齋藤飛鳥
木枯らし


「あら?てっきり寒さで縮こまっていると思ったんですけど」
「粗末な早漏ペニスが、もう無様におっ勃っているんですね……」
「こんなに血管を浮き上がらせて……」
「お射精犬には、そんな繊細な神経は通っていないのでしょうね」

朝から木枯らしが吹く、寒い日だった。
女子の服装は大体、マフラーにストッキング。
飛鳥も同様に、すらりと伸びた美脚を黒のストッキングに包んでいた。
なぜか、生足より、いやらしく見えてしまう……。
手で弄くられながらも、飛鳥のストッキングに包まれた太ももを、チラチラと盗み見た。

「ワタシの脚が気になるんですか……?」
「この間、パンツを凝視して、お仕置きされたのに、凝りないんですねぇ……」
「そんなに好きですか?同級生の、ストッキングに包まれた太ももが」
「ふふ、JKの太ももが大好きなせんずり早漏包茎犬だなんて……」
「終わってますよ、アナタ」

一切感情のこもっていない、冷酷な目線で言いながら、飛鳥は僕の勃起しきったペニスを、ぐい、と引っ張り、
そしてそのまま……ストッキングに包まれた、飛鳥の太ももの間に……ペニスを差し入れた……。

「アナタのお射精寸前ペニス、ワタシの太ももの間に、飲み込んでしまいました」
「ふふ、どうです?夢に見た、太ももの感触は?」
「太ももの間で、ドクンドクンと、亀頭が脈打つ音が聞こえますよ?」
「アナタのペニスが、内太ももの肉に圧迫されて……」
「ワタシの太ももに……ペニスの形が残ってしまいそうです」

包皮から露茎しきったずる剥けの亀頭全体が、飛鳥のストッキングごしの太ももに圧迫されて……この世のものとは思えない感触だった……。
柔らかくて張りのある太ももに飲み込まれた、僕のペニス。
触感的にも、視覚的にも、最高のシチュエーションだった。

「はい、こうして……内ももを……ホンの少し、こすり合わせてみましょうか?」
「しゅっ……しゆっ……って」
「ワタシは膝をこすっているだけなのに……どうして、そんなにアホ面でヨダレを垂らしているんでしょうか?」

しゅり、しゅり……と、
飛鳥の内ももが擦り合わされる。
ストッキングの繊細な網目が、僕の剥き出しの亀頭をこすりあげ、僕は悶絶してしまう。

「ニチャニチャ、みっともない音が亀頭から聞こえますよ?」
「まったく……ストッキングを汚されて……最悪……」
「ほら、ほら、こうやって、激しくこすり合わせたら、どうなるんでしょう?」
「こうですよ……」

ギュリギュリと激しく内ももをこすり合わせる飛鳥。
無防備な亀頭をストッキング越しに蹂躙され、僕は意識が飛びそうなほどの快感を覚える。
固いストッキングの繊維と、その内側の、プルプルと震えるももの感触とが一体となって、僕のペニスを射精へと追い込む。

「膝がガクガクですよ?透明なお汁もこんなにこぼして……!」
「ワタシはちょっとももを動かしてるだけなのに」
「ホントに最弱のペニスなんですね……」

そう言うと、飛鳥は、突然僕の腰をグイ、と自身の身体へと引き寄せた。
その瞬間、
ズリリリリ!
と僕の亀頭は摩擦を受け、飛鳥の太ももを突き抜けた。
飛鳥は太ももで、ギュッと僕のペニスの竿をホールドし、
亀頭を後ろ手で握りしめた。

「まさかストッキングにお射精するつもりでした……?」
「ダメ。アナタが精子を吐き出していいのはワタシの手の中だけ」
「さあ、もう限界でしょう?」
「ストッキング越しの太ももに押さえつけられながら」
「指先一本で亀頭をほじくられて……」
「お射精なさい」

グリッ!
と飛鳥の人差し指が亀頭の尿道口を引っ掻いたその瞬間
僕は射精した。
びゅくびゅくと脈打つペニスの根本を
飛鳥は太ももで、ぎゅっと圧迫し、僕の精子を絞り出した……。

「もう……カウパーでベチョベチョ……」
「このストッキング、捨てていきますね。でも、独りでせんずりコく道具には、しないで下さいね」


薄暮 ( 2017/12/23(土) 15:09 )