高校一年の春
騒然
次の日朝練が休みと言われたのでイヤホンを付けてのんびり学校に向かう。
すると学校の校門が騒然としていた。
なぜなら校門には1人の女の子がいた。
しかも正和の見覚えのある顔だ。

正和「遥香?」
遥香「正和君!」
彩「ぱるる!」
遥香「さや姉!」
朝暉「はるちゃん?」
遥香「朝君?」
正和「どうした?」
遥香「由依の事だけど…」
正和「ここじゃなんだし他校の生徒がいるとヤバイから」

そう言って正和はメモ帳にLINEのIDを書いて渡した。

正和「後でLINEして」

と言って校内に入っていった。
校内に入るとワーキャー騒ぎだ。
昨日の試合に来ていた生徒がTwi〇terで呟いていたのを見た人が正和に群がっている。
彩と美優紀は不機嫌になっている様だ。

正和「なになに?」(焦)
女子1「付き合ってください!」
女子2「正和君には私がお似合いよ!」

等と騒いでる間に正和は教室に向かう。
教室に着くと彩と美優紀が睨み付けてきた。

正和「凜々花おはよ」
凜々花「おはようございます。昨日の試合凄かったそうですね。」

とTwit〇erのツイートを見ていた。
そこには
イケメン1年生コンビの活躍により難波高校がベスト4!史上最高のチームだ!
と正和のゴールシーンと朝暉のゴールシーンが載っている。

正和「俺達の活躍じゃないね、皆で勝ち取った大金星だね」

正和はバックを横のフックに掛けた。

凜々花「そう言えば1つ質問があるんですけどいつも付けているネックレスってなんで付けてるの?」
正和「いずれ分かるさ。
ただこれだけは言える。
このネックレスがある限り俺は勝ち続けないといけないってこと。
俺が勝ちにこだわるのはこのネックレスがあるから」

正和は笑っているがどこか寂しそうな笑顔だった。
すると先生が入ってきていつも通りの生活を送る。
しかし1つ気になったのだが昼休み正和と朝暉と武太朗、彩と美優紀と凜々花で食堂に向かう途中チラチラみられている。
すると

男子A「渡辺美優紀、俺にヤらせてくれ」
正和「誰だ?」
美優紀「分からへん」
男子A「だってヤリマンだろ?」
正和「は?巫山戯るのもいい加減にしろよ」
男子A「だってヤリマンビッチだろ?」

正和からブチッという音が聞こえた。
すると正和は廊下のど真ん中で相手の胸座を掴むとこう叫んだ。

正和「いい加減にしろよテメェ!俺の友達にいい加減な事言うな!誰から聞いた!」
男子A「ヤらせてくれるなら良いよ」
正和「話にならない。今後一切俺達に近づくな」
凜々花「正和君!これ!」

凜々花のスマホに写っていたのは
1年の渡辺美優紀って女はビッチで金払わなくてもヤらせてくれる。
と書いてあった。

正和「この写真見せて」

と正和は画像をタップすると校内の掲示板に貼ってある紙だった。
渡辺美優紀はヤリマンビッチでお願いすればヤらせてくれる。

正和「これって…食堂…2階の生徒ルームの掲示板。
本当か?」
美優紀「そんな事実無いねん」
正和「朝暉、生徒ルームの掲示板行ってくれ、俺は食堂行く。
武太朗は美優紀連れて保健室に連れていって!あの先生なら大丈夫」

2人は走り出す。
正和は食堂に着くと掲示板に駆け寄る。
人集りが出来ていてその頃合間を縫って掲示板の前に行くと紙を全て破り取る。
すると無言で走り出す。
朝暉のいる生徒ルームに向かうとちょうど剥がし終えていた。
2人で職員室に向かうと金子先生が居たので話をした。
するとコソッとマスターキーを渡される。
放送室のだった。
2人は廊下に出ると武太朗にLINEして隣の放送室に向かう。
2分程で武太朗達も来た。

