平手友梨奈
初手コキ


「ふぅん……?ボクの手でしごかれただけで、こんなになっちゃうんだ?」
「くちゅくちゅ音させて……いやらしいね?」
「毎晩、こうやって、一人で……寂しくしごいてるんだね?」

きっかけは昼休み。
教室の隅で一人、寂しそうにお弁当を食べている彼女に話しかけた。
他のクラスメイトからいじめられているのかな?
でも転校生の僕にも、まだ友達はいないし、
周りの奴らとはノリが合いそうもなかった。
何より……彼女、地味だけど、よく見ると、ちょっと可愛い。
垢抜けたら、一気に美人になるんじゃないかな
そう思った。

「ボクに同情したの?かわいそうだと思って声かけたのかな?」
「大人しくて地味だから、喜んで友達になってくれると思った?」
「残念だったね。いま、キミは、同情した女の子にペニスをしごかれてるんだよ?」
「真っ赤な顔しちゃって……抵抗しないんだね?」
「気持ちいい?ボクの手?ほら、目を見て、気持ちいいです、っていってごらんよ」

放課後、彼女に呼び止められた。
そして……誰もいない教室に連れ込まれて……

「ほら、恥ずかしいお汁がこんなに……糸、引いて」
「亀頭がヌルヌル……おもらしみたい」
「ひいひい言っちゃって……バカみたいだよ、そのアヘ顔」

生まれてはじめての手コキ、しかも今日はなしたばかりのクラスメイトに……
僕は今、どんな顔をしているんだろう。
じっと見つめてくる彼女の目は 笑っていなかった。

「ほら、射精しなよ。男の子」
「ペニスをしごかれてるとこ見られながら、情けなく精液を出しなよ」
「男子は、精液を出す生き物なんだろ?遠慮しなくていいよ」
「自分が同情した、ぼっち女子に、右手一本で屈服させられて」
「お射精、しなさい」

僕はガマンできずに撒き散らした
気を失うほどの快感……

ぐったりと膝をついた僕に、冷ややかな目で彼女は言った。

「出ちゃったね?もうこれで、ボクのものだ」

平手友梨奈
それが、僕の、初めての『手コキ姫』の名前だ。



薄暮 ( 2017/12/18(月) 20:27 )