06
四つん這いになっていた日高は一旦立ち上がり、枕元に忍ばせていたローション入りの小さなボトルを手に取った。
「和也さん、ローション塗りますね」
日高はローションを手の平に出すと、一度放出したとは思えないほど屹立したペニスに塗り始めた。それは完全にローション手コキだった。
「おおお‥気持ちいい‥」
「出しちゃダメですよ(笑)」
そう言うと日高は四つん這いになりお尻を高く上げてアナルへの挿入を待った。
「えーっと‥こうかな?」
「あっ‥そうです‥そのまま押し込むように‥」
初めてアナルセックスする和也は少し手間取りながらも挿入を果たした。
「うううう‥入ったきた‥」
「日高、大丈夫か?」
「大丈夫です‥久しぶりだから少しキツいだけです‥」
「動いてもいいか?」
「お願いします」
腰を動かすと意外なことに気付く。アナル自体はキツくペニスを締め付けるが、中は思ったほどではなかった。抽挿するとアナルは竿の部分を刺激し、亀頭は腸壁に擦れて独特の感触を生み出す。
「あっ‥あっ‥あっ‥気持ちいい‥んっ‥和也さんはどうですか?」
「何だか不思議な感触だけど‥気持ちいいぞ‥」
「良かった‥あの‥もう少し速くしても大丈夫ですよ」
「そうか‥じゃあ‥」
和也が腰の動きを速めると日高の嬌声がMAXまで跳ね上がる。
「ひぎゃああああ!気ん持ちいいですううう!あっ!あっ!あっ!すごいです!」
「ああっ‥俺も気持ちいい‥」
パンパンパンパンパンパンパン!
和也が更に激しくペニスを打ち込むと日高は涙で顔をクシャクシャにして髪を振り乱しながら絶叫した。
「ひぃぃぃぃぃ!すごいすごいすごい!気持ちよすぎて死んじゃいそうです!」
「日高‥俺、もう出そうだよ‥」
「はい!そのまま出して下さい!あっ!あっ!私もイッていいですか!」
「いいぞ!一緒にイクぞ!」
「あああああ!ありがとうございます!もうダメです!イクイクイクイクううぅぅっ!」
「おおおっ‥俺もイク!」
ドピュッドピュッビュルッビュルッ!
「はああぁぁっ‥熱いのがいっぱい出てる‥」
「ハァハァ‥初めてアナルでヤったけど気持ちよかった‥」
「和也さんも気持ちよくなってくれて嬉しいです‥」
「日高はどうだった?」
「もう‥聞かなくても分かるでしょ!」
「まあね(笑)さて、シャワーでも浴びるか」
和也がペニスを抜くと、アナルから精液が卑猥な音を立てながら溢れてきた。
「あっやだ‥恥ずかしい‥」
日高はティッシュを何枚か手に取るとアナルに宛てがい、出てくる精液を拭った。
「和也さん、私も一緒にシャワー浴びる!」
「えっ!?」
「あっ、本当に浴びるだけですから(笑)」
「うーん、まあいいけど」
浴室に入った2人は互いの体をボディーソープで洗い合った。最初こそ普通に洗っていたが、日高が突然和也のペニスを握って扱き始めた。
「お、おい日高!」
「もう‥和也さん‥また大きくしちゃって‥」
「それはお前が‥うっ‥」
ボディーソープの滑りを利用してリズミカルに扱かれ、和也は言葉を詰まらせる。
「和也さん‥キスして下さい‥」
「あ、ああ‥チュッ‥」
「チュルッ‥レロッレロッ‥‥ん‥和也さん‥キスしながら出して下さいね」
「う、うん‥チュルッ‥レロッレロッレロッジュルッ‥」
キスしている間も日高の手は止まらない。そして‥
「んっ‥レロッジュルッ‥出る‥レロッレロッ‥」
「レロッレロッ‥いいですよ‥いっぱい出して下さいレロッジュルッ‥」
「んんんんっ!出る!」
ドピュッビュルッビュルッビュルッ!
「レロッジュルッ‥あっ‥すごい‥」
日高の手で和也は三度目の射精に導かれた。
「気持ちよかったですか?」
「当たり前だろ‥」
「ですよね(笑)」
「まったく‥」
「和也さん、そろそろ出ませんか?」
「それもそうだな‥」
浴室を出た2人は体を拭き備え付けのバスローブを着た。そして部屋に戻ると一緒にWベッドへ入った。
「和也さん‥本当にありがとうございました」
「礼なんて言うなよ。俺も気持ちいい思いさせてもらったんだから」
「でも、お尻じゃなくてもイクことができて‥新しい私になれた気がするんです!」
「それならよかった。少しは役に立てたみたいだな(笑)」
「本当にありがとうございました!」
時計を見ると既に深夜2時を過ぎていた。
「さて‥寝るか‥」
「そうですね‥明日は朝からツアーのリハですからね」
「そうだぞ、早く寝ろよ」
「はーい」
2人は激しいセックスの疲れからなのか、あっという間に深い眠りに落ちていった。