第1章
秘密の関係
「え…」

突然の発言に俺は驚いた。

まさか直接言ってくるとは思いもしなかった。

「ちょっときて」

純奈は俺の手首を掴み、人通りの少ない道へ行く。

「え、どこいくの?」

「いいから」

状況が飲み込めていない俺を構いもせず連れてきた場所は、公衆トイレ。

そしてそのまま男子トイレへ入っていく。

「ちょっ…ここ男子トイレ…」

「静かにして!」

個室へ連れ込み鍵をかける純奈。

「なんであの時勃起してたの?」

唐突に俺に質問する。

「なんでって…」

「絢音ちゃんに興奮したんでしょ」

「っ…!」

俺は言葉に詰まった。

「やっぱりね。慎って絢音ちゃんのこと好きなんでしょ」

「…なんでわかるの?」

「見てればわかるよ。多分白石さんもナナも気付いてるよ。飛鳥はわかんないけど」

「まじか…てかそんなこと聞く為にこんな所まで連れてきたの?」

「違うよ」

そういいながら純奈はいきなり俺の股間を鷲掴みにしてきた。

「んっ…!」

いきなりの快感に変な声が出そうになるが辛うじて耐えた。

「好きなのは構わないけど、くっ付いただけで勃起するのは流石に敏感すぎるよ?今後もし付き合ったらどうするの?」

「…どういう意味?」

「今後えっちな気分になった時は私が抜いてあげる。絢音ちゃんも慎も好きだから上手くいって欲しいの。」

「え…好きって…」

「勿論友達としてだよ。私、初見でビビッと来る人がたまにいるんだよね。2人ともその人たちと同じだったの。」


「…そんな理由でこんな事までするんだ…もしかして痴女なの?」

すると純奈はムスっとして

「違いますー!ちゃんと処女ですー!友達想いなだけだから!」

お人好し過ぎるだろとも思いながらも、不意に出た「処女」という言葉と、純奈の手の感覚で俺のペニスへ一気に血が流れていく。

「あっ…硬くなった…」

どうやら純奈も少し戸惑っているようだ

「ズボン邪魔だね?」

そう言い、俺のベルトを取り、制服のズボンを下まで下げる。

「…マジで抜いてくれるのかよ…」

純奈は俺のペニスを撫でながら

「マジだよ。慎はヤラれてるだけでいいからね。」

と言った。

すでに俺のパンツは我慢汁で濡れていた。

「もう濡れてる…キツそうだからパンツも脱がすよ」

純奈が俺のパンツを下げると、勢いよく俺のペニスが姿を現した。

「おちんちんを生で見るのは初めてだけど、これかなり大きいよね?」

言い方からしてAVなどは見たことがあるようだ。

「まぁ大きいほうなのかな。比べたことも無いからわかんないや」

「それもそうだね(笑)」

純奈は微笑みながら、俺のペニスをゆっくりと擦っていく。

「んんっ…」

「女の子みたいになってるよ」

純奈は俺の反応を楽しんでいる。
もしかしなくてもSなんじゃないか。

段々と擦るスピードが速くなっていく。

「もう出るかも…」

「いいよ。ビューって出して?」

彼女の口から出た下品な言葉に反応して、俺は溜めていた欲望を一気に吐き出した。

「うわぁ…すごい飛んだね…壁に思いっきりかかった…」

「っはぁ…はぁ…スッキリしたよ…ありがとう…」

「え?まだ終わりじゃないよ?」

不思議そうな顔をして言う純奈

「やってみたいことがあるんだよね」

そう言って俺の前でしゃがみ込み、イッたばかりの萎えた俺のペニスを咥えた。

「ぁぁ…!」

射精して敏感になっているペニスを口淫されて、またすぐに勃起した。

「たくさん搾り取ってあげるからね」

勃起した瞬間に純奈はペニスを口から離し、立ち上がって俺の後ろに回り、純奈の唾液で滑りが良くなった俺のペニスの先端の部分、亀頭の部分を高速で擦っていく。

「っ!!!」

叫びそうになるくらいの快感。

こんなところ他人にバレるわけにはいかないので必死に声を殺す。

「我慢してね?これも慎のためなんだから」

耳元で純奈が囁くと、いつもの射精とは違う、何かが俺の奥から込み上げてくる

「純奈の手で気持ちよくなって?」

「ぁぁ…!イクっ…!」

ついに俺は果てた。

今日初めて出会った可愛い子に潮吹きまでさせられてしまったのだ。

あまりの気持ちよさに腰を抜かしそうになると、純奈が便器に座らせてくれた。

「上手くできてたかな?」

「…十分過ぎるくらい気持ち良かったよ…」

そういうと純奈は嬉しそうにした。





少し休憩してからトイレの外へ出て帰路へ立つ。

「じゃあ、これからムラムラしたら私を呼んでね?間違ってもレイプだけはしないこと!」

「しねーよ。てかなんでそこまでやってくれるの?」

「だから言ったじゃん。好きなんだって。ビビッときたって。」

「ほんとにそれだけかよ…」

「私は正直な人間だからね」

「なんだそれ」

ゲームセンターでの沈黙が嘘かのように話が進む。

そして俺は帰ろうと背を向ける。

「…友達としてっていうのは嘘なのかも知れないけど…」

「ん、なんか言った?」

「いや、なんでも無いよ」

「そっかじゃあまた明日な」

「またね」



俺は自宅に着いた後、先程の行為を思い出しながら三回程抜いた。





■筆者メッセージ
官能シーンって書くのむずいんですね
vinc ( 2018/11/18(日) 01:33 )