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「うわー意外とデカイな」
目の前に飛び出した男性器をマジマジと見つめた。映像や漫画では見たとこがあったが実物は初めてだった。俗に言う勃起している状態の男性器を右手で軽く掴み反応を確かめた。
「真子は弟のとか見たことないの」
「小学生くらいの時ならあるけど、流石に最近は無いよ。でもこんなに大きいのかな」
「僕は普通くらいだけどね」
「そうなの? これ以上大きかったら入らなくない?」
「大丈夫。でも入りやすくなるようにちゃんと手でほぐしたり、舐めたりするんだよ」
真子はなるほど、という顔ををした。
「じゃあフェラした方がいいね」
真子は席を立つと狭い空間に入り込み祐樹の股の間にしゃがみ込む。いつの間にか亀頭の先が濡れていた。祐樹が感じている証拠なのだろうか。
「一応指で練習してたけどさ痛かったら言ってね」
「歯を当てなければ大丈夫だよ。好きに舐めて」
真子は軽く男性器にキスした。恐る恐る舌を付けてペロッと舐めるとお世辞にも美味しいとは言えない味がした。
「うえっ。変な味」
顔をしかめるも覚悟を決め、パクッと咥えた。口の中で唾液が溢れてくる。凹凸がある部分を中心にとりあえず舌を這わせてみた。すると祐樹の体が小刻みに震えた。
「んっ、んっ......」
気づくと祐樹はスマホを掲げ、男性器を舐める自分の姿を撮影していた。
「んっ、弱み握られたから私これから先生の奴隷だね」
「そんなことないよ。嫌なら動画消すからちゃんと言ってね」
「消さなくていよ。奴隷でいいもん。先生なら奴隷になりたい」
「真子は奴隷じゃないよ。大切な彼女だよ」
真子の頭を優しく撫でた。彼女達は『奴隷』や『性欲処理』といった言葉を使うことがある。自分からしたら何にも代えがたい大切な存在なのに。思春期の内はまだ愛情が良く分からないのか、それとも自分の不貞が原因なのか。
「彼女って奴隷みたいなもんじゃん。それでも幸せだよ? 先生みたいな優しい人もう出会えないと思うし。先生だからエッチするんだからね。言っとくけどビッチじゃないよ」
『優しい』その言葉は何千回とも聞いた言葉だ。彼女たちは口癖のように言っている。自分は模範になれるような人間ではない。それなのに求めてくれる。慕ってくれる。その恩返しの為には彼女達をこれ以上汚したくなかった。
「あれ、おちんちん小さくなってる。舐めるのやめちゃったからか。はむっ......」
真子の舌が男性器を絡め取り、人肌の暖かさに包まれた。あっという間に反応すると真子の口中で膨張を始めた。頭をぐっと抑え真子の奥に押し込む。女性を思い通りにさせる欲望にはやはり勝てないのか。もはや大切な生徒達を汚すことは誰にも止められないと祐樹は悟った。