11
今日は衝撃を受ける事が多い。祐樹は行動が止まった。
「……ダメ、だよね。変な事訊いてごめん」
ハッとして奈々を見ると明らかに表情が曇っていた。やばい。心を傷つけてしまったのかもしれない。奈々のプライドが心配だった。
「いや、そ、そんなことはないですよ!」
「じゃあ、見せてくれるの?」
奈々は上目遣いで祐樹を見た。女子高生の自慰を目の前で見れば祐樹の性欲の数値は急上昇する。それを処理せずにはもちろんいられない。だが祐樹は奈々が変態であろうと健康的なままでいてほしかった。
南那も美音も杏奈も祐樹の身体を求めた。そして我慢出来ずに美音と南那を汚してしまった。当人達はほとんど気にしてはいない。だからといって自分がやったことは犯罪行為だ。今回も我慢出来ずに自慰を見るくらいならと甘い考えでいた。
「どっちなの?」
あの白く華奢な指で触れられたらどれだけ気持ちいいのだろう。そしてあの小さな口で咥えたら……妄想してしまえば歯止めなど効かなかった。
祐樹は黙って、テーブルの上でじっとしている奈々に近寄った。
「他の皆さんには絶対秘密ですよ?」
「言えるわけ無いだろ。見せてくれるの?」
「はい。その代わり奈々さんが脱がしてください」
「えー、どこまでも変態だな。でもなんかドキドキする」
奈々はゆっくりと祐樹のこんもりと膨らんでいる股間部分の上にある、腰のベルトに手を伸ばした。
「どう外すんだろ……」
男の服装に疎いのだろう。チャックさえ下ろせば膨張している性器へ最短で辿り着けるのだが、このじれったい時間も一種の愉しみだ。
しばらくするとカチャっと言う音が聴こえた。腰の締め付けが緩んでくる。どうやら第一関門は突破したようだ。
「外れた!」
知恵の輪を解いたかの様に奈々は声を上げる。
「ふふ、あと少しですよ」
「うん」
ズボンに手をかけ、フックを外す。奈々の手は興奮からか震えていた。ゆっくりゆっくりチャックを下ろすと布のトランクスが露わになる。ムクムクとはち切れそうな程、男性器は膨張していた。
「すごい……。こんなに膨らんでる」
初々しい反応が祐樹には堪らなかった。そんな初な少女の初めてになれる誘惑に勝てるものなど無いのかもしれない。
『はぁはぁ』と祐樹も奈々も息が荒くなっていた。奈々がトランクスに手をかけ恐る恐る下ろしていく、奈々の目には陰毛が見え、根元が露わになる。そこから更に数センチ下ろした途端、トランクスから膨張した男性器が飛び出した。
だが奈々は美音や南那のようには驚かなかった。
「触って良い?!」
「え、まあ、勿論」
奈々は右手で軽くキュッと掴むと以前見た雑誌の画像を思い出しながら見よう見まねで男性器を動かした。
思春期の男子が女子の胸を揉みたくてたまらないのと同じなのだろう。感動よりまず己の性欲。奈々はそういうタイプなのかもしれない。下半身がゾクゾクして徐々にエクスタシーが祐樹を襲う。
「あっ……」
固くなった男性器をほぐすように奈々は一定のリズムで動かしている。卑猥なことをしているというよりは気持ちよくしてあげなければという気持ちが強いのだろう。こんなところまで真面目さが出ている奈々が愛しかった。
「おちんちんってこんな固くなるんだね。上手く出来てる?」
「出来てますよ。気持ちいいです」
「やった。嬉しい」
奈々は八重歯を見せながらニッと笑った。その可愛らしい笑顔の子に自らの男性器を握らせている。奈々の手に抵抗する様に男性器は固さを増した。
「奈々……」
祐樹の手が奈々の頭に伸びる。グッと奈々の頭を押し、口を男性器に持って来させようとした。
「わっ、先生? ……舐めてほしいのか?」
驚いた表情を見せる奈々に祐樹は頷いた。
手に付いたぬるぬるとした液体。男性器からは奇妙な匂いがしたが、不思議と嫌な感じはしなかった。祐樹だからだろうか。今、他の男のモノを舐めろと言われたら自分は断固拒否するだろう。祐樹だから許せる。
身を任せ、頭を押されながら男性器に口をつけた。唇に液体が付く。奈々はペロっと亀頭に舌を這わせた。