松井珠理奈と岡田奈々が鉢合わせした。

「珠理奈さんか。ゆうちゃんやみんなの為にもやるだけやってやる。」

「さぁ、新しい友達を作るぞー！」

二人は燃えているとしか言いようがない目をしていた。

·「スリー、ツー、ワン」

·『変身・・・しゃっ！』

·「サバイブ」

·「ファイヤー」

二人は炎の姿に変化した。

·「シュートベント」

·「リミットブレイク」

炎を飛ばしあうもその威力は互角だった。

「ふふふ。」

突然、フォーゼは笑い出した。

「何が可笑しいんですか？」

·「可笑しいから笑っているんじゃない。嬉しいんだ。後輩や仲間達が本気でぶつかってきてくれるのが。本気を見せ合ったら友達になれる。そういう台詞があったけど、本当だと思った。だから、私も全力で行くよ。」

·「フュージョン」

○

準決勝進出者決定戦のもう一組、指原莉乃と山本彩の戦闘も激しく、二人とも息が上がっていた。

「やっぱり指原さんは強いな。」

フィールドが一瞬、光に包まれるという謎の現象が発生した。

「指原さん。」

「みるきー。なんで？」

「これを貴方に渡す為に。今年の彩ちゃんは普通じゃなくなってしまっているから。」

光が消えると、ドライブの掌中にはシフトフルーツが存在した。

「言われなくても、メンバーをこんな空間から解放するのが私の、私達の目的だから。任せてよ。みるきー。」

·「ドライブ、タイプフルーツ！」

「第六位、仮面ライダー龍騎。岡田奈々」

ドライブがタイプフルーツになるのと同時期に第六位が決定した。

·「必殺(ひっさーつ)！フルスロットル！フルーツ」

「こんなところで終われるかい」

「おりゃー！」

「第五位、仮面ライダーファイズ。山本彩」

·「ナイスドライブ、莉乃。」

「ありがとう。みるきー。」

シフトフルーツは勝負がつくと消滅した。