02
翌日の夜。和也の自宅マンション前に竹内の車が停まった。約束した時間ぴったりだ。
「和也さん、乗って下さい」
車に乗ると和也は早速竹内に質問した。
「なあ、特別な事情って何だよ?」
「奈和さんって男性経験多そうじゃないですか。でも実は女性の方が好きで、男性とのセックスは数えるくらいしか無いらしいんです」
「えっ!?」
「でも最近は男性とのセックスも楽しみたくなってきたみたいで相談されたんです」
「それで?」
「奈和さん、手始めに知ってる人がいいって言うから和也さんを勧めたんです」
「古畑は何て言ってた?」
「それなら安心できるって。でもいきなりは恥ずかしいから、私に連れて来て欲しいと言われて‥それにちょっと強引にして欲しいと‥」
「強引に!?いや、それはマズいだろ‥」
「大丈夫ですよ(笑)」
不敵に微笑む竹内に対して和也は釈然としない顔をしていた。それ以降車内は無言のまま、20分くらいで車はホテルに着いた。
「さあ行きましょう」
「えっ?竹内は帰るんじゃないのか?」
「部屋まで案内します」
「そ、そうか‥」
車を降りた2人はホテルに入る。竹内は無人のフロントに置かれている電話を取ると何か話している。
「はい、そうです。302号室の鍵を開けていただけますか?はい、お願いします」
竹内は受話器を置くと和也の手を引いてエレベーターに乗り込んだ。
「今の電話、古畑か?」
「いいえ、このホテルのスタッフです。奈和さんは部屋でスタンバイしてます」
「スタンバイ?」
「はい、事前に奈和さんは部屋に入ってもらってます」
「なんで先に入ってるんだ?」
「ふふっ‥奈和さん、すごい格好で待ってますよ〜」
「すごい格好?」
「とにかく、部屋に行けば分かりますから」
そんなやり取りをしているうちに3階に着いた。そしてエレベーター近くの302号室に入る。鍵はフロントからの遠隔操作で解錠されているらしい。
「奈和さん、来ましたよ」
部屋に入ると驚く光景が待っていた。ベッドの上には何も身につけていない古畑がアイマスクをして、更に両腕は革手錠で後ろ手にされて座っていたのだ。すごい格好とはこれだった。
「さきぽん?ねえ、さきぽんなの?」
「そうですよ。和也さんも一緒です」
「ええっ!?もう連れて来ちゃったの!?」
「はい、私の隣にいます」
「あああ‥どうしよう‥心の準備が‥」
動揺する古畑の言葉を無視して竹内はベッドに上がる。
「そんなこと言って‥革手錠とか着ける時はノリノリだったじゃないですか(笑)」
「だって‥あれはさきぽんが‥」
和也は頭の中を必死に整理する。要するに竹内は古畑を事前にホテルまで連れて来ると、古畑の体を拘束したようだ。そして古畑を置いて和也を迎えに来たということらしい。
「ねえ、さきぽん‥恥ずかしい‥和也さんも見てるんでしょ?」
「もちろんです」
そう言うと竹内の手が古畑の股間へ伸びる。
「あれ〜?もう濡れてるじゃないですか〜」
竹内が指を膣口付近に這わせる。
「あっ!さきぽん!やめて!和也さんが見てるんでしょ?」
「見てますよ〜。ほら、濡れてる奈和さんのオマ〇コ見てもらいましょ?」
そう言うと竹内は指を一気に挿入して膣内をかき回す。グチュグチュと卑猥な音が部屋に響く。
「あっ!あっ!さきぽん!ダメダメ!」
「何がダメなんですか?こんなに濡れてるのに(笑)」
目の前で繰り広げられる淫靡な情景に和也は言葉を失い立ち尽くしていた。
「さて‥これくらいでいいかな?奈和さん、私は帰りますから、後は和也さんとごゆっくり‥」
竹内は古畑から離れ、ベッドから降りた。
「へっ!?さきぽん帰っちゃうの?」
「はい、私の仕事はここまでです」
「お願い!帰らないで!男の人と2人きりは不安なの!」
「そう言われても‥困ります‥」
そう言うと和也の顔をチラっと見た。竹内の顔は明らかに困った様子ではなく、むしろ嬉しそうだった。
「ね?さきぽん、お願い!嫌かもしれないけど最後まで一緒にいて!」
そのやり取りに和也は不安を感じつつ、これが竹内の当初からの狙いだと気づいた。
「もう‥そこまで言われたら仕方ないですね」
「ありがとう、さきぽん!」
「和也さん、いいですよね?」
竹内の顔には『してやったり』という表情が浮かんでいる。和也の頭は何も考えられない状態になっていた。
「それでは‥」
おもむろに竹内が服を脱ぎ始める。
「ほら、和也さんも脱いで下さい」
思考回路が停止気味になった和也は促されるままに服を脱ぐ。
「やだぁ(笑)和也さん大きくしちゃってる!」
一糸まとわぬ姿になった竹内が笑う。あんな行為を見せられて反応しない方がおかしい。和也のペニスは天に向かってそそり立っていた。
「和也さん‥こちらへどうぞ。奈和さんのこと可愛がってあげて下さい」
和也がベッドに上がると竹内は古畑の背後に回り込む。
「奈和さん‥和也さんに見せてあげましょ」
古畑の耳元で囁くと後ろから古畑の両膝に手を掛けて大きく広げた。
「きゃああっ!さきぽんダメええ!和也さんに見えちゃう!」
「奈和さんのオマ〇コ丸見えですよ〜」
「さきぽん、恥ずかしいよぉ‥男の人に見られてる‥」
「和也さん、早く早く!」
竹内に急かされた和也は戸惑いつつも古畑の股間に顔を埋めた。そして丁寧に膣口付近から舐め始めた。
「ああっ!和也さん!そんなとこ舐めないで!んっ!あっ!」
「奈和さん可愛い‥じゃあ私はこっちを‥」
竹内が古畑の乳房を下からすくうように揉み始める。一方の和也は一心不乱に古畑の股間を舐めまわしていた。