battle1
困惑の道しるべ
一通り説明を終えた。
鷹山はため息をこぼしながら
「全く・・相変わらず君の周りにはいつも唐突にとんでもないことが起こるもんだね。」
「俺だって望んでるわけじゃない。ただこれは俺が解決しないといけない。でもこれが解決できればすべてに決着がつくんだ。そしたら前みたいにみんなと日本で過ごせるんだ。」
「わかったよ。みんなのことはなんとかするから、その代わり、麻衣達の事泣かせたら許さないからね翼。」
「肝に銘じておく」
鷹山はすべてを受け入れ親父達と合流した。
帰り際
「じゃぁみんなを連れて帰るから。なんかあったら連絡しなさい」
「わかったよ。」
翼は四人を見送りクラブハウスへ戻る。
「ごめん、七瀬。あとちょっとなんだ。頼んだぞ鷹山」

〜空港〜
飛び出した七瀬を追いかけてた美彩と麻衣と合流して飛行機の時間まで待機中。
その間も七瀬の涙は止まらなかった。
「なんでなん。ななは翼の彼女ちゃうん?」
背中をさすりながら美彩と麻衣が必死に励ましていた。
「大丈夫だよ。記憶が戻ったらあのバカすっ飛んでくるから。ななせ〜とかいって。そん時はひっぱたいてやろう!」
麻衣の必死の慰めを目の当たりにして鷹山はある決断を下す。

ドイツを出発し機内でも重苦しい雰囲気に。
鷹山は西城家の三人に簡単に状況説明をしたあと
翼の父をトイレへ誘い何やら会話を交わしていた。


日本につき帰宅の途に。最寄り駅で西條家の面々と別れた。
バスに乗るため四人は待機所へ。
次のバスは20分後
ふと七瀬に鷹山がめをやると涙は止まっていたがなんとなく憔悴していた。
心配そうに寄り添う七瀬と麻衣。
「もうななあかんかも。神様はいじわるすぎる。」
麻衣たちも涙ぐみながらなんとか励まし続ける。
「三人に伝えなきゃいけないことがある。」
「今じゃないとだめ?鷹君。」
麻衣の言葉を遮るように鷹山が続ける。
「ほんとは翼にすべてが解決するまで話すなって言われてたんだけど、もう無理だよ。三人のそんな姿もうみたくない。
「鷹君なんか知ってるんだね。」
美彩が 麻衣が 七瀬がそれぞれ答えを求めるように視線を鷹山に移す。
悪い翼・・

「実は翼の記憶は戻ってるんだ。」
鷹山の言葉に動揺を隠せない三人
「え?どうゆうこと?」
「演技をしてるってこと?」
「なんでうちらのこと覚えてへんとか言ってたん?」
まぁ当然の反応だった。
鷹山は話を続ける。
「戻ったのは二週間くらい前かな?ただ本当に記憶を一時的に亡くしたのは事実だから。」
「それで・・・翼は一体・・何考えてんの?」
麻衣のクエスチョンに答えよう。
意を決して鷹山が翼のすべてを語る。
そして三人は驚愕する。

同時刻、名古屋
?「そう、翼は知ってしまったのね・・」
?「あぁでも俺も会うまでわからなかったよ。」
?「またあの子に怒られちゃうかしら。でもこれは・・」


「美彩 麻衣 七瀬、実はあの翼の隣にいた友梨奈ちゃんなんだけど・・・・・」
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■筆者メッセージ
お久しぶりです
西野七瀬ちゃんの卒業発表驚きました。
彼女が決めた道です
全力で応援しましょう!

日村さんなんでスキャンダルなんか・・・


ってことで物語はターニングポイントになりました。
この後の展開はもうちょい考えたいと思います
見切り発車ですwww
しばしお待ちを
シベリアス ( 2018/09/21(金) 01:48 )