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第8章
第10話
ねる「…お邪魔しま〜す。」
理央「…どうぞ。」


函館2日目の夜。俺の部屋に今日はねるがやって来た。


修学旅行の話し合いの際にしたねるとの約束。


それは『2人きりで過ごす時間を修学旅行中に作る事』だった。


そしてその約束を果たすべく見回りが終わった後にやって来た。


部屋のドアが閉まるなり、俺の背中に抱きつく彼女。


ねる「…やっと2人きりだ。」


俺は彼女の巻き付いた手を握る。


理央「今日はゴメンな。」
ねる「もう気にせんでよ。…こうやって2人で居れるけんね。」
理央「うん。…なあ、そっち向いて良い?」
ねる「よかよ。」


彼女の腕が緩み、俺は彼女の方を向いて背中に左手を回し、右手で彼女の頭をポンポンする。


目を閉じて、それを受け入れる彼女。
そして再び腰に回される腕。


ねる「…あのね、一緒に寝ても良か?」
理央「…早起き出来る?」
ねる「うん。大丈夫やけん、お願い。」
理央「じゃあ、うん。」
ねる「やった。」


ねるは俺の腕を引き、ベッドに向かう。


ねる「…お邪魔しま〜す。えい!」


ベッドにダイブした彼女が、


ねる「…ほら、理央もおいで?」


俺の方を向き、手を広げる。


理央「はいはい。」


俺もねるの横に寝転がる。が、頬を膨らませた彼女の顔が目に入る。


理央「…え、何で怒ってるの?」
ねる「…ねる、腕広げて待ってたと。…ぎゅってして欲しかったと!」
理央「…すみません。」


俺は彼女の身体を引き寄せた。
すると俺の胸に頬を付けて、微笑む。


ねる「…ふふ、幸せ。」
理央「そう?それは何より。」


ねるの頭を撫でていると、


ねる「…ひとつ聞いても良か?」
理央「…ん、何?」
ねる「…昨日、ずーみんとゆいぽんが理央の部屋に来たんじゃなか?」


…どうしてだ?取りあえずとぼける事にする。


理央「…何で?」
ねる「…女の勘。…理央、心拍数上がっとるとよ?」


全てを見透かすような彼女の視線に、抵抗をやめる。


理央「…来たね。」
ねる「…やっぱり。で、何してたと?…ねるも同じ事するけんね。」


背中に回した腕に一段と力を入れたねる。

想像がついた上でそういう事をしているのだろう彼女に、


理央「…何してたと思う?」
ねる「…質問に質問で返すのはズルか。」
理央「…じゃあねるさん、ゴムは持ってる?俺、手持ちがなくて。」


そう聞くと目を大きく開いてから、


ねる「…え、あ、うん、…一応…念のため…、」


そう言って服のポケットからゴムを取り出したねる。


理央「…ねるはえっちな子だな。そんな悪い子はお仕置きしないとな。」
ねる「え?」


俺は起き上がり、部屋に備え付きの浴衣の帯を手に取る。

そして、彼女の両腕を頭の上に上げさせて、手首を縛る。


ねる「…ちょ、ちょっと理央?」
理央「…舌出して。」
ねる「…あ、う、うん、…んんっ、」


出した舌に吸い付く俺。


激しく舌を絡めあい、ねるの唇の周りは唾液でテカテカと光っている。


理央「…次はこっちだな。」
ねる「…あ、ダメ、耳感じ…あっ、ん、」
理央「…ホントは良いんだろ?ピクピクしてイヤラシイ声出てるぞ?」


耳元で吐息を吹きかけながら話すと、


ねる「やっ、ん、はぁ、あ、」


より反応が大きくなる。


理央「…ねるのこういう時の声、スゴく興奮する。」
ねる「あっ、ん、いきなり…んんっ、」


彼女の服の中に手を入れ直接胸を揉みしだくと、既に胸の頂点は硬さを帯びていた。


理央「…こんなに乳首硬くして…期待してたんでしょ?こうなるの。」
ねる「ん、あ、今日の理央…スゴくドS…じゃなか?あんっ、」
理央「…そうかな?…でも、ねるも…、」
ねる「はぁ…あっ、ダメぇ、」


寝間着のズボンの中に手を入れ、下着の上からアソコを触るとしっとりとした感触がある。


理央「…俺の言葉責めでもう濡れてるじゃん。」
ねる「…あっ、だって、…ねる…んっ、理央と…えっちしたかった…けん、あっ、」
理央「…よく言えました。」
ねる「あっ、あっ、そん…な激しく…あっ、イッ…くぅ…、ああっ!?」


下着の中に手を入れクリトリスを弄ると、あっという間に絶頂したねる。


胸を大きく動かし呼吸する彼女のズボンと下着を脱がし、今度は舌と指で再び刺激する。


ねる「やっ、ダメ、…また…イッちゃ…う…、」
理央「…イキなよ。…ねるのえっちな声、もっと聞きたい。」
ねる「…変態とか…思わん?」
理央「思わない。だから、聞かせて?」
ねる「あっ、あっ、もう…ダメ、…イク…はぁあっ!?」


彼女はカラダを大きく仰け反らせ、再び絶頂した。



■筆者メッセージ
ご無沙汰しております。

北海道は生産や物流がまだ完全回復しておりません。

出張で外食しましたけど、品数も制限されていたりとまだまだ大変なのだと感じました。

そんな中で更新するお話がこれでどうかと思いますけど、話の流れがそうなっていたのでお許し下さい。

ではまた。
hinata ( 2018/09/11(火) 12:49 )