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「ふあ、ふあ......」
朱里の口からは甘い吐息が溢れる。胸を揉まれる度、凝り固まっていたものがほぐされていくような感覚だった。
快楽物質が全身に行き渡り、身体をヒクヒクとさせる。
「朱里さん、気持ちいい?」
「うん......きもちい......んっ」
手に余るほど大きな胸を持っている朱里、今まで美音や南那も大きな胸の持ち主だった。自分はその誘惑に負けてしまうのだろう。服の上からではもう我慢出来ず、服の中に手を入れる。
「ひゃっ、ダメっ......」
直接触りたかったものの、まだ下着が邪魔していた。首元から覗いて確認しながら、谷間の間に指を挟んだ。白の可愛らしい下着が朱里の胸を包んでいる。
「指が埋まっちゃった」
「むー。先生がこんな変態だったとは」
「朱里さんのこといっぱい愛したいからね」
「エッチのときに言うと安っぽいなぁ。まっ、先生は本気だろうけど」
朱里は自分を信用してくれている。その幸せを噛み締めるように再び下着の上から胸を揉んだ。むにゅっと潰れた後に、手を離すとプルンっと弾けるように揺れる。加減なく揉まれ、朱里は甘い声を出しながらだんだん頭がぼーっとしてきた。もう自慰では物足りなくなってしまうのかもしれない。
いつの間にか下着も捲られていた。直接包み込まれた胸は揉みしだかれた。
「やっ......あっ......んんっ」
「朱里さん、舐めていいですか?」
朱里の乳頭はエクスタシーで固くなっていた。
「ミルク飲みたいの?」
「ミルク?」
この場に不似合いな言葉に祐樹は聞き返した。だが朱里の表情からふざけて言っているわけではないようだ。
「うん。だって女の人のおっぱいにはミルクが詰まってるんでしょ?」
「......えっと、母乳のことですかね」
朱里は自分の胸をゆさゆさと揺らした。確かにたぷたぷとしている胸には母乳が詰まっていてもおかしくなさそうだ。
「エッチのときに男の人がおっぱい舐めているのってミルク飲んでるんだよね?」
「あー、母乳って赤ちゃんが出来た時しかおっぱいに溜まらないんですよ」
「え、そうなの!? じゃ、じゃあ朱里のおっぱいが大きいのはなんで? 朱里のおっぱいには何が詰まってるの」
衝撃の真実、朱里は脳天に雷が落ちたような気分になった。周りに比べ、胸が大きいことに気づいた中学時代。きっと自分は赤ちゃんが出来た時に沢山ミルクを飲ませてあげられる。栄養をいっぱい与えられる。そう信じていた。
「なんでって言われるとわからないですけど、朱里さんは育ちやすい体質だったんですよ」
「なーんだ......そうだったんだ」
健気な朱里の勘違い。きっと間違った情報を仕入れて信じてしまったのだろう。勉強をあまりしてこなかった分、正しい知識がなかったのかもしれない。そんな朱里が可愛らしかった。
頭をポンポンと撫でた後、指で瑞々しい果実についた乳頭に触れる。
「ひゃっ......敏感になってるんだ」
「ここをいじられるのも気持ちいんですよ? さっ、服を抑えて」
「うん......めちゃくちゃ恥ずかしいよ......」
顔を近づけ舌先を乳輪に這わせると、朱里はくすぐったさから逃げようと身体を動かした。
逃すまいとパクッと乳頭を咥え、ペロペロと舌でほぐすと朱里は今日一番の声をあげた