約束の戦い
山本彩と朝長美桜がフィールドに現れた。
彩は対戦相手が誰か考え事をして歩いていて、朝長は普通に歩いていたのだが、例の放送で、走る羽目になった為、二人共息が荒くなっている。
しかし、体力のあるなしから彩が先に動いた。
「変身」
「変身」
彩がファイズに変身すると、慌てて朝長もナイトに変身した。
·「アドベント」
「未姫ちゃん。」
·「甘いで。・・・スタートアップ」
インペラーの契約モンスターの大群を召喚するも、アクセルフォームの高速移動で片付けられるのだった。
「なら、田名部さん」
「行くで。」
デッキに手を伸ばすナイトに対して、ファイズは制御端末に手を伸ばした。
·「アドベント」
·「バトルモード」
タイガの契約モンスターにファイズはオートバシンをぶつけたのだ。
左グリップであるファイズエッジを引き抜き、ナイトに飛びかかろうとしたファイズは足を止めた。
ナイトの掌中にサバイブ疾風が存在し、風が吹き荒れている為だ。
·「サバイブ。・・・ファイナルベント」
「まだ二台マシンならあるねん。」
そう言ってジェットスライガーを呼び出した。
二台のマシン同士の衝突でナイトは吹き飛ばされた。
ナイトが再び立ち上がったとき、ファイズはブラスターフォームになっていた。
「これで決まりや!」
カードを引くがその手とカードが召喚機に入ることはなかった。
「第十一位、仮面ライダーナイト。朝長美桜。」
変身解除し、無言で彩はフィールドを後にした。