選抜ステージA
センターは
NGTメンバーを中心に加藤美南のカプセルの回りを大勢の人が囲んでいた。

本来、カプセルが開かなければいけないはずなのに、開かないからだ。

加藤は成仏していく友を見送っているからだ。

ようやく加藤のカプセルが開いた。

「北原さん、柏木さん、みんな。どうして?」

「中々カプセルが開かないから心配したんだよ。」

·「加藤!一つ聞かせてくれ。」

走ってやってきたのは、橘さんである。

·「お前、息子に、遊哉に会ったのか?」

「えぇ。一緒に戦ったんです。」

加藤は笑顔で質問に答えた。

·「そうか。」

聞くことだけ聞くと橘さんはその場を後にした。

「指原さん。」

入れ替わるように指原がやってきた。

「相棒の彼は成仏できた?」

「はい。って!え?」

「家の霊感少女に聞いたの。それに対戦中に言った言葉で彼を成仏させることにしたのよ。」

「ありがとうございます。」

「心配しなくても、仮面ライダーは、」

·『人間の自由の為に戦うヒーローだから。』

·「イグザクトリー!」

「クリスさん。」

「高岩さん。」

今回のバトル選抜でも審査員として、様々な関係者の人々が来ていたようだ。



そして、記者会見の場所へと舞台は移った。

·「次のシングルのメンバーはこのメンバーです。ただし、」

その場にいる全員が秋元プロデューサーの言葉を待つ。

·「諸事情により、センターは指原莉乃、加藤美南のWセンターとします。」

様々なことがあったバトル選抜だが、ようやく終幕となった。

会場は拍手で包まれた。
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■筆者メッセージ
今年のバトル選抜は終わりです。
また来年、気まぐれで書くかもしれません。
そのときに向けて、ブレイド達未視聴ライダーの研究をしたいと思います。
それでは皆さん。グッバイ。
良い夢見ろよ!
Gonbe ( 2017/07/29(土) 21:21 )