絵梨花
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 四つん這いにより、目の前に突き出された絵梨花の尻は真っ白な桃のようだった。挿入を前に、手で撫で尽くす。
両手でゆっくりと開き、絵梨花の一番恥ずかしい部分であろう穴を晒した。

「ひゃっ!おにいちゃん、お尻はだめ !」

 さっと絵梨花の手が飛んできて隠そうとするが、指が届いておらず半分ほど見えていた。

「そっちの準備はしてないから挿れないで」

「準備してくれたら挿れさせてくれるの?」

「......うん。おにいちゃんがしたいなら」

「分かった。じゃあ今度しようね。今回は挿れないって約束するから見せて」

 絵梨花は口を尖らせこちらを見ていたが、手をどかしてくれた。ヒクヒクと反応している穴を見ながら、男性器を絵梨花の膣へと誘った。 もうぐちょぐちょになっている絵梨花の膣に擦り付け手で抑えながら中へと亀頭を挿れていく

「はぁぁ......」

  ベットに突っ伏すようにしている絵梨花が喘ぎ始める。ずんっと奥へと挿れても最初のような抵抗感は無くなっており、むしろ絵梨花の膣が柔らかくなっているような気がした。

「このまま出しちゃうね」

「うん......」

 絵梨花の腰を掴みゆっくりと挿入を始める。すぐに速くなり射精を促した。もう絵梨花の中に出す事だけを考えている。ちょっとくらい絵梨花が苦しくても止められないかもしれない。

「あっ、あっ、おにいちゃん、おにいちゃん......」

 絵梨花の膣の奥の奥まで突き続ける。できる事なら絵梨花の子宮まで犯してしまいたかった。

「絵梨花.....絵梨花......」

 名前を呼ぶと背徳感が増し、気持ち良くなっていく。絵梨花はもう今までのように処女で純粋な優等生では無い。これからは義理の兄と平気でセックスをする淫らな女子高生として生きてくのだ。
 それを隠して明日も学校へ通い、優等生を演じ続け処女を装う。これほど見ていて興奮するシチュエーションはない。

「あっ......またいきそう......あっあっ......」

 絵梨花の膣がキツく締まってくるのを感じ、挿入のスピードを遅くする。こちらももうすぐ果てそうだ。

「絵梨花、おねだりしてごらん」

「.....へっ? おねだり......?」

「絵梨花の中にいっぱい出してくださいって」

「やだ......恥ずかしい......」

 絵梨花は顔をベットに擦り付けながら首を振った。

「じゃあもうここでおしまいだよ?」

 さっきまで動いてた腰振りをピタッと止める。だが膣の中は欲するようにピクピク動いていた。

「えぇ......ずるいよぉ......言えば良いの?」

「うん」

 奥に挿れっぱなしの男性器を擦り付けるように動かし、絵梨花を急かした。


「......絵梨花の中にいっぱい出してください」

「分かった。絵梨花がおねだりしたんだからね?」

「おにいちゃんのばか。ばかばかばかっ」

 再び挿入を始めると、治まっていた射精感があっという間に復活した。愛液が溢れる音が部屋中に響き渡り、その音に絵梨花の喘ぎ声も混じった


「......ちゃんと一緒にイってあげるからね」

「うん......おにいちゃんもいっぱい出してね......赤ちゃん出来ちゃっても良いよ......」

 絵梨花から自然におねだりの言葉が出ていた。いつかは絵梨花を妊娠させる。この身体は俺のモノ。精子を流し、絵梨花の中の中まで汚して他の男には見せられない穢れた身体にするのだ。

「ああ.....絵梨花.......絵梨花......もう出すよ......」

「私もイキそうだよぉぉ......あっあっ......あっ......」

 奥に突くタイミングを絵梨花の果てるタイミングを合わせる。自分と絵梨花が一つになったのを確認すると激しく激しく絵梨花の膣を突き上げた。

「絵梨花......! 絵梨花......!」

「おにいちゃん......っ! ああっっ......! あぁっ.......」

 ギュっとしがみ付くように締まった膣の奥で亀頭から熱い熱い液体を子宮に向けて発射した。精子が注がれる度に絵梨花の身体が痙攣し腰がビクンと大きく跳ねる。

「はぁ......はぁ......いっぱい出てる」

 全て出し切った筈、なのに男性器は硬さを保ったままだった。この時間が終わりたくないかのように。
疲れ切ったであろう絵梨花がゆっくりと倒れていくのと同時に男性器がスポッと抜ける。寒いわけではないのに風が冷たく感じた。

 仰向けに倒れた絵梨花の膣からはたっぷり出た精子が流れ出ている。下にひいていたスカートにポタッと落ちた。
セックスに夢中で絵梨花の顔を全く見ていなかったが、余韻でぼーっとした表情の中にも可憐さが残っている。ベトベトしている男性器の亀頭はそんな絵梨花を欲しているかのように勃起を始める。そしてそこから興奮物質が分泌され全身に行き渡った。欲のまま行動を始め、絵梨花の両足を抱えた。

「......ちょっ、おにいちゃん?」

「もう一回だけやらせて? ね?」

 絵梨花の了承を得る前に男性器を絵梨花の膣に突っ込んだ。挿れてしまえばこっちのものだ。腰を振りぐちょぐちょと音をたてた。

「ひゃっ待って待って......おにいちゃん、ねえってば、流石に壊れちゃうよお......ああぁぁっぁぁ......」

 セックスが終わった後も興奮させるなんて絵梨花はなんて女だ。だったら気の済むまで犯してやる。迫り来る射精を再び感じながら絵梨花の身体に夢中になった




■筆者メッセージ
2021年も終わりに近づいております。何年かぶりに小説を更新した年でもありました。
まさかイクちゃん編を書いているときにイクちゃんが卒業発表するなんて......!
ハリー ( 2021/12/30(木) 10:56 )