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遥香に抱き閉められた4人は
その行為に遥香の覚悟を感じたのか
それぞれ遥香の身を案ずる言葉をかけ
自らが羽織っていた
スカジャンを脱ぐと
遥香の家から帰っていった。
"由依たちはきっと
分かってくれたと思う。
でも必ず私の身を守るために
関わろうとしてくる。"
「どうすれば由依たちを巻き込まずに
決着をつけることができるの?」
遥香は1人になってしまった空間で
静かに呟いた。
「遥香はああ言ってたけど、
みんなは分かってるよな?」
「もちろんです。
私たちはもう吹奏楽部じゃないけど
それでも
遥香さんは守るべき人です」
対して由依たちは遥香の懸念の通り、
彼女を守るために
独自に動こうとしていた。
しかし、この時遥香も由依たちも
気付いていなかった。
彼女たちにこの後訪れる出来事を...
Joker ( 2015/12/20(日) 00:04 )