3quarter
それぞれが、授業などが終わり放課後になると優と由依は佑唯とごうりゅうしたが、朝の3人に加えて、ねると優と由依が顔を見たことがないこんな女の子が3人ほど集まっていた。
「今泉さんとは、ほかの中学でバスケ部に入ってた石森虹花です。
同じ今泉さんとは同じ学年だし、バスケ部を作るって聞いたから。よろしくお願いします。」
「石森先輩とは、同じ学校でバスケ部に入ってた渡邉理佐。
うちも、石森先輩と同じ理由でここに来た。」
「志田愛佳です。
バスケ部とか、バスケとか興味はないけど理佐がいるから来た。
それだけ。」
3人は、自己紹介をしたが優は、志田愛佳と渡邉理佐を少しだけ怖いと思ったのだった。
佑唯「理佐ちゃんは、知ってるよ!石森さんがいた時はまだベンチだったと思うけど、見たことはある気がする!」
ねる「どっちかって言うとうちと、渡邉さんが3年になってからキャプテンどうしだったもんね?
最後の試合で負けた時は悔しかったな〜」
と言うと、虹花と佑唯は笑顔でお互いの顔を見たが、ねると理佐は火花を散らしていた。
それを見限ったのか由依は小さな声で、でもみんなに聞こえるように
由依「えっと、はじめまして。
ずーと、同じ学校の小林由依です。
みんな盛り上がってるところ悪いけど、うちは興味ないので。
だから、帰ります。またあした。」
と言うと、そのまま歩き去ってしまった。
愛佳「なに、あの人うちらがバカなことやってるって思ってんのかな。なんかムカつく。」
愛佳は、由依が歩いていくのを見るとぼそっと言った。
佑唯「まぁ、みんな気にしないで?徐々に慣れてこれば、バスケ部できても入ってくれるでしょ。
志田さんは、興味なくても一緒にやろうと思ってくれるだけ嬉しいよ!」
優「でも、この学校で部活ってそんなすぐ簡単にできんの?」
優は軽い調子でいいながらも、神剣に考えている様子を見せるふりした。
愛佳「君ってさっきの人に似てるね。姉弟なの?
まぁ、いいけど。」
理佐「まぁ、今泉さんと石森さんがいれば何となるんじゃないかな?
1年生は大人しく待ってるしかないだろうけど。」
ねる「んー、理佐ちゃんとチームメイト〜なんか複雑だなー。」
虹花「まぁ、とりあえず!
頑張ってみるよ♪」
5人はそれぞれ、話を続けながらも少し暗くなると、それぞれ別の家路についたのだった。