流石
二組目が遭遇したのは同時だった。
赤コーナー、指原莉乃(ドライブ)。
青コーナー、大家志津香(アクア)。
『変身』
·「ドライブ、タイプトライドロン」
「仮面ライダーアクアです。」
大家はドライブドライバー(ベルトさん)によって音声が発せられたことから、声質を変えて自己紹介をした。
「ベルトさん。速く片付けましょう。」
·「あぁ。」
おふざけに走りだしたアクアにドライブは戦闘態勢をとる。
·「ダンプ、ミキサー、グラビティ。タイヤかき混ぜーる。工事現場!」
「止めてよ。さっしー。」
被害者の口調でアクアは攻撃中止をドライブに訴えるが、指原とベルトさんの目的は去年から変わることはない『メンバーのこの世界からの解放』である為、躊躇はなかった。
·「
必殺!スピード砲!」
「流石、昨年優勝者。私の屍を越えて行きなさい。」
「第十五位、仮面ライダーアクア。大家志津香」
·「ナ、ナイスドライブ。莉乃。」
「確かに勝ったのに変な感じはあるね。」
·「心配かい。奈子ちゃんが。」
「まぁ。」
·「ここで立ち止まるのは君らしくない。」
「そうですね。次に行きましょう。」
指原は次の相手に会うべく、再び歩きだした。