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「やばっ。めっちゃ恥ずい......」
「ほら、ちゃんとめくらないとよく見えないよ」
「この変態教師......しょうがないなぁ」
この男は本当に人に勉強を教えている人間なのだろうか?ただその変態性とのギャップも魅力の一つなのだろう。便器に座っている祐樹に向けて、ゆりあは短いスカートをめくり縞模様の下着を露出させた。
「杏奈も大変だな。こんな男を好きになって」
「まぁ、ゆりあさんだってそんな男を選んだんですから。もっとこっちに来てください」
「そうね。別に幻滅はしないよ」
下着を目にした瞬間、ゾワゾワしたものが背筋を襲う。目の前にゆりあの下半身がある。前のめりになるとムチムチとした太ももを手で堪能する。きめ細かい肌、しっとりとした感触、玲奈の太ももとはまた違った感触だった。太ももをベタベタ触りながら右手で下着の上から秘部を触った。人差し指で押すようにいじる。プニプニとした感触が伝わると、ゆりあの表情を確認した。彼女はまたぼーっとしたような目でじっとこちらを見つめていた。
人差し指の第一関節を立てコリコリと引っ掻くように秘部をなぞる。ちょっとずつ場所を変えてゆりあの反応を愉しむと、一箇所だけ大きく反応した部分があった。
「ここが気持ちいの?」
ゆりあは頭を振って否定する。同じ部分を弄ると手で制された。構わず指をくにくにと動かし刺激続けると、甘い声が漏れた。
「あっ、あっ、イっちゃう......」
「イキそうなの? じゃあ直接触るね」
スルッと下着の中へ手を入れる。割れ目をかき分けるようにし中指を侵入させた。ヒダはもうぬるぬるで簡単に指が入った。クチュクチュと音を鳴らすと愛液が溢れ手の平まで流れてきた。
「あっ、祐樹、んんっ.....あっ、あっ......」
ゆりあの声が短く甲高くなっている。もう絶頂まですぐそこだろう。薬指も一緒に膣に侵入させるとゆりあの膣は求めるように締め付けた。
「ゆりあがイクとこ見せて欲しいな」
「特別だからね......あうう......あっ」
ガクガクと腰が震え今までに感じたことない快楽に痺れる身体を支えるようにゆりあは左手を祐樹の肩に置く。
恋愛感情はない筈なのに。この男には彼女がいる筈なのに。まるで愛されてるみたい。ゆりあはじっと顔を見つめる。それに対し祐樹はニッと笑顔を見せた。
「バーカ......あっ」
その瞬間ゆりあは頭のてっぺんまでぼうっとしたものに襲われ、身体の力が抜けた。どさっと倒れこむように祐樹の体に座り、身体を引きつけたようにヒクヒクと動かした。
「はぁ、はぁ......」
「ふふ、すごい可愛かったですよ」
「うるさい......でも気持ち良かった」
ゆりあの膣から指をゆっくり抜くと、ネバネバとした愛液が糸を引いていた。汚れていない左手で彼女を支える。
「満足してくれたようでこっちも嬉しいです。いつもは強がりのゆりあさんのいろんな姿も見れました」
「そんなこと言うなっ。くそ恥ずかしいんだから。杏奈にいつもこんなことさせてんの?」
「あ、いや、杏奈さんとは卒業後って決めてるんです」
祐樹はバツが悪そうに頭を掻いた。
「え! じゃあ杏奈ってまだ処女なの? うわ、祐樹サイテーな人間だね」
確かに自分は恋人以外で性欲を発散しているようなものだ。杏奈が許していることでもあり、頼られたら見捨てられない自分の性格もあるが普通のことではないだろう。もし杏奈がこの状況を知ったらどうなるのだろう?悲しませることになるのだろうか。
「つまりこのコンドームは他の奴に使ったわけね」
カバンから取り出したのは祐樹の部屋にあった封が切られた避妊具だった。ゆりあが部屋で着替えている際に引き出しを開けたら偶然見つけたという。それを言われたのはプリクラに居るときだった。
「まぁ、そういうことになります、ね」
「祐樹に誑かされて、私みたいになったやつは居るんだろうな〜」
正しく言えば誑かしたわけではない。だが同じことだろう。彼女たちの身体を見て我慢できない自分が悪いのだから。
「気持ちは分かるよ。そこらの男とは全然違うから。さて、次は祐樹の番だね。すぐ挿れる? それとも舐めよっか?」
ゆりあは避妊具をヒラヒラさせながら舌をペロッと出す。下半身がムクムクと衣服の中でゆりあの舌を求めているようだ。
「じゃあ......少しだけゆりあさんの口で」
「了解っ。よいしょっと」
膝から降りたゆりあは、しゃがみ込み祐樹のズボンのチャックを下ろしていった。中に手を入れると慣れた手つきで欲望に飢えた男性器を取り出し上下に動かす。
「祐樹のおちんちん、こんなに大きくなってる」
「あぅ......」
「私の中でイッてほしいから少しだけだよ。はむっ......」
ゆりあは口の中で男性器を舐め始める。まるでアイスキャンディーを舐めるような舌遣いだった。