R's














小説トップ
第1章
15話



出し切って、理佐の口から俺のモノを抜くと、慌てて側にあったティッシュを理佐に渡す。


理佐はしかめっ面で、白濁液を吐き出した。


理佐「…苦い。」
理央「そこまでしなくて良かったのに…。」
理佐「…悔しいじゃん、私だけ気持ち良くされたら。…どうだった、初めてでしょ?口でされるの。」
理央「…ああ、気持ち良かった、凄く。」
理佐「…ふふ、良かった。…ねえ、理央。」
理央「何?」
理佐「…最後までして。」
理央「…本気で言ってる?」
理佐「…お願い、理央…。」
理央「…分かった。ちょっと待って。」


俺はサイフの中からゴムを取り出し、先程出したばかりにも関わらず、硬さを保ったままのモノに被せた。


理佐「…何でサイフに入ってるの?」
理央「悠がくれた。『男子たるものなんちゃら』って言って。聞き流してたからよく覚えてないけど。」
理佐「…ふうん。」
理央「不満そうだな。」
理佐「それ使うの初めて?」
理央「ひとつしかもらってないからな。持ってなかったら、これ以上はしないし。」
理佐「…じゃあ許す。…来て理央。」



俺はゆっくりとソレを理佐の奥に進めていった。


理佐の秘部が俺のモノを呑み込むと、先程とはまた違う快感が俺を襲う。


理央「…動いていいか?」
理佐「…うん。理央…。」
理央「何だ?」
理佐「…ぎゅってして?」


俺は理佐の背中に腕を回し、しっかりと抱きしめる。
そして理佐の腕が俺の首に回ってから、ゆっくりと腰を動かし始める。



部屋の中は、快感が生み出す喘ぎ声と荒い呼吸、そして性器が擦れ合うイヤラシイ音で充満していた。


理佐「…あっ、ねえ、…んっ、理央。」
理央「はぁ、はぁ、何だ、理佐?」
理佐「…キス、して?」



艶やかな表情の理佐に求められるまま、唇を、そして浸入させた舌で口の中も犯す。


すると、先程よりも更に膣が締め付けられ、俺も限界を迎えようとしていた。


理央「…りっ、理佐。もう…、」
理佐「…あっ、私も、…はぁ、んっ、」


理央「…出るっ!」
理佐「…ああっ!」


俺はゴムの中に本日2度目の放出をする。
理佐も肩で息をしていた。




全ての処理をした後、理佐は再び抱きついて来た。


理佐「…理央、あったかい。」
理央「…そうか?激しい運動の後だからじゃないか?」
理佐「そういうのいらない。理央の温もりが落ち着くし、好き。」
理央「…俺も理佐の香りは落ち着く。」
理佐「…嬉しい。…疲れたね、少し寝たい。」
理央「…俺も。じゃあ服着て…、」
理佐「イヤ。このままで。」
理央「親に見つかったら困るだろ?」
理佐「お母さん帰って来るのは6時でしよ?そこまでは大丈夫だから、このままで。ね、腕枕して?」
理央「…分かった。」


右腕を頭の下に入れると、嬉しそうな表情を見せる理佐。


理佐「ありがとう、理央。…今日の事も、前の事も後悔なんてしないでね。…私が望んだ事なんだから。」
理央「…理佐。」
理佐「一緒に寝るなんてホント久しぶり。…おやすみ理央。」
理央「…おやすみ理佐。」


目を瞑ると、あっという間に眠ってしまった理佐の顔を眺めていたが、疲れで間も無く俺も眠りについてしまった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



着替え終わり、


理央「…下に降りたら、いつも通りな。」
理佐「…分かってる。…理央。」
理央「どうかし…、」


理佐の方を振り向くと、唇を奪われる。
そして少し恥ずかしそうに、こう言った。





理佐「2人きりの時は…いいよね?」


■筆者メッセージ
区切りの良いところまで更新しようと思って。

hinataです。


さてと、荒れるといわれた天候も安定してるし、良い正月を迎えてます。


皆さんも平和かつ楽しいお正月をお過ごし下さい。

ではまた。
hinata ( 2018/01/02(火) 10:24 )