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第1章
4話




理央「….ちょっと忙しすぎだろ?」
友「…ですね。」


やっと最後の客が店を出た午後8時15分。
俺達はグッタリしていた。


美「2人ともお疲れ様〜。何も食べられなかったでしょ〜。賄い作ったから食べなさい。」


あれだけ忙しかったにも関わらず、変わらぬ笑顔の美彩さんが、和風パスタを用意してくれた。


理央「ありがとうございます。頂きます。」
友「頂きます。」


遅めの夕食にありつきひと段落ついた後、


美「さ、後片付けは私がやるから2人とも着替えて帰りなさい。」
理央「え、俺達もやりますよ。」
友「はい。まだやる事ありますよ?」
美「だ〜め。高校生は9時までに帰宅させるルールです。理央も平手ちゃんも明日もまたよろしくね〜。」
理央「分かりました。すいませんお先に失礼します。てち先に着替えて。」
友「は、はい。じゃあお言葉に甘えて。」


てちが足早にロッカールームに向かう。


理央「てちが着替え終わるまで手伝います。」
美「ふふ、ありがとう。」


テーブルを拭いていると、美彩さんに話しかけられる。


美「理央は彼女作らないの?」
理央「急に何ですか?」
美「夕方来る欅学園の女の子、半分は平手ちゃんのファンだけど、もう半分はあんたに会いに来てるわよ?」
理央「そうなんですか?全然分からなかったです。」
美「さては、もう本命の子がいるからかな〜?」
理央「…そんなのいないです。」
美「なんだつまらないの〜。もし、そういう子が出来たらお姉さんにちゃ〜んと教えるのよ。」
理央「…もし出来たら。」


そんな話をしているうちに、


友「…理央さんお待たせしました。」
理央「ああ。美彩さん、すいません。俺も着替えて来ます。」
美「うん、手伝ってくれてありがとう。」


俺が姿を消すと、


美「今の聞いてた?」
友「…はい。」
美「難攻不落よ、理央は。」
友「わかってます。それでも…。」
美「ふふ、やっぱり女の子ね平手ちゃんも。みさも応援してるからね。」
友「ありがとうございます。」


てちが俺にそんな感情を抱いている事に全く気付いていなかった。



■筆者メッセージ
ぼちぼちストック作ってます。
久しぶりの作業で何だか疲れますね。

hinataです。


取りあえず今日はここまでです。
1日1話目標にやってきます。

ポジティブな感想ありがたいです。
頑張れます。

いちごあめで懐くことはありませんが、前向きにはなれます。

引き続きお付き合い下さい。

ではまた。
hinata ( 2017/12/24(日) 23:46 )