狂犬の面影は無かった
怖かったです...
月城は今日もテレビ局に来ている。昨日は、森田と何回も体を重ね合わせた後もなんとか、夜の仕事には支障もなく、無事に終えることが出来た。
月城 「はぁ、腰いてぇ...」
椅子に座り込むと、腰の付け根が少し痛む感覚を覚えた。
月城 「や、やりすぎたな...森田さん可愛い顔して、性欲凄いんだな..あいたたた..」
メンバーの雑誌のインタビューが終わるまで楽屋で待機している颯馬。
月城 「今は正午前か...雑誌のインタビューは12時半には終わるのか..」
颯馬は少し緊張していた。なぜなら今日のメンバーは、自分の推しメンになっている人物だからである。マネージャー業に就く前に、一生懸命メンバーの名前を覚えている時に、自然とそのメンバーのことを推すようになっていた。そして、写真集までも購入しており、それをニヤニヤしながらみている颯馬。
??? 「マネージャー?」
月城 「やっぱ、可愛いな...」
??? 「おーい!」
月城 「うぉぉ!こ、小林さん!?い、インタビューは終わったんですか?!」
小林 「とっくに終わりましたよ?何見てるんですか?」
月城 「あっ!」
小林 「私の写真集見てたんですか?」
月城 「お、推しメンなので...」
小林 「えぇ、すごい嬉しい!楽屋に入ったら、すごい見てるなぁって..」
颯馬の推しメンは、小林由依なのだ。テレビでの印象は、狂犬と言われるツッコミ気質でズバズバと物を言うタイプだったがこうやって目の前にすると、めちゃくちゃ可愛く少し甘え気質のように颯馬に話しかけてくれる。
月城 (ち、近くで見るとめちゃくちゃ可愛いい...良い匂いするし..)
身長も160近くあり、モデル体型だった。
小林 「次ってなにかありましたっけ?」
月城 「あ、え、えっと...15時から雑誌の今度は撮影ですね...それまではテレビ局で待機らしいので!その後はフリーですので、自宅まで送らせていただきますね!」
小林 「ありがとうございます!」
小林は、ニッコリとした笑顔を浮かべながら、楽屋のソファへと腰掛ける。もちろん、颯馬は心臓の鼓動がバクバクと音を立てている。
月城 「こちら、お昼です!」
小林 「ありがとございます!」
颯馬も、小林と一緒にお昼ご飯を食べ終え談笑などで時間を潰していると、雑誌の撮影時間となった。
月城 「頑張ってください!」
小林 「はい!」
颯馬は、小林を見送り楽屋の片付けへと移る。
月城 「人見知りするって聞いたけど、全然話しやすい人だったな。狂犬キャラってのもまったくだったし。実は怖かったですなんて言えないし。まぁ、もしかして、今日小林さんとヤレたりして...」
変な妄想が止まらない颯馬。
月城 「あぁ、だめだ。集中しねえと。」
小林の雑誌撮影が終わるまで、また写真集を舐めまわすように眺める颯馬であった。
BACK | INDEX | NEXT

心の友 ( 2021/09/24(金) 18:35 )