R's














小説トップ
第1章
20話


理佐「…理央、理央ってば!」
理央「あ、ああどうかした?」



その日の夜、テーブルに雑誌を広げているが全く内容が入ってこず、ボーッとしていた。


理佐がどうやら話しかけていたみたいだが耳に入ってなかった。


理佐「ちょっと変だよ?…愛佳とのデートで何かあったんでしょ?」
理央「…あー、いや。」
理佐「…どうせ愛佳に告白されてビックリしたんじゃない?」


女の勘は何でこんなに鋭いのだろうか…。


理佐「図星みたいだね。」
理央「………。ああ、どうせ嘘ついても理佐にはバレるから言うけど、帰り際に頬にキスされて、うん。」
理佐「…今まで愛佳の好意に気付いてないことの方が驚きだけどね。」
理央「そうなのか?正直幼馴染としか見てなかったから。」
理佐「ホント鈍感だよね、理央は。」
理央「愛佳から相談されたりとかしてたの?」
理佐「ううん、態度とか、…同じ人が好きなのって分かるから…。」


顔を赤くしながらボソッと言った理佐。
…ヤバい破壊力ハンパない…。


理央「…そうだ、理佐にお土産買ってきたんだ。」


そう言って、誤魔化すようにカバンから取り出す。


買ってきたのはチョーカー。
理佐の長くて細い首に合うかと思って選んだ。


理佐「ありがと、理央。」
理央「どういたしまして。」
理佐「…チョーカーとかネックレスをプレゼントする意味って知ってる?」
理央「いや、全然。理佐のキレイな首に合うかなって思ったから買ったんだけど。」
理佐「ふぅん。」
理央「え、理佐?」


そう言ったかと思うと、理佐は俺に抱きついてきてそのまま押し倒す。



そして、キスを落としてきた。


少しして離れた後に、


理佐「…『束縛したい』『独占したい』なんだって。」
理央「…へえ。」
理佐「…私は理央のそばにずっといるから。」
理央「…理佐。」


再びキスをしてきた理佐。
今度は深いキスで、理佐の舌が俺の口の中を激しく犯してきた。



積極的な理佐に段々と興奮が高まってきている。だけど…。



理央「理佐、これ以上は…。下に親父も母さんもいるし。」
理佐「…何言ってるの?今日母さんは同窓会でいないし、父さんは会社の人と飲みに行くって言ってた。」
理央「マジで?」
理佐「だから大丈夫。…ね、続き、最後までしよ?」
理央「あ、でもゴム…。」


悠から貰ったのはこの間使ったから手持ちはないし…。


理佐「…はい。」
理央「…どうしたの、これ。」
理佐「買ってきた。…今日寂しかったし。」
理央「…愛佳に嫉妬した?」
理佐「バカッ、そんなん、んっ、」


理佐が話し終わる前にキスで口を塞ぐ。


理央「…可愛い、理佐。」
理佐「…いっぱい愛して?」


歯止めが効かなくなった俺は、理佐の身体を激しく愛撫する。



家に2人きり、その状況が俺達をよりその行為に没頭させ、この間よりも濃密な時間を過ごすことになった。


身体を重ねるごとに、艶やかさが増す理佐に
興奮し、また激しさを増す。それを繰り返した。











理佐「…すぅ…すぅ…」
理央「…ゴメンな理佐、あんなにしたら疲れるよな。」



俺の腕枕で眠る理佐の頭を撫でながら呟く。


結局、3回もしてしまい何度も絶頂した理佐は疲れ果ててすぐに寝てしまった。







理佐「…私達双子だから身体の相性もいいんだね。凄く気持ちイイよ、理央。」


3回目の挿入の時に俺の首に腕を回しながら言った理佐の表情が俺の心を鷲掴みにして、1番激しさを伴う行為になった。





理央「俺も理佐から離れられないのかな…。」



そっと呟いて俺も目を閉じた。




■筆者メッセージ
今日のかやかけはひらがな回ですね。
リアルタイムでは見れないので、早く動画上がるの待ってます。


どうもhinataです。


ひらがな2期生のキャラがもう少し見えると小説でも書けるんですけどね。
まだ難しいですね。


ぼちぼち頑張って更新して行きます。
感想もらえると嬉しいです。


ではまた。
hinata ( 2018/01/07(日) 21:05 )