TAKE3
battle
出発時刻になり鷹山とともに学校へ
各自気合の入っているいい表情をしている。
これは期待できるかもしれないな。
バスに乗り込むと音楽を聴くもの 読書するもの 寝るものなど別れて各々の時間を過ごしていた。

ホテルにつき昼食を済ませ午後練を軽く行った。
もうやってきたことを試合で発揮する。それだけだと

夕食を済ませミーティングへ
そこで監督から明日のスタメンを発表された
4-5-1
GK 渋井 克(三年) キャプテン 1番
DF 菅谷 陸(二年)         3番
   富永 幹夫(一年)        4番
   向井 翔真(二年)       2番
   向井 佑真(二年)       5番

MF 堀 鷹山(二年)        7番
   間宮 淳(三年)        6番
   藤村 春樹(一年)       9番
   宮下 翔(一年)         8番
   中條 翼(二年)        10番

FW 桜庭千歳(二年)        11番
以上のメンバーでいく!
では各自ゆっくり休めて明日に臨むように。
最後に克、一言!
「連覇だなんだって外野は言うけど気にしなくていい。
一試合一試合全力で戦おう。
王者だったのは去年までだ
挑戦者として戦い切ろう!
攻めて攻めて勝ち切ろう!
「おう!!!!!!!」
チームのテンションは最高潮!いざ決戦の舞台へ・・・・・
インターハイ初戦当日の朝
同部屋の鷹山に起こしてもらい起床。
軽くストレッチをして食堂へ。
みんなぐっすり寝れた様子だった。
準備を済ませバスへ。
スマホを見るとLINEが五件きていた。
一件目
七瀬:おはよう!たぶん翼よりななのほうが緊張しとるわ。
けがしないでがんばってな?かっこええ姿期待しとるで!
大好きやで翼。」

家族の言葉も力になるけど彼女は別格だと思った。熱くならず冷静な闘志につなげよう。
「おはよう。七瀬が見てるからかっこいいとこ見せないとね((笑))
おれも大好きだ七瀬♡」
キャラに似合わず♡マークなんかつけてしまった。
まぁいい。
二件目
奈々未:ちゃんと寝れた?私の弟なんだから大丈夫だからね!
勝ちなさいよ!
変わらんな・・
「ありがとう。俺の姉貴でよかったと思ってもらえるようにがんばるよ奈々未!」
これで良し

三件目
飛鳥:勝てバカ兄貴!

え?こんだけ?スクロールすると下に

好きだよお兄ちゃん。

まったくどこまでツンデレなんだよ。
「カワイイ妹の前で負けらんねーな!ちゃんと見とけよ!」
ちょっとカッコつけすぎたか。
そのくらいのほうがいいかな?
四件目
親父:初戦の相手が栄学園だとはなんかの運命なのかもな。
あいつらも通ってる高校だ。全校応援だからもしかしたら見に来るかもしれない。
ただこれだけは忘れるなよ。俺も母さんも奈々未も飛鳥もお前の味方だ
何言われてもひるむなよ!サッカーでお前の成長した姿を証明してこい!

かっこいいじゃん親父。
「ブーイングは覚悟の上だよ(笑)親父の子供だぜ?そんなんでひるむわけないだろ。
見せてくるよ!俺の答えを。」
五件目
絵梨花:やっほー!しばらくピアノのレッスンないからなーちゃんたちと見に行くね!
ドイツの時以来にサッカーみるから楽しみにしてるね!」
そっか。よくドルトムントの試合見に来てくれてたもんな絵梨花は。
「ありがとう!成長した姿を見せられるようにがんばるよ!」

LINEを返し終え眠りにつく。


起きると会場の豊田スタジアムについた。
ジュニアユース時代よく試合した会場なのでそれほど感動もないが。
荷物をロッカーへ置きアップのためピッチへ。
二年の歳月が過ぎここへ戻ってきた。ただ着ているユニフォームの色も変わっている。


1時間ほどアップをしてロッカーへ

シベリアス ( 2018/07/11(水) 21:39 )