02
そして昼休み
俺「ようやく、昼か〜よし、飯だ飯!」
和晃「全く、金持ちのくせに言葉遣いは汚ねぇな。」
俺「うるせぇ、お前だって似たようなもんだろ。それに金持ち関係ないだろ。」
奈和「本当、和晃の言う通りね。もう少し言葉遣いに気をつけたら?」
俺「姉弟揃ってうるせぇな。こんなの俺の自由だろ。」
和晃「これが次の松井ホールディングスの社長かと思うと心配だ。」
阿弥「ちょっと〜、私の彼をいじめないでよー。」
花音「そうだよ〜かわいそうじゃん。(とりあえず阿弥には同情しておかないとね。)」
和晃「う、うぅ、すいません。それでは楽しく食べましょうか。」
そして珠理奈と李苑も加わり楽しく昼休みを過ごした。
……………
午後の授業も終わり俺はいつの間にか熟睡していた。
俺のまわりには俺の起きるのを待つかのように珠理奈と李苑を除いた4人が俺が起きるのを待っていた。
阿弥「寝顔が可愛い〜癒される〜。」
花音「でもいつまで寝てるんだよ。こいつ。」
奈和「そうだよね〜全く、よくこんなに寝てられるな〜。」
和晃「でもこいつの居眠りは今に始まったことじゃない。」
奈和「そうなの?」
和晃「去年だってほとんど毎日居眠り三昧。部活の時間も平気で居眠り。でも成績は上位3位以内には必ず俺と一緒に入ってるから不思議なんだよな。」
阿弥「成績もいいの!改めて惚れちゃった//。私も頑張んないと彼にいつか捨てられちゃうかも!」
和晃「そういえば、2人はどうなんだ?奈和のことは知ってるけど。」
花音「私たちは奈和と李苑を含めいつもトップ争いしてるよ。」
阿弥「そうそう!4人でいつも上位4人を独占してたよね!」
和晃「それは凄いな!ならこいつから阿弥ちゃんを捨てることはまずないだろな。」
阿弥「本当に!?良かった〜。なら李苑を入れたこの6人でトップ争いができるんだ。楽しみだね!」
奈和「確かにそうだね!
花音(捨てることはないだろうけど寝取らさせていただきます。柴田阿弥!ふふふふふ〜。)
和晃「だから心配するなよ。それにしても起きないな。」
かれこれ1時間以上が経っている。
俺「Zzz…Zzz…」
奈和「いい加減にしろ起きなさいよ!」
パチッ
俺「痛っ!んんっ…何すんだよ。あれ?終わってんのか…帰ろ。」
和晃「おい、それならみんなで帰るぞ。」
俺「えぇ…阿弥だけでいいよ。帰るぞ阿弥。」
阿弥「う、うん。んじゃお先!」
……
和晃「全く、マイペースにもほどがあるだろ。」
奈和「でもあれが健太だから仕方ないんじゃない?あれ?花音は?」
和晃「あれ?本当だ。いつの間に。気づかなかったわ。目の前にいたのに。」
花音は2人の前から突然と消えたのだ。
………
その頃花音は俺と阿弥を遠くから尾行していた。手に入れた部下とともに。