自分はよく夢を見る。
つい最近、よく夢を見るようになった。

自分の見知らぬ女性と楽しく話をしている、という下らない内容だが細かい部分まで覚えている。

彼女は壁にもたれて、自分の体の前で両指を付けていつも親指を回していた。

だけど、話した内容、彼女が言った言葉は何もかも頭から消え去り忘れてしまう。
思い出そう、思い出そうとすればするほど自分の手元から離れいくのだ。

これは、僕が高校に入る前、中学校を卒業してまだ、日にちが経ってない日のひとりごとである。