第10話
家に着いたのは10時過ぎだった。
部屋に入ろうとすると、理佐が部屋から出てきた。
理佐「…どこ行ってたの?」
理央「友香さんの家。」
理佐「…そう。」
理央「理佐、今日はどうする?」
理佐「…一緒に寝る。」
理央「…着替えて歯磨いたら、おいで。」
理佐「うん。」
取りあえず、仏頂面が解消したのを見て一安心する。
友香さんの家にお邪魔したのは7時過ぎだった。
ご両親は所用があって不在だったらしいが、お姉さんにお会い出来たので挨拶すると、
『ふぅ〜ん。友香の食べる量が最近減ったのは君のせいかな?今後も友香を宜しくね?』
と言われ、その直後に友香さんとヒソヒソ話していた。
部屋に入って何を話していたか聞いたが、顔を赤くして、『秘密です!』と答えてくれなかった。
その後、風呂をお借りしたがかなり広く、おまけに檜風呂まであって風呂好きの俺はテンションが上がってしまった。
服を着てドアを開けると、彼女が待っていた。
理央「良い風呂だね。檜風呂に入れるなんて思ってもみなかった。」
友香「喜んでくれて何より。…私も入ってくるから、部屋で待ってて?」
理央「うん。」
30分ほどして、彼女が部屋に戻ってきた。
友香「…お待たせ。」
可愛らしい部屋着に身を包んだ彼女がベッドに座る俺の隣に腰掛けた。
理央「可愛い部屋着だね。」
友香「…可愛いのは部屋着だけ?」
理央「これは失礼。友香はいつも可愛いです。」
友香「…ありがとう。」
目を閉じた彼女の顔が近付き、唇が触れ合う。
何度かそれを繰り返していたが、どちらからともなく深いキスに変わっていった。
友香「んっ…はぁ…理央。」
理央「…ん、何?」
友香「…もっと。…もっと激しく、…して?」
紅潮した顔と潤んだ目を俺に向ける。
理央「…そんな事言ってイイの?俺、こういう時ドSだけど。」
友香「…はい。理央になら…何をされても…良いから。」
理央「じゃあ、舌出して。」
そう言うと、少し先が見える程度に出した友香さん。
理央「もっと。」
友香「ん?ん〜。」
理央「まだ。」
友香「んん?ん〜、んんっ!?」
目一杯出した舌に吸い付く。
驚いて距離を取ろうとした彼女の頭を両手で抑え逃さない。
暫くそうしていると、彼女の手が俺の胸を叩く。
ようやく離すと大きく肩で息をしている。
友香「はあ、はあ、…もう、苦しかった。」
理央「…ゴメン、つい。…でも、」
友香「あんっ!」
俺が彼女のパンツの中に手を入れると、すでにしっとりと潤いを帯びていた。
理央「結構興奮してるみたいだね?友香ってM?」
指を動かしながら問いかけると、
友香「はっ、あっ、…んん、ダメェ、そんな事…ああっ、…言わないでぇ、」
理央「…ダメって言ってる割に、アソコからどんどん溢れてくるよ。」
友香「んっ、んっ、あっ、あっ、…だっ…て理央が…そんな…ああっ、触る…から、あんっ!」
反応が良くてますますイジメたくなる。
俺は彼女の下半身の着ていたものを脱がし、再度敏感な部分を刺激する。
友香「あっ、あっ、ダメッ!イ、イッちゃう…えっ?」
俺は彼女が絶頂する前に手を止めた。
友香「はぁ…はぁ…ど、どうして…理央?あっ、あ、んんっ、」
再び指を動かす。
何度か絶頂の寸前で手を止めることを繰り返す。
彼女は、泣きそうな表情で懇願してきた、
友香「はぁ…はぁ…理央お願い、イかせて…?」
理央「…じゃあ、イって。…変態なお嬢様。」
友香「ああっ、あんっ、あっ、あっ、…何か…来ちゃう…ああっ?!」
彼女の膣から透明な液体が出てきた。
どうやら潮を吹いたようだった。
彼女もそれに驚き、羞恥心で顔を両手で覆っていた。
友香「はぁ…はぁ…、は、恥ずかしい…。こんな姿…理央に見られてしまって…。」
俺は彼女の横に寝転がり、抱きしめた。
理央「ごめんね、友香。ちょっとやり過ぎたね。」
友香「…理央…。」
理央「…漏らした訳じゃなくて、潮吹いただけだから。…俺でそれだけ気持ち良くなってくれて嬉しい。」
そう言うと、彼女の腕が背中に回る。
友香「…じゃあ次は理央が気持ち良くなって?」
理央「友香?」
俺のパンツを脱がし、友香の口の中に俺のモノが飲み込まれる。
ぎこちないながらも、懸命に頭を動かす彼女。
理央「友香、気持ちイイ…。」
友香「…出しても良いよ?」
一段と動きが早くなり、ついに欲望を吐き出した俺。
友香「ん〜、…んっ、んん〜、」
眉間にしわを寄せて口の中のモノの対処に困っているようだ。
理央「…無理しないで。はいティッシュ。」
何枚かのティッシュを渡そうとすると、首を振り飲み込んだ。
友香「…初めてだけど、何だか不思議な味。」
理央「無理しなくて良かったのに。」
友香「1度してみたかったから。」
理央「そう。…友香、続きしても良い?」
友香「…うん。」
彼女と繋がり、様々な体位でカラダを重ねた。
友香「はぁ…はぁ…もう…んっ、あっ、あっ、イクぅ〜、ああっ?!」
理央「はっ、はぁ…うっ!?」
果てた後、そのまま抱き合い互いの温もりを感じ続けた。
友香「…理央。」
理央「…何?」
友香「…また遊びに来て?今度はお休みの日に。」
理央「うん、もちろん。」
返事をすると、抱き付いていた腕に力が入り、小さな声で
友香「…また、気持ち良くしてくれる?」
理央「…ふふ、エッチなお嬢様の仰せのままに。」
友香「…もう。」
照れた表情がとても可愛らしく、その唇に自分の唇を重ねた。