日高優月
04
もつれるようにベッドへ倒れ込んだ2人は唇を重ねると、お互いの舌を絡め唾液を交換するような濃厚なキスを始めた。

「ん‥チュ‥和也さぁん‥」

浴室で絶頂まであと一歩というところで中断された日高は、両太ももを擦り合わせて切なそうな声を上げた。
それを合図にキスしていた和也の唇は首筋を通って乳首へと到達した。

「ひゃっ!?あっ‥んっ‥」

日高が乳首を攻められて声を漏らすと、今度は和也の中指と薬指が膣内に挿入され、更に親指はクリトリスを刺激し始めた。

「ああああっ!それすごい!」

グチュグチュグチュグチュ‥
和也が指を動かす度に恥ずかしい音が部屋に響き渡る。そして指が膣内の他の場所とは違う感触の所に当たった。

「ああああっ!何それ!ヤバいヤバい!」

おそらく指がGスポットに当たってるらしい。和也は押すように刺激を与え続ける。

「ひいいいいいっ!ダメぇ!ああっ‥イクぅぅぅ!」

大絶叫と共に日高が絶頂に達した。それを見た和也は思った。

「(これならアナルじゃなくて普通にセックスしてもイケるんじゃないか?)」

善は急げ‥じゃないが、和也は持参したコンドームを手早く装着すると正常位の体勢になった。

「日高、入れるぞ」

「えっ‥まだイッたばかりだから‥ちょっと待っ‥あああああっ!」

日高が話し終わるのを待たずに、はち切れんばかりに勃起したペニスを挿入した。

「待ってって言ったのにぃ‥あっ!あっ!あっ!」

和也は日高の腰を掴むと腰を動かし始めた。

オレンジ ( 2021/07/30(金) 22:17 )