くっ…!んあぁぁっ!!」
 耐えきれず、全身の力が抜ける聖来。
 それと同時に、激しく動く指の隙間から、ブシュッ、ブシュッ…としぶきが飛び、同時に失禁でもしたかのように大量の淫汁が太もも、尻を伝い落ちる。
 たちまち水溜まりが出来るコンクリート。
 青空の下での大量潮吹き…野外もいうことも、潮を撒き散らすということも、どちらも初体験の聖来は呆然とした後、時間差で訪れたあまりの恥ずかしさに顔を真っ赤に染めた。

 ……

 一方、教室。
 中から聞こえるのは男たちの笑い声、そして女の呻き声だった。
「うぐぅぅぅ…!」
「ほら、もっと真剣にやれよ!」
「そんなのじゃ、全然、気持ちよくねぇぞ!」
 罵声とともに、男のイチモツが女の頬を打つ。
 その女、賀喜遥香は、両隣に立つ全裸の男に対する奉仕を強要されていた。
 そそり立つ男根を左右から突きつけられる。
「ほら、しゃぶれよ!」
「手を使って扱け!」
 ふざけた命令。…しかし、なぜか、そのふざけた命令に、抵抗せずに黙って従う遥香。
 片方のイチモツに手を伸ばし、もう片方のイチモツは舌で迎えにいく。
(あ、熱い…身体が…!)
 …そう。
 塗り込まれた媚薬クリームが、みるみる効果を発揮し始め、遥香の強固な自我をじわじわ溶かしにかかっていた。
(したくない…本当は、こんな事したくないのに…)
 決め手は、この強制奉仕が始まる直前に言われた言葉。

「俺たちを満足させることが出来たら、その疼いてたまらないところを、たっぷり触ってやるよ」

 この、最後の「たっぷり触ってやる」という言葉に、つい、プライドが揺らいでしまった。
(さ、触ってほしい…でないと、私…おかしくなる…!)
 即効性のクリームの威力は想像を越えていた。
 触れられてもいないのに、既に乳首は固く隆起し、熱を持った秘部は湿りを絶やさない。
(は、早く…早く触って…!)
 その願いのみを原動力に、遥香は、ひたすら男のものをしゃぶり、そして扱いた。
「まったく、ざまぁねぇな!さっきまでの態度はどうしたんだ?」
(だ、だって…こんな強烈な媚薬を使うなんて…卑怯よ…)
「物欲しそうにくわえやがって…おら、どうだ?おいしいか?俺のチンポは」
(べ、別に好きでやってるワケじゃ…ない。私は、ただ、この身体の疼きを止めたいだけ…だから別に…)
「この姿、仲間が見たら、どう思うだろうなぁ?」
(み、みんなのことは…言わないで…)
 背徳感にまみれながら奉仕を続ける遥香。
「おら、もっと激しくやれ!音を立ててしゃぶるんだよ!」
 と男に注文をつけられ、遥香は少し躊躇した。
 我に返ったワケではない。
 そして、その躊躇の答えは既に男たちにはバレていた。
「へへへ。今、お前が考えてることは分かるぞ。大きな音を立てると、それを聞きつけて仲間が戻ってきたら困るからなぁ?」
「━━」
「仲間も驚くだろうなぁ?人を先に逃がしておいて、当の自分はひざまずいてチンポをくわえてるんだからな」
「やぁっ…」
「試しに俺が、今、大声を出してやろうか?心配して仲間の誰かが戻ってきてくれるかもしれないぞ?」
「や、やめてよ…!」
 遥香は慌てて制するように男の手を掴んで、
「お、お願い…みんなには…内緒に…」
「そうか。だったら、もっとしゃぶれ。音を立てたくないなら舌を使うんだ。蛇のように動かして丹念に舐め回すんだよ」
 そう言って男は、ぐいっと腰を突き出す。
 目の前で、びくんと跳ねる肉棒。
 遥香は、言われるがままに、その肉棒に舌を這わせ、黙々と奉仕を続けた。
 全ては、身体の疼きを収めるため。
 胸、乳首、アソコ、そして肥大したクリトリスを心行くまで愛撫してもらうために━。

鰹のたたき(塩) ( 2020/04/01(水) 22:41 )