乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第二部 第七章・生田絵梨花と久保史緒里の場合
7.言いなり二輪車
 拘束を解かれ、ベッドへと移された二人。
 もはや快楽の虜となり、底無し沼にどっぷりと沈んだ二人は、それぞれ自ら下着を剥ぎ取り、自由になった両手を胸と股ぐらに持っていっては、いまだに疼きが止まない身体を弄り続けていた。
 そこへパンツ一丁で現れ、おもむろに二人の間に割って入ってベッドに寝そべる鮫島。
 その股間の膨らみに目を奪われ、思わず自慰行為の手を止める二人は、急に上目遣いの表情で鮫島を見つめる。
「…何だ?どうかしたのか?」
 わざとらしく聞く鮫島に対し、
「ほ、欲しい……!」
「た、たまらないよぉ…!」
 と訴える二人は、もはや発情した雌猫のように、その身を鮫島にすり寄せ、もじもじしながらその先の展開を待ちわびている。
「ククク…欲しかったら、まず俺に奉仕をしてもらおうか」
 鮫島の言葉に、我が先にとパンツに手を伸ばす二人。
 強引にパンツを引きずり下ろし、中から現れた半勃ちの肉棒を握り、上下に扱く生田。
 竿を先に奪われた史緒里も、負けじと睾丸に手を這わせ、いやらしい手つきで撫で回す。
 そして二人は、手はそのまま股間にやったまま、寝そべる鮫島の両脇に沿うように身体を置いた。
 添い寝して左右から太ももを絡ませる女2男1のその構図は、まるで、ソープの二輪車コースだ。
 鮫島は、二人の顔を見比べ、まず生田を抱き寄せ、舌を絡ませた。
 もはや抵抗する気などまるでなく、身体を任せ、好き勝手に唇を奪われる生田。
 卑猥な接吻を交わしながら、鮫島が生田の乳房に手を伸ばすと、
「…んっ…!」
 と、敏感に反応が返ってくる。
 意外な巨乳を激しく揉みしだくと反応がより大きくなり、それに連動して鮫島に吸われている生田の舌はぷるぷると震えた。
 それに対し、反対側で羨ましそうな表情を浮かべる史緒里。
 鮫島は、史緒里にも目をやり、
「すねるなよ。ちゃんとお前にも同じことをしてやるさ」
 と言って、もう一方の手で、同じように史緒里の胸を揉んだ。
「あんっ…!」
 口を塞がれていない史緒里は、はっきりと、官能的な甘い声を出した。
 生田ほど大きくはないが美白美肌の膨らみの先にちょこんと乗ったピンク色の乳首がそそる史緒里の胸は、鮫島の手に加え、自身の空いた手も使ってもう片方は自ら揉みしだいて快感を得る。
「んっ、くぅっ…!」
「あぁんっ!やぁっ!」
 悶える二人だが、その一方で、鮫島への奉仕も忘れていない。
 徐々にそそり立つ竿と、パンパンに張ってくる睾丸の変化は、それぞれ、そのしなやかな指を通して既に感じている。
 鮫島は、生田の舌を離すと、間髪入れずに次は史緒里の舌にむしゃぶりついた。
「んっ、はぁ…!」
 先輩の生田より、さらに激しく舌を絡ませる史緒里。
 一度、口を離した鮫島はニヤリとして、
「お前、こういうキスが好きなのか?」
「だ、大好きです…激しいのが…!」
「ククク…見かけによらずエロい女だ。だが、そういう女は嫌いじゃない」
 そしてまた、さらに激しく舌を絡め合う史緒里。
 すぐ真横で行われる後輩の激しくて下品なディープキスに少し呆然とする生田だが、そのうちに自分も、その光景をオカズにして自ら股ぐらに指を導いては、
「んんっ…あっ、はぁっ…」
 と、吐息混じりの声を上げた。
 キスを堪能した鮫島は二人の身体を起こし、
「お前ら二人で俺のものを舐めろ。恥じらいなど捨てて本能のままにやれ」
 と言った。
 その言葉に反応し、躊躇なく舌を出して肉棒を迎えに行く二人。
 根元から亀頭の先まで丹念に舐め上げるダブルフェラに満足そうな鮫島。
 上目遣いで見つめてくる物欲しそうな二人の表情が堪らない。
 史緒里の方が先に、その小さな口で亀頭を覆い、そのまま竿を飲み込んでいった。
 ジュポ、ジュポと音を立て、さらに咥えたまま首をしゃくり上げるローリングフェラまで披露する史緒里。
「す、すごい…!」
 後輩のテクニックに思わず見とれる生田だが、自分も負けていられないという気になり、睾丸をくすぐるように指で触りながら、根元や裏筋にキスをしたり、蛇のようにチロチロと舐め上げたりしてアピールをする。
「まったく、二人そろってドスケベとは、たいした師弟関係だな」
 鮫島の皮肉にも耳を貸さず、挿入を賭けて舌技を競う二人。
「ほら、何が欲しいのか言ってみろ」
「お、おちんちん…」
「こ、これが…欲しいです…」
 恥じらい口ごもる二人に鮫島は溜め息をつき、
「それじゃあ、やれないな。もっとそそる言い方をしてもらおうか!」
 と言った。
 屈辱の命令。…の筈だが、既に自制心を失った二人は、すぐに訂正し、
「…チ、チンポ…」
「チンポが…欲しいの…!」
「どこに?」
「マ、マンコ…に…」
「繋げて言ってみろ」
「こ、このチンポを…」
「マンコに…く、ください…」
「ククク…上出来だ。さぁ、舐めろ。上手かった方から先に挿れてやるぞ」
 鮫島の言葉に、ますます加速する二人のフェラ。
 そのことに夢中な二人は、その卑猥なダブルフェラを視界の隅で衛藤がスマホを持って撮影していることに気付かない。
 そして、そのスマホが史緒里のもので、今まさに、テレビ電話を通して「乃木坂46」の室長、桜井玲香に繋がっていることも知る由もない…。

鰹のたたき(塩) ( 2020/01/21(火) 18:06 )