乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第一部 第二章・梅澤美波の場合
6.決壊
「んっ!…ぁぁあああっ!!」
 部屋に、美波の絶叫が響き渡る。
 媚薬の効果で敏感になった両乳首を舌で嬲られ、熱を持って愛液を垂れ流す陰部には男の指が乱暴に侵入し、中で暴れ回る。
「や、やめてぇ!んんっ!はあっ!」
(こ、こんなの…耐えられるワケない…ダ、ダメっ、…おかしくなるっ!)
「さぁ、話せ!お前は何処の誰だ!」
「くぅ…んっ!あっんっ、い、言わ、な、はぁっ、い…はぁっ、はぁっ!」
 媚薬で高められた性感を波状攻撃で責められ、美波は、もはやまともに話すこともできない。
「それなら次はクリトリスも同時に責めてやる。指を出し入れされ、剥き出しのクリトリスに舌を這わされても黙秘を貫けるかな?」
「んっ、あ、ああっ、や、やめ、ああっっ!がぁぁ!はぁぁぁ!」
 男の舌が、敏感な豆を巻きつくようにねぶる。
(そ、そこは…む、無理…もう、ダメ…イ、イク…イッちゃう…!)
「さぁ、とどめだ!生き恥を晒せ!」
 男の声とともに、各所の責めがさらに加速する。
 右の乳首は激しく吸われ、左の乳首は唾液を潤滑油にして摘まんで転がされる。
 穴の奥まで潜った指は中で「く」の字に曲がって天井を押し上げ、やすりのような触感の舌が豆を包み込んだ。
「あぁぁっ!はぁ!イ、イク…イク!イクぅぅ!!」
 拘束する鎖がジャラジャラと音を立て、美波の身体がビクビクと痙攣する。
「ほぅ。なかなか見事なイキっぷりだ。女スパイが絶頂するところ、しっかりと見させてもらったよ」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「さぁ、続きだ。秘密を喋るまで何度でもイカせてやるぞ」
(そ、そんな…!)


 それから美波は何度も無理やり絶頂へ押し上げられた。
 乳首はふやけるほど吸われ、クリトリスは感覚が麻痺するほど弄られた。
 激しい指の責めで撒き散らした淫らな汁は今も白い太ももを伝っている。



 やがて、13回目の絶頂を迎えた後、
「はぁ、はぁ…お、お願い…も、もうやめて…おかしくなる…はぁ、はぁ…」
「だったら話せ。話せばやめてやる」
「い、言うから…お、お願い…もう許して…」
 美波の頬を一筋、涙が流れた。
 屈辱と恐怖が入り交じる敗北の涙だ。
「やれやれ、とうとう降参か」
 男は、部下に責めを中断する合図を出したものの、
「いいか?でたらめを言ったら、またすぐに再開するぞ」
 と釘を差してから、
「さぁ、吐け。お前を寄越したのは何処の連中だ?」
「…と、東京都、港区…赤坂…の、乃木坂46…」
 美波は、息絶え絶えに、雇い主の所在を全て話した。
 秘密諜報員の掟を破り、ようやく美波は地獄の責めから解放されたのだ。
(最低だ、私…)
 悔しさと自責の念が込み上げるが、どうしようもなかった。
 そして、聞き出した情報をメモしていた男が満足げに、
「ご苦労さん。これで尋問は終わりだ。よかったなぁ、女スパイさん。いや、もう女スパイでもねぇか。情けないイキ姿を晒しまくった挙げ句に秘密をバラしちまったんだからなぁ。はっはっは!」
「くっ…!」
「さて…と」
 ふいに男は、美波の耳元に顔を寄せ、
「それじゃあ、次に移ろうか」
「…え?」
 美波は、予想外の言葉に困惑した。
(次…?次って…?)
 もう話すこと何もない、知っていることは全て話した筈だ。
 だが、男はくすくすと笑みを浮かべて、
「女スパイのお前にもう用はない。ここからはただの女として、俺たちの肉奴隷になるための調教を受けてもらう」
「なっ…!」
「ふっふっふっ。とにかく今は寝ろ。しっかり体力を回復してもらってから第2ラウンドと行こうじゃないか」
 そう言うと男はポケットから取り出したハンカチを無理やり美波の顔に押し当てた。
「んっ!」
 不快な刺激臭がして、次第に意識が朦朧としてくる。
 だんだん遠くなる耳には男たちの高笑いだけが聞こえていた。


(つづく)

■筆者メッセージ
☆作者の後日談☆

とうとうイカされ、さらに何度もイカされて屈服してしまう梅…というシーンでした。

この頃、まだ設定も曖昧でしたし、後々の大抗争に発展するとも考えてなかったので、あっさり陥落し、あっけなく秘密を洩らしてしまってますね。

今なら、あと2話は粘らせます(←笑)

ちなみに作中の「東京都港区赤坂〜」ってのは、まさに乃木坂のあたりです。…だから何?って感じですけど(笑)
鰹のたたき(塩) ( 2019/12/04(水) 15:09 )