突破口
オーズ、ガタギリバコンボで敵を倒した横山由依は疲労感を感じていた。
「おーい。横山。」
「たかみなさん!?」
「横山。大切な話があるの。」
高橋みなみさん曰く、敵は鏡の中から出てきているらしい。
龍騎系のライダーの力で鏡の中、ミラーワールドを調べ、その元を断たないことには勝機はないらしい。
メンバーにメッセージを一斉送信する横山総監督。
しかし、このメッセージによって、メンバーの様々な思いが交錯する。
朝長美桜がその例であろう。
「変身」
ナイトに変身した朝長を村重杏奈がそうはさせるかと妨害にきた。
「変身・・・点眼。目が潤う。三蔵」
ネクロムに変身、三蔵アイコンで猿、カッパ、豚を召喚した。
「朝長さん。私が」
ダークドライブ−−奈子がやってきたがその影響で近くの鏡が割れた。
「私も力貸すけん。」
「私も。はなちゃん早く!」
声の主である兒玉遥、穴井千尋は高速移動で兒玉が猿、穴井がカッパを引き離した。
「へ、変身。」
フラフラになりながら松岡はなも合流し、NEW電王に変身した。
「豚は任せて。」
「勿論!」
「みんな、ありがとう。」
朝長は鏡を探して走り出した。
兒玉ことカブトは猿を離したところでクロックオーバーになったが、猿を睨み付けることを止めなかった。
それはマッハの穴井もNEW電王である松岡はなも同じだった。
「必殺!フルスロットル!スーパーフレア!」
「なんで同じグループのメンバーに邪魔されるのかが解らない。」
村重はメッセージを読んでいなかった為に、朝長を妨害にきたのではなく、ただ戦いたかっただけだったのだが、間が悪かった。
「「ナイス。ドライブ!」」
「ちーちゃん。待って。話したいことがいっぱいあるの。」
「はるっぴ。無駄口を叩いている暇があったら、他のメンバーのフォローに行きなさい。現実空間でいくらでも話すから。」
そう言って、穴井はその場を後にした。
(はるっぴ。さっしーは強いよ。)
メンバーの攻防はまだまだ続く。