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第3章
第1話
昨日の事は誰にも言っていない。と言うか言えない。
理佐は何となく疑いの目を向けているようだったが、美彩さんと莉菜さんに梨加の事を話したから遅かったと説明してごまかした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


莉「…ねえ、家まで送ってくれる?」
理央「…はい、もちろん。美彩さんにも言われてるんで。」
莉「…美彩さんに言われなかったら、送ってない?」
理央「そんな事ないっすよ。莉菜さん可愛いから夜道1人で歩くのは危ないっすもん。」
莉「理央くらいだよ、そうやって面と向かって可愛いって言ってくれるのはさ。」
理央「そうなんですか?でも本当の事なんで。」
莉「へへ、ありがとう理央。女の子はやっぱり可愛いって言われたいからさ、嬉しいよ。」
理央「どういたしまして。」
莉「あ、着いた。」
理央「一人暮らしでしたっけ莉菜さん。」
莉「うん、千葉だからね実家。…寄ってく?家。」
理央「え?…いいんですか、狼になるかもしれませんよ?俺。」
莉「…別にいいよ、なっても。行こ。」


ちょっとした冗談を言ったつもりだったが、むしろ積極的に俺の手を引き、莉菜さんは歩き出した。




白を基調とした1Kの部屋に、何となく緊張感で正座している俺。


莉「何正座してるの〜?」
理央「え?いや初めてなんで、女の人の一人暮らしの部屋入るの。」


そう言われて足を崩す。

寝室から部屋着に着替えて出てきた莉菜さん。白いモコモコの服は彼女の容姿にぴったりだ。


理央「部屋着までめちゃくちゃ可愛いっすね、似合ってます。」
莉「へへ、ありがとう。」


照れ笑いする莉菜さんが、俺の膝の上に腰を下ろし首に腕を回す。


理央「莉菜さん、こんなに近くで見た事なかったですけど、肌キレイですね。」


莉菜さんの頬に手を当て撫でてみる。


理央「肌もスベスベだし、女子力高いっす。さすが千葉の妖精。」
莉「もう、そういうイジリいらない。…理央。」


莉菜さんの顔が一段と近付き、再びキスをする。
初めはフレンチキスだったが、莉菜さんの舌が俺の口の中に進入してきて、舌同士が絡み合う深いキスに変わる。



理央「…可愛い顔して激しいですね。」
莉「…理央がスイッチ入れたんだからね。責任とってよ?」
理央「…そんな事言われたらもう止まらないですからね。」


ほんのりと頬を赤く染めた莉菜さん。
俺達は何度も貪るようにキスをした。


莉「…ベッド行こう。」
理央「…はい。」
莉「キャッ。」


俺は莉菜さんをお姫様抱っこして寝室に向かう。


彼女を優しくベッドに降ろし、俺は制服を脱ぎ上半身裸になる。


莉「…いいカラダだね。」
理央「…ありがとうございます。」
莉「…来て理央。」
理央「…はい。」


俺に向けて手を伸ばす彼女に身体を沈めた。




キスをしながら彼女の服を脱がし、白の下着が顔を出す。


理佐よりも丸みを帯びた女性らしい身体に欲情する。


莉「…ん、あっ…、」

ブラの上から柔らかい胸を揉みながら、様々なところにキスを落とす。


普段は黒髪ストレートに隠れた耳にキスすると、


莉「ひゃ…ん。」


と今までと違う反応が。
俺は耳を舌で舐めたり、息を吹きかけたりして彼女の反応を確かめる。


莉「…はぁ、あんっ…理央、…なんかゾクゾクする…よ、んっ、」


悶える姿を見ながら、俺はブラの中の突起に触れると、


莉「あんっ!」


今までより大きな喘ぎ声が出る。
耳と胸の両方を刺激しながら残った手でブラのホックを外し、隠すものがなくなった胸に、両手と顔を寄せる。


程よい大きさでお椀型の胸にむしゃぶりつくと、先ほど同様、甘美な声で俺の興奮を高めた。



しばらく胸を弄っていると、


莉「…んっ…ねぇ、あっ…そろそろ下も…触ってよ…、はぁ、あっ、」
理央「…遠慮なく。」


モゾモゾと動かしていた彼女の内腿を撫でるように触りながら中心部へ手をずらす。


下着はすでに相当湿っている。


俺は下着の中の突起に指で直接触れる。


莉「…ああっ!?」

その瞬間に、彼女の身体がビクッと大きく反応した。



■筆者メッセージ
こんばんは。第3章は官能シーンからスタートです。

どうもhinataです。


ここからは体育祭やら色々イベント入れていきますので、どうぞよろしくお願いします。

ではまた。
hinata ( 2018/01/19(金) 18:44 )