武太朗「何をする気だ?」
正和「まぁ見てな。
正和はマイクのスイッチを入れる。

正和「臨時放送をします。
本日心無い人のせいで1人の友達が傷つきました。
僕は良い性格ではありませんので犯人を探したいと思います。
彼女は仲間です。
仲間を傷つけるやつはどんな奴でも許しません。
犯人の方、1年A組野田正和まで言いに来てください。
今日ならまだ許します。
これ以上友達を傷つけないで下さい」

そこでマイクのスイッチを切る

美優紀「ごめん」

と泣きじゃくる美優紀を抱きしめ優しく頭を撫でる。

正和「美優紀、取り敢えず屋上行こう?」

2人っきりで屋上に向かう。
屋上でも抱き締めたまま優しく頭を頭を頭を撫でる。
美優紀が落ち着いたのは授業が終わった頃だった。
正和「ここで待ってて。
帰りのSHR出てくるから」

正和は戻りSHRを受けると朝暉に今日用事で休む事を伝え鍵を渡した。
美優紀の荷物を持ち屋上に上がる。

正和「美優紀、大丈夫か?」
美優紀「うん、ごめんな?」
正和「今聞くことか分からんけどあれ本当のこと?」
美優紀「ちゃうで?」
正和「美優紀の事中学から知ってる女子っている?」
美優紀「1人だけおるで?Aや!」
正和「朝いた娘か」
美優紀「その子の彼氏取っちゃってん。
向から話しかけて告白されたんよ、で付き合ってる事も知らんかってん。
そしたら泥棒扱いされてん。
幻滅したやろ?」
正和「は?なんで?お前は被害者だ。
朝暉に来たらLINEしてって言ったけどまだ来てないからね、決定的な証拠掴まんとな。」
美優紀「ごめんな?練習も出来ひんから邪魔ちゃう?」
正和「じゃあ帰ったら練習するから
一緒にしよう?」
美優紀「それでええん?」
正和「当たり前だ、取り敢えず家に戻るかね」

2人は下駄箱に向かう。
すると周りの女子達がいた。
キャーと言う歓声を受けると正和は何かを閃いたようにニヤリと笑う。

正和「皆、今日の放送聞いてた?犯人は多分Aなんだよね、皆は黙ってて欲しいんだけどAを見張っててくれない?僕の為だけどお願い!
無実の子が苦しむのはおかしいじゃん?」

皆はもちろんしてくれるようだ。

正和「よし、行くか」

2人は取り敢えず正和と彩と朝暉の家に向かう。
正和はただ普通に帰るのも面白くないということらしく冒険のように帰る。
川に大きな石があり渡れるような道や人の敷地内を通り雷親父に追いかけられたりとなかなか童心に帰り面白かった。
いつもより10分程時間がかかったが無事かえってこれた。

正和「俺の部屋行く?」
美優紀「行く!」

2人で階段を上がり1番奥の部屋に入る。
美優紀をベットに座らせて正和はシャツを持って部屋を出る。
正和は脱衣場で制服を脱いでレアル・マドリ〇ドの7番のシャツを着るとキッチンに向かい自分のスクイズボトルと予備のボトルを取り出し水を入れて保冷の出来るボトルホルダーに入れると再び階段を上がると美優紀がウロウロしていた。
まぁ異性の部屋に入るわけだしそりゃー気になるだろうが思春期の男子が持っていそうなエロ本やAVなんかは持っていない。
パソコンでは調べてない。
よし、安全だな←(本当か?)
部屋を開けると美優紀は何故かAVを持って立っていた。
しかもJKの奴だ。

美優紀「正和君も年頃の男子やな」
正和「なんで?俺持ってないよ?」(焦)←(嘘つけ!)
正和「嘘じゃねーわ!」
美優紀「?どしたんいきなり」
正和「なんか天の声が聞こえた。」
美優紀「フフフ」

