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第5章
第4話

理佐「…理央。」
理央「何でしょう?」
理佐「…古過ぎない?この温泉。」
理央「そだねー。」
理佐「何それ?」
理央「北海道弁だって。今年の流行語?」
理佐「ふぅん。」


そんな会話をしながら着いたのは、ちょっと古びた田舎の温泉。


理佐「どうしてここ?」
理央「…客があまり来ないみたいだし、…混浴もあるんだって。」


耳元でそう言うと、顔を真っ赤にする。


理佐「もし、他のお客さんが来たら…。」
理央「…ご心配なく。混浴風呂は貸し切りで予約取ってあるから。2人でゆっくり入ろう?」
理佐「…うん。」












理央「お〜、趣きがあるなぁ。」


服を脱いで中に入る。
お湯をかけて湯船に浸かる。


理央「あ〜イイなぁ〜、最高。」
理佐「理央、オヤジくさい。」
理央「そう?」


振り向くと、タオルで身体を隠した理佐が入って来た。


理央「…改めて見るとスタイルいいな、理佐。」
理佐「そんなに見ないでよ。」


湯船に入ろうとする理佐に、


理央「コラコラ、湯船にタオルを入れるのはご法度だぞ。」
理佐「ちょっと、理央のエッチ。」
理央「…2人きりだし、いいでしょ?」
理佐「…もう。」


タオルを取って湯船に浸かった理佐。


理佐「…うん、気持ちいいね。最初、温泉行くって言った時は年寄り染みた事言うなって思ったけど。」
理央「前に愛佳にも言われた。将来北海道の田舎に住みたいって言ったら。」
理佐「…着いて行ってもいいよ、私。」


ジッと俺の顔を見る理佐。


理央「…ありがとう。まあ、夢だから。先ずはちゃんと働いて、そう出来るくらい稼がないとね。」
理佐「…将来か。…私は何しよう…。」
理央「…モデルとかは?理佐ならスタイルも良いし、美人だし、人気モデルになれそう。」
理佐「…そうかな。」
理央「うん、理佐のルックスは俺が保証する。…その上性格も面倒見いいし、実は優しいってクラスのみんな気付いてるし。恥ずかしがって見せないようにしてるつもりかも知れないけどさ。」
理佐「……褒め過ぎだし。」
理央「ホントの事だし。…おいで理佐。」


理佐の手を引き、俺の膝の上に座らせる。


理央「久しぶりだな2人で風呂入るの。」
理佐「小3かな、最後に入ったの。」
理央「うん。…ちょっとエッチな事しようかと思ったけど、すぐ隣の声聞こえるし。…キスして良い?」
理佐「…キスだけ?」
理央「…理佐の可愛い声、他人に聞かせたくないし。」
理佐「…もう。…んっ。」


何度もキスをするが、それ以上は理性を働かせ我慢した。


ちゃんとありますよ、理性。
ここはダメでしょうさすがに。


理佐「…誰に話してるの?」


タオルで髪を拭く理佐に言われる。


理央「さあ、誰でしょう。…風呂上りは色っぽいな、理佐。」
理佐「ありがと。…この後、どうする?」
理央「…そうだなぁ、理佐はどうしたい?」


理佐は少し悩んだ後、


理佐「…理央と2人きりになれる所。…誰の目も気にしないで、誰にも邪魔されない所。」










理佐「…ここ?」
理央「…さすがにダメ?」


来たのはホテル。


ごめんなさい。…抑えきれなかったんです。
俺もお年頃なので。


理佐「ううん、…行こ?」
理央「あ、ああ。」


表情を変えず歩き出す理佐。












理佐「あっ、あっ、…理央、激しい…んっ、あんっ!」
理央「はぁはぁ…理佐、気持ちイイ。」
理佐「また、イッちゃう、イッちゃうよ…ああっ!?」
理央「…可愛いよ、理佐。」
理佐「…あっ、あんっ、待って。」
理央「ゴメン、無理。」
理佐「…あっ、ダメまた…んんっ…イッちゃう…あっ!?」
理央「イクッ!!」






結局3回もしてしまった。


…俺もテスト勉強で溜まってたんです。
そういう事にしておいて下さい。


■筆者メッセージ
昨日はプライベートで色々ありまして更新出来ませんでした。

どうもhinataです。

さて、ストックが減ってきたので少し頑張って貯めたいと思います。

やや、更新速度を落としてしまうかもしれませんが、引き続きお付き合い下さい。

ではまた。
hinata ( 2018/02/26(月) 17:09 )