序章
01
気づいた時は手遅れなんてよくある話だけど、これが現実なのか優美は区別がつかなくなっていた。
いや、これが現実だということを受け入れられないのだ。

いったい自分の身になにが起きているのか優美は理解ができなかった。


「何よ...これ.....。」


現実でなければいい..。これはきっと夢だ、優美は自分にそう言い聞かせた。


が、そのときに優美は机の上においてある紙に気がついた。


「これって....」

由宇木 ( 2014/02/15(土) 13:35 )