6章
16
「七瀬、無理しなくていい。ここで辞めとこうか?」

大勢の男に囲まれて、無抵抗のまま衣服を剥ぎ取られ、なんの愛撫もされていない秘部に突き立てられる男根。
身を引き裂かれるような激しい痛みと、自分の中で異物が蠢く嫌悪感。
その恐怖を知っている七瀬にとって、そう簡単に乗り越えられる壁では無い。

腕の中ですすり泣く七瀬を、ただギュッと抱きしめてやる事しか出来ない俺の無力さを嘆くしかなかった。

「裕樹……もう大丈夫。続き、しよ?」

「無理しなくていいんだぞ?」

「裕樹がギュッてしてくれたから大丈夫。裕樹が一緒やったら、なな強くなれるかも」

赤くなった目で、精一杯笑ってみせる七瀬。
彼女の振り絞った勇気を無駄にする訳にはいかない。
また唇を重ね、舌を絡ませる。
そのまま当てがったモノをゆっくりと七瀬の中へ沈めた。

「んっ、んんんっ……んーっ」

口を塞がれた七瀬が唸るような声を出す。
七瀬の中に挿ったモノがギチギチと締め付けられる。
七瀬の初めてから、数年越しの挿入。
男の俺には、どうやっても痛みを知ってあげることが出来ない。
唇を離すと、七瀬の目には大粒の涙が。

「痛かったよな、良く頑張ったな」

その涙を指ですくい、七瀬の頭を撫でる。

「痛かったけど、嬉しい……。裕樹、またギュッてして?」

俺たちは繋がったまま、しばらく抱き合った。
時折唇を重ねては離しを繰り返す。
次第に膣の締め付けも緩くなっていた。

「裕樹、動いてええよ?」

「もう痛くない?」

「うん、大丈夫」

「わかった。痛かったら言えよ?」

ゆっくりと、七瀬の中で律動する。

「んっ……あっ……あっ……」

奥を突く度に甘い声を出す七瀬。
愛撫の時とは違ったその声は、俺を更に興奮させた。

イヴ ( 2018/07/15(日) 20:37 )