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第7章
第28話
この日のマーブルにて。


莉菜「ねえ〜理央〜。」
理央「どうしました、莉菜さん。」
莉菜「最近、私の事かまってくれないよね〜?」
理央「そうですか?まあ、出掛けたりはしてないですかね。」
莉菜「そうだよ〜。…ね、最近してないね。」
理央「………。」
莉菜「イテッ!?」


静かに頭に手刀を落とした。


理央「そういう事はここで言わないで下さい。…帰り家まで送りますから、話は聞きますよ?」
莉菜「むぅ〜。じゃあ帰りね。」
美彩「2人ともお客様に運んで〜。」
「「はーい。」」







友梨奈は休みだったので莉菜さんと2人で退勤。
莉菜さんは少しずつバイトの日数を減らし始めた。放課後に就職試験の面接練習があるので、以前のようにはバイト出来ないみたいだ。


理央「やっぱり寂しいですね、そうなると。」
莉菜「私も。…こうやってバイト帰りに理央と話すのが楽しみなのにさ。」


絡めていた腕に一段とくっ付いてくる彼女。


理央「ちょっとそんなに押し付けないで下さいよ。」
莉菜「え〜いいじゃ〜ん。…店での話じゃないけど、最近寂しいなぁ〜。」


上目遣いで俺の顔を覗き込む莉菜さん。


理央「…10時までには家に帰りますからね?」
莉菜「やった〜。ふふ、理央はやっぱり優しいね。…ありがと、ワガママ聞いてくれて。」


はにかむような笑顔でそう言う彼女の頭に手を乗せ、


理央「それくらいのワガママなら全然聞きますよ?」
莉菜「じゃあ、ん。」


目を閉じ、唇を突き出すように俺に向ける。
軽く触れるだけのキスをする。


莉菜「…お家行こ?」
理央「はい。」




莉菜さんの家に着く。


莉菜「はい、バスタオル。先にシャワー浴びて?」
理央「はーい。」



身体を洗いシャワーで流していると、浴室のドアが開く。


莉菜「もうすぐ終わる〜?」
理央「タオルで隠したりしないんですか?」
莉菜「どうせこれから見られるもん。それに散々見てるでしょ〜?」
理央「確かに。じゃあ、俺出ますね。」
莉菜「うん、もう少し待ってて〜。」


身体を拭いて、下着1枚でリビングへ。
5分ほどで莉菜さんも出てきた。


バスタオル1枚だけ巻いて、寝室の入り口で俺に手招きする。


部屋に入った瞬間、彼女の腕が首に回り激しいキスをされる。


理央「…ん、激しいですね。」
莉菜「…えへっ、ガマン出来なくて。きゃっ!?」


ふにゃっとした笑顔を見せる莉菜さんを抱き上げ、ベッドに押し倒す。


理央「続き良いですか?」
莉菜「…うん。いっぱい愛して?」
理央「…じゃあ。」
莉菜「あんっ、」


彼女を包んでいた唯一の布を剥ぎ取り、唇を貪るように奪いながら、右手で彼女の胸を揉みしだく。


彼女の目がトロンと色気を帯びてきた頃、下半身を舌や指で愛撫すると普段より高い声の喘ぎ声を発している。





彼女を何度か絶頂させた後、


理央「もう挿れますよ?」
莉菜「はぁ…はぁ…ん、来て?」


焦らすように彼女の膣に俺のモノを擦り付ける。


莉菜「あんっ、もう…早くぅ〜、ああっ!?」


彼女のおねだりにすぐさま挿入して、激しく腰を振る。


莉菜「あっ、あっ、んっ、は、激…し、ああっ!?」
理央「…し、締まる。…ふぅ、動きますよ?」
莉菜「あっ、まだ…イッたばかり…あっ、んんっ、ダメ、また…イクッ!?」


連続の絶頂で胸を大きく動かし呼吸する莉菜さんを見下ろしながら、再びゆっくりと腰を動かす。


そして徐々に動きを早くしていく。


理央「…はぁ…はぁ…莉菜さん…俺ももう、」
莉菜「あんっ、あっ、ん、イイよ…私の中で…、出してぇ、あっ、んんっ、」
理央「ううっ、イクッ!?」
莉菜「私も…イッくぅ…あっ!?」


ゴムの中で大量の精液が放出される。


莉菜「…すごくドクドク…してるね。」
理央「…莉菜さんとするの久しぶりで、スゴく気持ちよかったです。」
莉菜「…ふふ。ね、まだ抜いちゃダメだからね?もう少しこのまま…。」
理央「…はい。」



暫くの間、彼女を胸の上で抱きしめ頭を撫でていると、


莉菜「そういえばさっき、『莉菜さんとするの久しぶり』って言ったよね?」
理央「…そんな事言いましたっけ?」


口が滑った…。そう思い、とぼけるも


莉菜「どうせ他の子と楽しんでたんでしょ〜?」


ジト目で見上げてくる彼女に、


理央「…黙秘します。」
莉菜「…ほら、白状し…あんっ、コラ動かすな、あっ、ん、」


問い詰めようとした莉菜さんの中に挿れたままのモノを動かし、口を塞ぐように唇を貪る



莉菜「…ん、もう。…じゃあもう聞かないから、もっと気持ちよくして?」
理央「…はい。」









もう1度カラダを重ねた後、再び2人でシャワーを浴び、俺は帰る支度をする。


莉菜「また来てね?」
理央「はい。…莉菜さん。」
莉菜「ん?…ん、」


玄関先で、彼女を抱き寄せキスをする。


理央「おやすみなさい。」
莉菜「うん、おやすみ。」


胸の前で手を振る莉菜さん。
10時前に彼女の家を出て、家路を急ぐ。







少し喉が渇いたので、途中のコンビニに入ると、


理央「あれ、由依?」
由依「…渡邉君…。」




少し涙目の由依がいた。



hinata ( 2018/07/25(水) 08:12 )