第1章
第14話


ゲームセンターに着いた2人はプリクラを撮る前にどんなゲームがあるのか店内を見回っていた。

すると美穂が「あっ、これ可愛い!」とクレーンゲームの景品のクマのぬいぐるみを指差して言う。

「やって良い?」と聞かれて「いいよ」と答えると、500円入れて6回の挑戦を始めた。

1回目から4回目まで終わって全て失敗、そして5回目を始めた。

「うーん、えいっ!」

バサッ

「あーっ、またダメだった…このまま私がやっても取れそうにないから、最後陽向やってくれない?」

「失敗しても文句言わないならやってあげてもいいよ(笑)」
「そんなこと言わないから、よろしく!」

そして、陽向の最初で最後のクレーンゲームが始まった。

時間制限がないタイプだったので時間を掛けながら落ち着いてクレーンを操作していく。
ウィーン、ウィーン

横も奥行きもぴったり合わせてクレーンを下ろす。

ウィーンガシャ
クマのぬいぐるみが持ち上がった。

「やった!ありがと!」
「まだ油断したらダメだよ」

持ち上がって動いている内に足だけがかかってる状態になった。

「あーっ、あとちょっと耐えて!」と美穂は願う

ゴトッ
「やったー!ほんとにありがと!大切にする!」

「そんなに喜んでもらえてよかったよ。」と陽向

「そういえばなんか、陽向妙に上手かったけどなんで?」と尋ねると

「中学の頃ちょっとガチでやってた頃があってね」と答える。

「何それ、先言ってよ!もっと多く取ってくれて良かったのに!」

「まぁ、頼まれてないかったからね、はい!この話終わり!プリクラ撮るんでしょ?とっとと撮って、昼ごはん食べよ」

「仕方ないなー、行こっか。」





■筆者メッセージ
今日から台本小説から普通の小説の書き方に変えていきたいと思います。
まだまだ台本感がある書き方ですが笑
マシにはなっていければと思うので、物語の内容とともに、楽しんでいただければと思います!

拍手、コメントよろしくお願いします!
のぞみ ( 2019/01/01(火) 22:02 )