高校一年の春
入学初日A
入学式のある体育館に入り席に座る。
また長々と意味分かんない校長の話をウトウトしながら聞いていたが途中から完璧に寝てしまった。
そして目が覚めたのは司会の人が新入生代表挨拶、須藤凜々花さんお願いします。
の声で驚き目が覚める。
凜々花は堂々たる後ろ姿を驚き過ぎ見つめていた。
人間って驚くと笑ってしまう←(多分俺だけ)
もう凜々花のスピーチなんて入ってこない。
そして入学式が終わり彩と朝暉とぺちゃくちゃ話していた。

正和「凜々花ってめっちゃ凄いね」
朝暉「あの新入生代表挨拶の女の子?」
正和「そうそう」
彩「教室ではずっと本読んでんねん」
朝暉「へぇー」
正和「会いにくる?」
朝暉「いいよ別に」
彩「正和、折角やし学年でグル作らへん?」
正和「おぉー人見知りのしゃくれからこんな提案があるとは」
彩「正和君?どうした?」
正和「別に何でもありません」
彩「なら招待送ってな?」

正和はスマホを取り出してグルを作り彩と朝暉を招待した。

正和「そういや武太朗もこの学校だよな?」
彩「そうやんな?」
朝暉「確かDだよ」
正和「ならD組行こうぜ」

と100m12秒前半の快足お化け事正和が廊下を猛ダッシュした。
彩と朝暉も追い掛けるが縮まらずに広がる一方
正和がD組についてから1分程で朝暉と彩が着く。

正和「桃山武太朗っている?」

Dクラスが騒然とする。

武太朗「おぉー正和、どうした?」
正和「学年でグル作るからD組任せたよ」
武太朗「り」(笑)

正和と彩と朝暉は再び教室に戻る。
すると俺の机の周りに人が沢山いた←(人がゴミのようだ)(笑)
正和は教壇に上がると皆が注目してきた。

正和「ねぇねぇ皆でさ学年のグル作りたいんだけどさ、皆のLI◯E知らないからさ今からみんなに紙渡すから書いて俺のところに持ってきて。
やりたくない人は無理しなくても良いから、強制じゃないからね」

と言って紙を回す。
するとすぐさま10枚集まった。

正和「今紙出してくれた人には送ったから登録しといてね。」

既に50人程登録している。
さらにどんどん紙が集まってきた。
そしてクラス全員が紙を持って来てくれた。
するとある人からLINEが来た。
名前にはみるきーと飴ちゃんのような名前が書いてあった。

みるきー
よろしくね

こちらこそ
よろしく

うち
渡辺美優紀
山本彩ちゃんの
後の席

正和はぱっと見るとこちらを見てニコニコしながら手を振る女の子が一人いた。
再びスマホに視線を移す

みるきー
可愛いやろ?

自分で言うか?
まぁ
可愛いけど

え?
そんな
ストレートに
言われたら
照れるやん

再び渡辺さんに目を向けるといなかった。
すると後から肩をトントンと2回叩かれ振り返ると渡辺さんがいた。

正和「どうしたの?」
美優紀「あんなん書かれてたら照れるやん」

と全く以て照れている様子はない

正和「照れてないだろ?」
美優紀「そんな事ない、正和君みたいなイケメンに言われたら照れるやん」
正和「へぇー」
美優紀「ならまた後でな?」
凜々花「渡辺美優紀さんってあんな性格なんですかね?」
正和「じゃない?」

と笑って答える。
すると担任の先生が入ってきた瞬間教室が笑いに包まれる。

?「担任の金子剛です。キャメロンと呼んで下さい。
ちなみにアイドルグループチームk0(毛0)も作ったのでお父さんを参加させてください。
条件はハゲてる事だけです」

かなり面白い先生のようだ。クラスが笑ってる。

キャメロン「それじゃぁ自己紹介してください。」

自己紹介って既に皆してるよ(笑)
とか思いつつも進んでいき正和の番に

正和「野田正和です。福岡から来ました。サッカー大好きです。これから1年よろしく」

そしてどんどん進み自己紹介が終わるとキャメロンの軽い話をして学校は終わった。帰りは彩は母の車、俺と朝暉は近くのスポーツショップに来た。

正和「スパイク?」
朝暉「そうそう、正和も?」
正和「俺は今日届く」
朝暉「オーダーメイド?」
正和「そうそう」
朝暉「どんなのが良いかな?」

と悩んでいる様子。
正和はまずオレンジのNI◯Eのスパイクを選んでみた。
それを朝暉が履くと朝暉はなんかフィットするから動きやすいと感想を述べる。

正和「他見るぞ」

他にも緑のスパイクや赤のスパイク等をかれこれ1時間見る。

正和「でどれ?」
朝暉「最初のやつかな?」
正和「よし決まり」

正和と朝暉はレジで会計して出た。

正和「そろそろ帰って練習するか」
朝暉「だね」

二人は家に着くとボールとシューズと財布とスマホを持って近くの公園に向かった。






VBP ( 2016/08/04(木) 07:43 )