{驚愕}
「あの、私が呼んだとは…?」
「あぁそうそうすまないね。いきなり呼び出して。」
「いえ、それはいいんですが…」
「ま、中に入れば呼んだ理由も分かるさ。入りたまえ。」
理事長室そんな簡単に入って良いのだろうか?
どうしても入らなきゃ駄目か?
面倒くさそうな匂いがプンプンするんだが…
「失礼しま〜す。」
「…失礼します。」
躊躇なく入っていく大我につられて入ってしまったが…
中には俺達と理事長、そして…どっかで見たような男性が一人。
「…っ!」
「そこの椅子に座ってくれ。」
言われたとおりに椅子に座る俺達。
大我は目の前の男性を何か知ってるようだが…
「彼らが?」
「あぁ、そうだ。」
俺達に分かるように話して貰いたいんだが?
見たところ理事長と男性は仲が良さそうだな…
「あの…それでお、自分たちは…?」
「そんなにかしこまらなくて良いさ。そうだね、先ずは自己紹介をしようか。」
そう言って優しく声をかけてきた男性は…
「私は秋元康。芸能プロデューサーをしている。」
「やっぱり…」
秋元…康…?
ここから俺達の日常は崩れさっていく…