正和はこの時目の前にいる美優紀の笑顔が悪魔の微笑みに見えた。

正和「あ!思い出した!武太朗のだ!」
美優紀「武太朗君?」
正和「彼奴が俺の部屋に来た時にそれを持って来てた!」
美優紀「人のせいにするのはアカンで?」
正和「本当だって!、それより行こうよ」
美優紀「ほんまに?」

正和は諦めて部屋を出ると美優紀が付いてきた。
正和はエナメルバックにスパイクを入れてランニングシューズを履く。

正和「取り敢えず家まで送るよ。」
美優紀「へ?奈良やで?」
正和「は?」
美優紀「やから、家奈良県やで?」
正和「分かった。」

正和は駅まで行き特急券を買い電車に
乗り奈良まで向かう。
美優紀の家の近くの公園に来ると、正和は花紺青色でインサイド側に金色の星が7つ、アウトサイド側には白でMASAKAZUの刺繍されている。
格好はUー15の日本代表ジャージを着ている。
美優紀は一旦自宅に戻り黒のジャージに着替えて来た。
正和はサッカーボールを取り出す。

正和「やり方分かる?」
美優紀「当たり前や!誰だとおもってんの?」
正和「へいへい、じゃあ行くよー」

正和は試合で出すパスより少し弱めのパスを出す。
すると美優紀は逃げた。

正和「強かった?」
美優紀「速いわ!バカ!」
正和「ゴメンゴメン」

少しすると美優紀も慣れてきたのかボールに反応することが出来るようになったがトラップもグチャグチャ、パスもグチャグチャ。
ただ一生懸命頑張っている美優紀が可愛く思えた。
少しして日が暮れてきた。

正和「そろそろ帰るから」
美優紀「ごめんな?」
正和「気にするな」

美優紀の髪の毛ぐちゃぐちゃになる程撫でるとそれを手櫛で整える。

正和「じゃあな!」

正和は駅まで走ると時刻表をじっと眺める
正和「朝4時53分か…」

正和は電車に乗って自宅まで帰っていった。

正和はスマホを開くとL〇NEが500件を超えていた。
彩から150件来ていた。

正和「あ!言うの忘れてた……ま、いっか」

他は女の子だった。
内容はほとんど犯人はあの子で違いない!という内容だった。
更に動画で食堂に貼っているシーンがあり、その後近寄ると美優紀の悪口や全裸の合成写真が貼られていた。
正和は一人一人にありがとうとLIN〇を返して行く。
そして1人の前で指が動かなかった。
いや、動かせなかった。

遥香

由依
手術受けたんだって
成功したけど
暫く帰って
来れないんだって
由依と
テレビ電話で
話したんだけど
約束守ってるって話したら
喜んでた。

正和

分かった。
取り敢えず無事だった事は分かったけど
約束覚えててくれたんだ。

そのまま遥香とやり取りをしながら駅に着くと彩が駅の前で膝に手を着き息を切らしていた。

正和「よぉー彩!」
彩「なんやねん!心配してんねんで!」
正和「わりわり、ただ決定的な証拠掴んだんだよ!明日朝金子先生に見せてみる。
多分自宅謹慎か退学だろうな」
彩「それ見してくれへん?」

正和は彩に送られてきた動画を見せる。
そこにはAが掲示板に何かをしているようだった。
そしてAがどこかに行くと掲示板の前に行った時の動画を見せた。

彩「やっぱりやったんか」
正和「うん」

2人は家まで帰ると朝暉にLI〇Eで動画を送った。

そして俺、彩、朝暉、美優紀、武太朗のLI〇Eに明日6時半集合とだけ書いた。
すると既読が着き「り」の一文字のみ帰ってくる。

正和はベットに寝そべりながらこうつぶやく。

正和「さぁ仲間を傷つきました奴を許さない。
由依の為にも」











■筆者メッセージ
由依ちゃんは生きてた!でもどこに…
VBP ( 2016/09/05(月) 10:58 )