1話
彼女の名前は古畑 奈和
彼女には付き合って一年の恋人がいる
彼の真面目で優しいところが好きだったから彼の告白にはすぐOKした
付き合い始めてからはお互いに充実した交際生活を送っていた。エッチはそんなにしてないけど、そんなこと全然気にしてない。
今私は校門の前でその人を待っている。付き合い始めてからはほとんど毎日一緒に帰っている。
「和くーん」
最愛の人の名前を呼ぶ。
「お待たせ!」
小走りで私のもとへ来る私より少し背の低い男。
「今日も一緒に帰ろう!」
「おう!」
「あれ?先輩じゃないですか?」
そこには中学の時の後輩の神崎くんがいた。
「あ!神崎くんだ!久しぶり〜」
「先輩もお久しぶりです!隣の方は彼氏ですか?」
「あ…うん、そうだよ」
「へぇ〜、久しぶりに会えたんでちょっとおしゃべりしたかったんですけど…迷惑ですよね…」
「あ…いや、うーん」
私は彼の方を見た、すると…
「行っといで。久しぶりに会えたんだろ?俺はいいから」
「分かった、ごめんね?また明日」
「うん、じゃあな」
いつも通り仲良く帰るべきだった…。
この後に迫り来る悲劇にも気付かずに神崎くんに付いていった。