1話
神崎中一時代…
彼は今ほど悪人では無かった。ふざけたり人をからかったりと真面目では無かったが人の彼女を寝取るような奴ではなかった。
しかし、ある事件が起こった。その時から彼は変わってしまった。
事の始まりは神崎が他校の生徒と密かに交際したことから始まる。
「お、大和田さん…ですよね?」
「は…はい、そうですけど?」
「ひ、一目惚れしました!付き合って下さい!」
神崎は下校中に一人になった一目惚れの相手である大和田南那に突然告白する。神崎は数日前にすれ違った南那に惚れて名前と学校を必死に調べて今日、覚悟を決めた。
「………………………………………」
間は長かった。南那も知りもしない相手の告白を受けるか迷っていた。しかし自分を見る真っ直ぐな眼差しに負けた。
「はい。」
そう言い神崎の手を握る。
「うっしゃーーー!!」
神崎は飛び跳ねながら歓喜の声を上げる。
「でも…私は一途な人以外愛さないから浮気しないでね?」
「も、勿論!あなた以外見ません!!」
そんな感じで二人の交際はスタートした。二人の歩みは順調なものだった。二人はお互いをよく知り合い、デートを重ねてお泊まりしたりキスまでした。しかし、どうしてもキスの先に進めなかった。
「ねぇ、エッチしよ?」
その言葉は唐突だった。南那が神崎の家に泊まり来ていた時だった。確かに家には二人以外誰も居なかった。しかし、神崎には1つ問題があった。
「あの…俺さ…童貞…なんだよね…」
これは神崎の一番のコンプレックスであった。性の知識に何故か詳しいと学校で評判だったが初体験はまだだった。
「あははは!」
「そ、そんなに面白いか!?」
「だって顔真っ赤にして言うんだもん。」
神崎は恥ずかしがりながらカミングアウトしたことがツボだったらしく大笑いする。
「でも気にしなくていいよ?私も処女だからさ!」
神崎は驚いた。南那ほどの可愛い女が処女であるということとそんな彼女からセックスを誘われていると認識した瞬間、我慢できずに南那にキスする。
「んんっ!んふぅ…」
南那も最初は驚いたが次第に南那からも求めていった。二人のキスはとても長く口を離した時はお互い息が上がっていた。
「はぁ…はぁ…南那…胸触っていい?…」
「うん…いいよ…」
南那の胸は大きくも小さくもないくらいの大きさだったが揉む度に漏れる甘い吐息だけでイきそうだった。
「あっ!…輝…胸揉むの上手いね?…ほんとに初めて?」
「え、上手い?…ネットとかで書いてあったみたいやってるだけなんだけど…」
神崎は南那の胸を存分に堪能していると当時に、神崎の一物はギンギンに勃起していた。
「あれぇ?私の太股に当たってるこれは何かなぁ?」
そう言うと南那は太股で神崎の一物を刺激していく。
「わっ!太股ヤバい!柔らかい…」
「んふふ…これが好きなの?」
そう言い南那は太股を一物に擦りつける。神崎にとって全ての体験が初めてで鮮やかだった。
「ねぇ…南那…下も触っていい?…」
「うん…分かった…」
神崎はゆっくり南那のズボンを脱がすとパンツの上から秘部を撫でる。そこはすでに少し湿っていた。
「南那、濡れてるよ?」
「う、うっさい!はぁん!…」
神崎は撫でる行為から擦る行為へ変えた。南那の秘部は擦る度にどんどん濡れていきパンツには大きなシミができていた。
「輝…上手すぎ!…あっ…やんっ…イ、イク…イっちゃう!…あぁぁ!!」
南那はピクッピクッと身体を震わせて絶頂した。神崎は起き上がると自分のズボンを脱がして一物を取り出す。
「うわっ!おっきい!」
「そ、そうかな?小さくはないとは思うけど…」
神崎は正常位の体勢で挿入しようとする。
「じゃあ、入れるね…」
「うん…いいよ…」
『ピンポーン』
神崎は挿入しようとするとインターホンがなる。無視しようとするが乱暴に何度も連続で鳴るので気が散ってやむを得ず服を着てインターホンに出る。
「はい、どちらですか?」
『おお!輝か!俺だ、父ちゃんだ!』
神崎の父は大手の運輸会社に勤めておりいつもは家に居ないのだがたまにこうして突如帰ってくることがあった。
神崎は南那に隠れるように言って父を家に入れる。
「おお〜、輝〜!我が息子よ〜!!」
神崎の父は玄関を開けると同時に神崎に抱き付く。神崎の予想通り酔っ払っていた。南那を隠したのは父が酒の勢いでセクハラさせないためだ。
神崎の父は神崎を抱き締めたまま寝てしまった。長旅で疲れていたのだろう。神崎は父を担いで父の部屋に寝かせるとすぐさま続きをしようと部屋に戻るが南那の姿はなく、メモ書きが1つあった。そこには
『冷めちゃったし続きはまた今度ね。』
とあった。急激に萎えた神崎はそのままふて寝してしまった。