AKBの執事兼スタッフ


















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第12章 Continue to protect
60 storys 〜久し振り〜
 「久しぶりに、3人で遊ばない?」

 元カノの花音が、珍しく電話をかけてきた。 喧嘩して別れたわけではないので気まずくはないし、むしろ幼馴染で集まりたいと思っていた。 時間を合わせて、次の日の夜に京介の家で集まることにした。 

  「あんまり栄の仕事は入ってこないからなぁ・・・ 最近は俺も京介も本店の仕事ばっかりだな」

 ジュースを口に含みながら、京介と花音を見渡した。 少し髪を切った花音は幼くなったし、伸ばした髪をポニーテールにしている京介は明会布袋さんを意識している。 僕はというと、眼に被るくらい前髪を伸ばし、ヒムロックをリスペクトしている。

  「てか、まどかちゃんと事件に遭ったらしいじゃん・・・ 大丈夫だったの?」

 少しトーンを落とした花音は、前髪をかき上げながら訊いてきた。

  「あの時はなんとか凌いだけど、大勢で来られたら歓迎できないよね・・・ まぁ、その為に俺と京介がいるんだけどね」

眼を合わせた京介は、自信に満ちた顔で鼻をならした。 俺も笑って舌打ちをし、再びコップに手を伸ばした。

  「ていうかさ、SKEじゃ2人の話題が凄いんだよね。 最近玲奈さんと珠理奈さんしか2人に会ってないから、皆会いたいな〜って言ってるよ」

 花音はあどけない笑顔で話し始めた。 
   
  「そう言えばそうだな。 SKEの皆にも会いたいネ」

頭にはSKEのメンバー達の顔が浮かび上がってくる。 甲高い声のちゅりさんや、大食いなのに細い真那さん。 骨が無いだーすーさんにポンコツの茉夏さん。 思い出せば思い出すほど会いたくなってくる。

  「お忍びで、今度会いに行こうかな・・・? オフの前の日に車で」

真剣に話をしたつもりが2人には冗談だと捉えられてしまったらしい。 

  「俺はやると決めたらやるんだよ。 名古屋なんて、高速飛ばせばすぐ着くよ!」

  「じゃあ、待ってるよ」

 寝巻に着替えた花音は眠たそうな眼を擦りながら、最高の笑顔で返事をした。 その可愛さに思わず抱きしめそうになった。 だが、今はまだ抱きしめるわけにはいかない。 その時が来るまで、ハグはお預けだ・・・

Zodiac ( 2013/12/23(月) 19:41 )