高校一年の春
初の大会@
ユニフォームを貰い一月程経った。
正和と朝暉はユニフォームを貰ってからより一層練習に熱を入れてきた。ユニフォームを貰い気合が入ったようだ。
一ヶ月前に決心した事は揺らぐことなく堅固してるようだ。

正和「明日は遂に待ちに待った大会だな」
朝暉「俺達出れるかなぁ?」
正和「なに弱気になってんだよ」
朝暉「だってさ初めての高校の試合だよ?これで負けたら終わりだし怖いよ」
正和「負ける事をイメージするな、勝って全国大会決勝で勝つイメージしろよ。
俺はもう出来てるよ」
朝暉「え?」

それもそうだろう。
何故こんなに自信たっぷりで居れるのか。
コイツの心臓はどんな構造なのか知りたいものだ。
普通なら一年坊主が出る事はかなりのプレッシャーを感じるはずだがめちゃくちゃニコニコしている正和に恐怖を覚える。

正和「どうした?」

なぜニヤニヤ出来るのかまるで分からない。
朝暉からしたら恐ろしい鬼の様に見えるだろう。
だがそこで金子先発から招集がかかる。

キャメロン「ミーティング開始する。」

正和達は教室の机と椅子に座る。

キャメロン「明日からの試合のスタメンを発表する。」

順番に呼ばれていく。そして朝暉がトップ下、正和がトップと発表された。
正和にとってはかなりの楽しみのようだ。
朝暉は緊張からか吐きそうになっている。

そして次の日、朝6時に正和は校門にいた。

正和「まだかなー」
キャメロン「早すぎだ!」

集合時間は8時だからだろう。
本人はワクワク感しかないようでもうストレッチを始めている。
それはいつでも試合が出来るぞというアピールなのか本当のバカなのかが分からない。

正和「楽しみですよ!」

キャメロンは不思議そうな顔をしてどうしてかを尋ねる。

正和「だって全国大会でプレー出来るんですよ?」
キャメロン「残念ながら出れないな、チームはせいぜいベスト4止まりだ。」
正和「俺が全国大会に連れていきます!」
キャメロン「頼もしいな」
正和「初戦はどこですか? 」
キャメロン「長居高校で坂田高校か雄紅高校の勝者だったから坂田高校だな時間は3時からだ。」
正和「集合早くないですか?」
キャメロン「着くのは8時半だろ?そこから試合見ながらゆっくりストレッチして昼飯食ってアップしてってすればちょうどいいだろ?」
正和「ストレッチ何分するんですか?」(笑)
キャメロン「まぁええわ」

そんな事を話してサッカーボールを取り出すとゴールに猛ダッシュしてロングシュートを放つ。ペナルティエリアから5m程手前からゴール右手角のクロスバーに当ててネットを揺らすとそこから反対のゴールにドリブルして再びペナルティエリア10m程手前から今度は左足で右角のクロスバーに当ててネットを揺らすと今度は左角に右足、左足で同じように決める。
すると声が聴こえた。

彩「相変わらず上手いな」
正和「おー顎か」
彩「顎言うな!」
正和「ごめんごめん、朝暉は?」
彩「緊張で吐きそうになってたで?」
正和「相変わらずだね」(笑)
彩「ほんまやで!本番始まると2分で緊張が解けるのになんで本番前弱いねん」

正和は腹を抱えて爆笑、彩は困っていた。
時間になるとバスに乗り移動を始める。8時半に着くと教室待機をしてクーラーの効いた部屋で涼む。
正和は外に出て軽いジョギングをしながら試合を見ていた。
意外にも点が入り 3ー5で勝っていた。
正和は高校は点が入りやすいんだと思っていた。
かれこれ2時間でグラウンドを24周走り自販機で缶のスポーツドリンクを買い控え室に戻るとトランプをしたりスマホを使ったりとしていた。

正和「朝暉、ボール使って動かない?」
朝暉「行く!」

二人は試合の邪魔にならない所でダイレクトパスをしていた。
2人のダイレクトパスは一定のリズムで足に当たりながらパスを交わす。

正和かは爪先を使いボールを上げると腿でリフティングをする。
すると朝暉は後ろに下がる。約10m程離れて止まると正和は腿のリフティングを図上に上げるとそれをボレーの様に蹴ると放物線を描き朝暉の胸に吸い込まれるように飛んでいく。朝暉は胸でトラップするとダイレクトで放物線を描く…かと思いきや弾丸ライナーで正和の胸に飛ぶと正和は胸でうまくトラップすると弾丸ライナーで朝暉に飛ばすと朝暉は手を出す。
教室に戻りご飯を食べると軽くジョギングを始める。30分程したら5人組で バカ回しと言うダイレクトパスを4人で繋ぎ、中にいるバカと呼ばれる人に取られないようにするアップをする。
そして前の試合が終わるとシュート練習を始める。そしていよいよ試合の開始だった。

キャメロン「坂田高校は7番を自由にさせるな。
1点までは許すが 2点目は絶対に渡すな。
攻撃は正和に集めろ、正和ならどうにか出来る能力があるが打てる時はどんどん打っていけ。
まず初戦集中しろ!」

ピッチに入り相手チームと握手すると円陣を組んでキャプテンを待っていた。

キャプテン「お待たせ、先攻だから正和、最初正和がパス貰え、そこからドリブルで攻めていけ、まずはパスを考えるなよ。」
正和「分かりました。」

円陣が解けるとピッチに散らばっていった。
正和と朝暉はセンターサークルに入ると朝暉は左足でボールを触りホイッスルを待っている。
そしてピーとホイッスルの音がした。
今正和と朝暉にとって最初の試合が始まった。









■筆者メッセージ
どうでしょうか?もっとこうしたらいいとか
そういうことありますか?あればコメントお願いします
VBP ( 2016/08/31(水) 19:32 )