6章
19
何故いるのか。
よく見ると窓が開いている。
俺のベットの上で眠る理佐。
そうか、また鍵を閉めていなかった。
自分の不用心さには呆れてしまう。
まあ、ここが開いているからといって、入ってこれるのは理佐ぐらいだろうけど。

「何やってんだよお嬢さん」

気持ち良さそうに眠る理佐の頬を突く。

「んっ……あれ……?」

のそのそと起き上がり辺りを見回す理佐。

「あ、寝ちゃったんだ私」

「何、また漫画でも読んでたのか?」

「ま、まあ……」

どんだけうちに置いてある漫画が好きなんだ。
そんなに読みたいなら貸してやると言っているのに。
まあいいか。とりあえずお腹が空いた。

「あ、そうだ。理佐も朝飯食う?今から作るけど」

「あ、うん。食べたい」

「はいよ」

「……怒らないの?」

「何を?」

「その、勝手に入って、寝ちゃってたし」

今更そんな事を気にする訳が無いだろう。
気付けば横で寝ていた衝撃に比べれば可愛いもんだ。

「もう今更そんなんで怒らない。なに、それとも悪い事でもしてた?」

「し、してないから!」

ちょっと茶化してみたらこの反応だ。
全く気の強いお嬢さんだこと。
トーストを2枚、目玉焼きとベーコンも作り、どこかの映画作品に出てきそうな朝ご飯が完成した。
2人で完食。
時刻は午前9時を回った。

さて、また明日から1週間が始まる。
昨日の疲れを取るためにも今日は一日寝腐ろうと思う。


イヴ ( 2018/07/16(月) 22:29 )